こんにちは!元公務員のHiroshiです。
こんな悩みを持っている方向け。
「公務員になりたい」と思っている大学生は多いと思いますが、具体的に何から始めるべきか疑問に感じていませんか?
本記事では、公務員になりたい大学生がやるべきことについて、順を追って解説していきます。
ちなみに、この記事を書いている僕は新卒で県庁に入庁した経歴を持つ元公務員です。
2年で退職しましたが、経験に基づいたお話しができると思いますので、ぜひ最後までお付き合いください。
Contents
公務員になりたい大学生がやるべきことは、まず理由の整理

漠然と「公務員になりたい」と考えている大学生は多いかと思いますが、まずはその理由を整理するべきです。
なぜなら、なんとなく「公務員になりたい」と考えているだけだと、どうしても挫折しやすいから。
自分の中でなりたい理由が整理することによって、目的が明確化するのでモチベーションも上がります。
となると、長期戦となる試験勉強も粘り強く継続できますし、公務員になってからも仕事を頑張れるはずです。
公務員になりたい理由は特に何でもいい
ちなみに、公務員になりたい理由なんて何でもOK。
「公務員として〇〇がやりたい!」みたいな理想がなくても良いと思います。
- 広範囲の転勤がないから
- リストラや減給の心配・プレッシャーがなく、心にゆとりを持って働けるから
- 休みがきっちり取れて、福利厚生も充実しているから
- 地元に戻りたい(or 残りたい)から
おそらく、こんな感じの理由になる人が多いですかね。
いずれも公務員の仕事にはあてはまる内容です。
公務員は割と残業があったりするので、必ずしも楽な仕事ではないですが、職員を守る制度や職場環境は充実しています。
「なんとなく安定していそう」ではなく、上記のような具体的な理由によって公務員になりたいと思っているのであれば、それでOKです。
ちなみに実際の試験においても、立派な志望動機は不要です。
(それが理由はなんでもいいと申した理由でもあります)
志望動機なんていくらでも作れるので、別にあとから対応できます。

自発的な理由がおすすめ
もう1つ言っておくと、自らの意思で「公務員になりたい」理由がある方が良いです。
大学生とかだと、親や親戚から「公務員は良い」的なことを言われることもあるでしょう。
でも、それに影響されて「公務員になろうかな」ではあまり良くないですね。
それだと単純に勉強のモチベーションが湧きづらいですし、公務員になってからも「なんか違う感」を抱いてしまいがちだったりするので。
きっかけは周りの発言でもいいですが、「自分なりに公務員になりたい理由があるか」「公務員に魅力を本当に感じるか」をよく考えてみてください。
大学生がやるべきこと①:何の公務員になりたいか決める

公務員になりたい理由を整理したわけですが、、公務員といっても色々あります。
- 国家公務員:総合職・一般職
- 国家専門職:国税専門官・財務専門官・労働基準監督官など
- 地方公務員:都道府県庁・特別区・政令市・市役所・町村役場
- 警察官
- 消防士
例を挙げるとこんな感じ。
「公務員ならば何でもいい」と考えている人はあまりいないですよね。
なので、「公務員になりたい」と思ったら、まずはご自身が具体的に何の公務員になりたいのかを決めていきましょう。
ちなみに、公務員試験は無料な上に併願も可能だったりするので、なりたいと思う公務員の職種をいくつかピックアップしてもOKです。
参考:年収も載せておきます
職業・職種を決めるうえでは、年収も重要な要素。
ということで、以下の記事にて自治体ごと・年齢ごとの年収データをまとめています。
国の公式統計から算出したので、かなり参考になる部分が多いはず。

