公務員の仕事のリアル

公務員は本当にホワイト?基本はホワイト、でもブラック要素もある

こんにちは!元公務員のHiroshiです。

公務員ってホワイトのイメージがあるけど、本当にホワイトなのかな?

世間ではホワイトなイメージのある公務員。

しかしその一方で、「本当に世間で言われているほどホワイトなのか」と気になる方もいらっしゃいますよね。

本記事では、そんな疑問に答えていきます。

 

本記事の内容

  • 公務員はホワイトなのか→「ホワイト」をどう定義するかで変わる
  • 公務員のホワイトな部分
  • 公務員のブラックな部分

元公務員(県庁職員)である筆者がくわしく解説していきますので、ぜひ参考にしてみてください。

 

※動画でも話しているので、文字を読むのが面倒な方はぜひどうぞ。

公務員はホワイト?ーA.「ホワイト」の定義によって変わる

公務員はホワイト?ーA.「ホワイト」の定義によって変わる

「公務員がホワイトか」については、「ホワイト」をどう定義するかによって異なります

 

ホワイトといえば、安定した給料!あとはしっかり休みがとれることかな!

このような方にとっては、公務員はホワイトと言えるでしょう。

給料は年功序列で上がっていきますし、ボーナスも1年に給料の4ヶ月分ほどが支給されます。

また、土日祝日が休みなのに加えて、有給休暇の取得数も民間よりも多いです。

(有給については以下の記事も参考にしてみてください)

【経験から語る】公務員は有給休暇が取りやすい!でも例外もあるので要注意公務員は有給が取りやすいか気になりますか?本記事では元県庁職員の筆者が、総務省の有給取得に関する公式統計を解説し、さらに県庁時代の有給取得の体験をふまえながら公務員の有給事情を書いています。公務員になろうと考えている方は必見です。...

つまり、仕事以外の私生活を充実させられるという意味では、公務員はホワイトの要素が強いのです。

 

ホワイトの条件は、適正に評価してもらえること!頑張ったら頑張った分だけ給料に反映してくれるのがホワイトだと思う!

このように考える方にとっては、公務員はホワイトではありません。

前述したように、公務員は給料が年功序列で上がっていくので、頑張っても頑張らなくても給料は横並びです。

40代くらいからは出世や給料に差がつき始めますが、それでも特筆するほど大きな差にはなりません。

数字として実績が残るような仕事も少なく、評価の仕方もあいまいなので、結局は上司に気に入られるかどうかが出世の基準。

つまり、仕事を適正に評価し、給料に反映してもらうという意味では、公務員はブラックなのです。

 

以下では、公務員のホワイトな部分とブラックな部分について、さらに詳しく解説していきます。




公務員のホワイトな部分

公務員のホワイトな部分

公務員のホワイトな部分について深掘りして説明していきます。

安定した収入

公務員は言わずもがな給料が安定しています。

生活するには全く困らないだけの給料が毎月振り込まれますし、ボーナスも年に2回(それぞれ給料の2ヶ月分ほど)出ます。

毎年給料が上がっていく(下がることはない)ので、給料の安定性は抜群といえるでしょう。

なお、公務員の給料については以下の記事でも解説しているので、あわせてご覧ください。

【完全版】国家公務員の年収・給料・ボーナス総まとめ【年齢別・総合職/一般職】本記事では、国家公務員の年収・給料・ボーナス・退職金・生涯賃金について、政府から発表されている統計をもとにまとめています。本記事を読めば、国家公務員の収入に関する情報が完璧に理解できるので、必見の内容となっています。...
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クビにならない

公務員というのは法律(国家公務員法・地方公務員法)で守られている身分です。

そのため、法を犯すような不祥事(薬物とか横領)を起こさない限り、絶対にクビにはなりません。

極端な話、全く仕事をしないでダラダラと定時まで過ごしていてもいいんです。

クビにならないのに加え、前述のように給料も上がっていくので、雇用の安定性は抜群かと。

充実した福利厚生

  • 各種手当(地域手当・扶養手当など)
  • 土日祝日が休み
  • 5日間の夏季休暇
  • 結婚休暇
  • 産休・育休
  • 男性の育児参加休暇
  • 介護休暇
  • 90日間の病気休暇(療養休暇)
  • 最大3年間も休職できる

