公務員の休暇・休職

【経験から語る】公務員は有給休暇が取りやすい!でも例外もあるので要注意

こんにちは!元公務員のHiroshiです。

公務員って有給取りやすいのかな?海外旅行にも行きたいんだけど…

公務員になろうかなと考えている方にとって、「どれくらい有給が取りやすいのか」は気になるところですよね。

僕も公務員になる前(大学生時代)は、有給の取りやすさを非常に気にしていました(笑)。

そこで本記事では、

  • 公務員の有給休暇について(取れる日数や取得状況のデータ)
  • 実際に公務員は有給休暇が取りやすいのか
  • 有給休暇以外の公務員の休暇

について、元県庁職員のHiroshiが解説していきます。

国が出している公式の統計資料と、元県庁職員の僕の経験談をふまえて書いていきますので、ぜひ参考にしてみてください。

公務員の有給休暇は何日もらえるの?【1時間単位から取得可能】

公務員の有給休暇は何日もらえるの?

公務員の有給休暇は年間20日もらうことができます。

なお、有給は2年で時効により消滅するので注意が必要です。

MAXでも40日までしかため込んでおけないということですね。

ちなみに、民間企業等だと新人は最初は有給がもらえないケースも多いかもしれませんが、公務員は入庁した段階から15日(自治体によっては20日)の有給がもらえます

公務員は有給を1時間単位で消化できる

公務員の有給自体は年間20日と民間と同じなのですが、公務員の有給のすばらしいポイントとして、1時間単位から取得できるんです。

  • 病院に行くのに途中2時間抜ける
  • 午前中だけで仕事を切り上げ、午後は有給を使って休む
  • 飲み会の次の日の午前中は休んで、午後から万全の状態で仕事にのぞむ

こんな感じで自由に有給休暇と業務を組み合わることができます。

僕もちょっと仕事が早く終わった日には2時間くらい早めに帰ったり、前日に飲み過ぎた日には1時間遅れで出勤していたりしました(笑)。

周りの職員にも、業務に余裕があるときや用事があるときには時間給を使っていた方が多かったですね。

公務員の有給休暇の取得状況は?

20日の有給がもらえる公務員ですが、実際にどれくらい使っているのでしょうか?

総務省が発表している「平成29年度地方公共団体の勤務条件等に関する調査結果」では、以下のように発表しています。

公務員の有給取得状況

国家公務員でも地方公務員でも、民間よりも有給取得が促進されているのが分かります。

2019年から法律で「有給5日間以上の消化」が義務化されたので、まずは「官」である公務員が手本を見せようというのが見て取れます。

公務員になれば年間で10日以上は有給が取れるってことか〜

そう考える方も多いかもしれませんが、一概にそうとは言えません。

なぜなら、この数値はあくまでも「平均」だから。

実際の有給取得事情や、有給休暇は本当にとりやすいのかについては、次のところで詳しく書いていきます。




本当に公務員は有給休暇がとりやすい?有給事情をぶっちゃけます

本当に公務員は有給休暇がとりやすい?有給事情をぶっちゃけます

先ほどの平均有給取得数をもう一度見ておきます。

  • 都道府県:12.1日
  • 政令指定都市:13.8日
  • 市区町村:10.7日
  • 国家公務員:14.4日
  • 民間:9.3日

数値があわらす通り、公務員は有給休暇がとりやすいと言えるでしょう。

しかし、本当にここまで有給がとれるのかについては、これはぶっちゃけ部署や個人によるとしか言えないですね。

 

つまり、激務の課の人だと有給を使う余裕なんてありませんが、一方で出先機関や本庁のヒマな部署の人などは有給が取りやすく、フル消化も可能ということです。

(出先から異動してきた先輩は、出先のころはフル消化してたくさん旅行していたと言っていました)

 

例えば国家公務員でいうと、有給取得数が平均で14.4日という高い数値を記録してますが、霞ヶ関の官僚がそんなに休んでいるわけがありません。

これはおそらく、地方の庁舎に勤務している国家公務員が有給をたくさん消化していることで、数値が押し上げられているものかと思われます。

 

また、僕のいた県庁でも、忙しい部署(財政課や秘書課、保健福祉関係部署)は、あまり有給をとることができないと聞いていました。

つまり、諸々の事情を考慮しての「平均11日」ということを覚えておきましょう。

実際に公務員はどれくらい有給をとってる?