大学生がやるべきこと②:公務員試験に関する情報収集

受けるところを決めたら、次は情報収集です。
集めるべき・知るべき情報は以下のような感じ。
- 試験の種類(大卒 or 高卒 / 一般枠 or 社会人枠)
- 科される試験・科目
- どんな問題が出題されるか
- 試験のスケジュール
- 受験資格(年齢制限など)
- 難易度や倍率
職種や試験によってレベルや受験資格も違ったりするので、ご自身が受ける試験に関する情報をいろいろ集めましょう。
この辺を知っておかないと対策のしようがありません。
また情報収集をせずに勉強をしても、それが無駄になる可能性もあるので、忘れずに行ってください。
受験ジャーナルがおすすめ
情報集めは割と大変なので、やる前から挫折しそうになるかもしれません。
ネットには情報は色々転がっていますが、調べるのも大変ですし、その情報がアップデートされているかも分かりませんし…
そこでまずは「受験ジャーナル」を購入するのがおすすめ。
受験ジャーナルは、公務員試験の参考書で有名な「実務教育出版」が出している月刊紙です。
受験ジャーナルの「学習スタートブック」は、最新傾向をふまえて情報が詳しく出ているので、学習の手始めにぴったりですよ。
大学生がやるべきこと③:勉強方法の決定

受ける自治体が決まり、かつ一通り情報収集ができたら、次は勉強方法を決める必要があります。
勉強方法は大きく分けて「予備校」と「独学」の2つです。
予備校と独学について
- 予備校:テキストや勉強方法・スケジュールなど、合格までの道しるべを用意してくれる。サポートを受けつつ対策できるが、お金がかかる
- 独学:お金は抑えられるが、使うテキストや勉強スケジュールなどを自分で決める必要があり、負担は大きい。
上記のとおり。
まぁお金がかかる分、予備校の方が圧倒的に挫折しにくく、楽ではあります。
なお、独学か予備校かを決めるに際しては、公務員試験は予備校・独学のどっちを選ぶべき?独学が向いている人とはも参考にしてください。
無料でもらえる予備校の資料には最新情報が豊富にあるので、単純に情報収集としても超使えます。
予備校に入るかどうかは別に、勉強の手始めにとりあえず資料をもらっておくのは超おすすめです。
→資料請求をしてもしつこい勧誘はこないですし
(以下で予備校について詳しく紹介しています)

予備校で勉強して公務員になりたい人へ
予備校で勉強することを決めた人が次にすべきことは、「予備校選び」です。
公務員予備校の徹底比較。あなたのおすすめはココ!にて、おすすめの公務員予備校を5つ比較しています。
なお、予備校選びでは「相性」が最重要です。
無料の資料を請求をして、気になるところに教室見学に行く等して、相性を見極めて決めるのがおすすめです。
独学で勉強して公務員になりたい人へ
独学で勉強をする際には大事なのは、「勉強の指針」です。
予備校に通えば、勉強スケジュールや勉強法などの「学習の指針」に関するサポートを受けることができますが、独学だとそれがありません。
この指針をミスってしまうと、「勉強しているのに全然できるようにならない」なんてことも十分あり得ます。
そうならないためにも、以下の記事を参考にどうぞ。
独学での勉強方法・スケジュールを解説した記事

なお、より詳しい勉強の指針が欲しいという方にはこちらのnoteがおすすめ。
noteでは、「いつ何をすべきか」をより具体的に解説するとともに、独学で首席入庁した僕の問題集の解き方・使い方を、実物のノートとともに詳しく書いています。
ぶっちゃけブログ記事でも十分有益かと思いますが、内容の充実度ではnoteの方が優っている(2万5,000字以上のボリュームです)なので、独学が不安な方はぜひ。
【まとめ】大学生が公務員になるには、理由の整理→情報収集→勉強をやるべき

本記事でも触れたとおり、公務員になりたい大学生がやるべきことは以下のステップです。
- 公務員になりたい理由の整理
- 何の公務員になりたいか決める
- 公務員試験に関する情報収集:②とあわせて受験ジャーナルが超使える
- 勉強方法(予備校 or 独学)を決める
ここまでのステップを踏んだら、ゴリゴリ勉強を繰り返しましょう。
とにかくまずは、理由を整理しつつ、情報を集めながら受験先を決めましょう。
このままページを閉じても何も変わらないので、予備校の無料資料なり受験ジャーナルを手に入れることから始めてください。
動き始めた人から、合格に近づいていきますよ。