公務員の福利厚生を思いつく感じでザッと挙げてみました。

充実した私生活を過ごすための福利厚生はかなり整っていますよね。

福利厚生の手厚さは、公務員がホワイトと言われる大きな要因かと思われます。

社会的な信頼が高い

公務員は社会的な信頼が高いため、高額なローンでもすぐに通ります。

ローンの審査にめったに落ちないというのは、住宅や車を購入するときにはかなりありがたいでしょう。

また、公務員というだけで、初めて会った人からも「ちゃんとした人」という認識を持たれやすいです。

公務員は社会的な地位がかなり高い職業なので、普段の生活の中でもメリットがあると言えますね。

公務員のブラックな部分

次に、公務員のブラックな部分について深掘りしていきます。

人事評価が曖昧

公務員は人事評価があいまいなので、頑張ってもそれが評価に反映されない場合が多いです。

というのも、公務員にはノルマのような客観的に評価できる基準がないから。

一応「業務目標」のようなものはありますが、目標はあくまで自分で設定するものですし、公務員は「数字」で評価できる仕事が非常に少ないです。

そのため、結局は上司に気に入られるかどうかが出世の基準になります。

評価基準が属人的かつ非常に曖昧なので、頑張った分が適正に評価されないという意味では、公務員はブラックと言えるでしょう。

頑張っても給料が横並び

公務員の給与体系は年功序列。
同期みんなが横並びで上がっていきます。

頑張っている人も頑張っていない人も給料に大きな差はつきません。

頑張れば出世できる可能性が広がるというのもありますが、差がつきだすのは40代に入ってから。

頑張った人とそうでない人で、給料面で本当に明確な差が出るのは、課長くらい(50代)になってからです。

 

また、出先でボーッとしている50代の職員が、圧倒的にがんばって成果を出している20代の倍以上の給料をもらっていることも。

「頑張ったら頑張った分だけ給料に反映させてほしい」と考えている方にとって、頑張っても見返りが少ない公務員はブラックといえるでしょう。

残業が多い&残業代が出ない

公務員は定時で帰れると思っている方も少なくないと思いますが、残業が非常に多い場合もあります。

霞ヶ関が不夜城なのは有名ですし、地方公務員でも部署によっては月に100時間以上の残業をこなしていますよ。

また予算に限りがある関係で、残業代は満額出ません

仕事(残業)をした分のお金がもらえないという意味で、公務員はブラックの要素もあります。

 

しかも、デキる人のところに仕事が集まり、逆にできない人・やる気がない人は定時帰りの場合も少なくありません。

個人によって仕事の負担がかなり違うのです。

仕事の負担が重いのに、定時に帰っている人ともらえる給料が大差ない(残業代があまり出ないから)というのは、正直やってられないと思う方もいるでしょうね。




公務員は客観的に考えるとホワイト。だがブラックだと感じる人もいる

公務員は客観的に考えるとホワイト。だがブラックだと感じる人もいる

公務員のホワイトな部分・ブラックな部分を書きましたが、総合的に考えると公務員はホワイトだと考えられます。

私生活を過ごす上ではメリットが大きいですし、また待遇面も決して悪くありません。

収入でも福利厚生でも、公務員よりもホワイトな民間企業の方が圧倒的に少ないでしょうしね。

 

とはいえ、公務員の給与体系や評価方法に対してブラック的な要素を感じる人も決して少なくありません。

「頑張った分だけ適正に評価してほしい」という方にとって、公務員として働くことは息苦しさを感じるでしょう。

 

まぁどんな仕事でもそうですが、ホワイトな部分とブラックな部分があるもの。

「公務員になろうかな」と考えている方にとって、本記事が少しでも参考になれば幸いです。

今回は以上になります。ありがとうございました。

以下のnoteでは、僕の2年間の公務員経験から「受験前・入庁前に知っておきたい、公務員のリアルと未来」を書いています。

公務員になる方・公務員を考えている方が絶対に知らないと後悔することを詰め込んでいるので、気になる方はぜひどうぞ。

受験前・入庁前に知っておくべき、公務員のリアルと未来