僕の県庁時代の肌感覚ですが、10日以上有給を消化している方はかなり少なかったように感じますね。

本庁の中ではさほど忙しくない部署(産業振興系)でしたが、多くの方が10日に満たなかった印象です。

全体として「休めるときには休もう」という方が多かったですが、仕事の予定や業務量の兼ね合い的に、10日以上休むのは難しいようです。

ちなみに僕は、なるべく休もうと心がけてはいましたが、それでも10日くらいしか取れませんでした。

 

同じ部署でも業務量によって、有給取得数に大きな差があります

公務員の仕事はチームで行うというより、事業ごとに担当者が配置される感じなので、その事業のボリュームによって業務量が全く違うんですよね。

当然、ボリュームの大きい業務を担当している職員は仕事も忙しいために有給もあまり取れませんが、担当業務のボリュームが小さければ、有給取得もしやすいです。

ちなみに、役職が上の人ほど休む日数が少ない印象がありました。

課長補佐以上だと責任も大きいですし、なにより仕事が好きな人も多いように感じますね。

僕の県庁時代の課長は2人いたのですが、2人ともほとんど有給はとっていなかったと記憶しています(後述する夏季休暇などはとっていましたが)。

公務員の有給の取り方は?理由は聞かれたりするの?

公務員って有給を取るときに上の人から何か言われたりするのかな?

やるべき仕事をしっかりやっていれば、有給を取るときに文句は一切言われません。

少なくても僕は一度も言われたことがないですね。
むしろ「積極的に取得するように!」と言われていたので。

 

休む際にはシステムから申請するようになっており、申請前に上司に確認をすることが通例だったのですが、

Hiroshi
Hiroshi
明日有給とってもいいですか?
上司
上司
いいよ〜ゆっくり休みな〜

という流れが通例でしたね。

 

出張などで人が少ないときには、電話対応などのために残って欲しいと言われることはたまにありましたが、休むことに対して文句を言われたりすることはないです。

特に理由を聞かれることもなく、申請すれば即承認されます(たまに「デート?」などとイジられることはありましたが)。

つまり、職場や上司の雰囲気的には有給をとりやすいと言えるでしょう(業務量とはまた別の話です)。




有給休暇以外の公務員の休暇

有給休暇以外の公務員の休暇

公務員は土日祝日が休み、かつ有給休暇がありますが、それ以外にも代表的なものとして「夏季休暇」と「年末年始休暇」があります。

公務員の夏季休暇とは

夏季休暇は、7月〜9月の間に与えられる5日間の休暇のことです。
自分が好きなときに休めます。

公務員はお盆休みはないのですが、その代わりに夏季休暇があるイメージですね。

 

お盆のところにそのまま夏季休暇をぶつけることもできますし、あえて違うときに夏季休暇をとって、格安で旅行をすることもできます。

年齢が上の人ほど、お盆に夏季休暇を取る方が多いです。

 

逆に若手職員は、あえてお盆には出勤し(お盆はヒマです)、お盆明け〜9月頭くらいに旅行に行く人が多かったです。僕も海外に1人旅に行きました。

なお、この夏季休暇はほとんどすべての職員が5日間使うようになっています。

公務員にお盆休みはありません【なくても全然OK】公務員にはお盆休みがありません。でも代わりに夏季休暇があるので問題ナシ!本記事では、お盆休み中の公務員の仕事事情や夏季休暇のメリットをご紹介しています。...

公務員の年末年始休暇について

年末年始休暇は12月29日〜1月3日の6日間与えられる休暇です。

土曜日や日曜日がうまく重なれば、年によっては最大9連休になりますね。

この間は役所自体が開いていないので、職員は全員お休みです。

 

なお、年末年始は業務が落ち着いていることが多いので、有給休暇をくっつけて連休を多く取るよう推奨されます。

年末年始やGWなどで積極的に有給を取得しないと有給休暇の取得数が伸びないため、管理する側の上司も積極的に呼びかけている印象でした。

【法律で規定】公務員の年末年始休暇は何日?2019〜2020年は9連休!本記事では、公務員の年末年始休暇について書いています。休暇は何日あるのか、また直近の年末年始は何連休なのかはもちろんのこと、公務員の年末年始の仕事事情まで書いているので、必見です。...

公務員の有給休暇事情に関するまとめ

本記事の内容をまとめます。

  • 公務員は年間の平均有給取得日数が12日程度になっている
  • この数値は民間企業よりも多いため、全体として公務員は有給が取りやすい
  • しかし、部署や個人によって有給取得数は大きく異なるのが実態
  • 公務員は有給のほか、夏季休暇や年末年始休暇があり、これらはほぼ全員の公務員が取得する

部署にもよりますが、全体として公務員の休暇はかなり恵まれている方なので、海外旅行に行くことも十分可能です。

今回は以上になります。ありがとうございました。

以下のnoteでは、僕の2年間の公務員経験から「受験前・入庁前に知っておきたい、公務員のリアルと未来」を書いています。

公務員になる方・公務員を考えている方が知らないと確実に後悔することを詰め込んでいるので、気になる方はぜひどうぞ。

受験前・入庁前に知っておくべき、公務員のリアルと未来