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公務員試験tips

【難易度ランキング】公務員試験のレベルを大学受験の偏差値で例えると?

こんにちは!元公務員のHiroshiです。

公務員試験っていろいろな試験種があるけど、それぞれ大学受験の偏差値で例えるとどれくらいなんだろう?
公務員試験の難易度ランキングが知りたい

 

公務員試験を受ける方の中には、偏差値・難易度ランキングが気になる人も多いはず。

僕も大学生の頃は「県庁の難易度は大学の偏差値だとどれくらい?」と調べてましたね。

そこで今回は「公務員試験の難易度と大学受験の偏差値」をテーマに取り上げます。

 

本記事の内容

  • 【難易度ランキング】公務員試験のレベルを大学受験の偏差値で例えると?
  • 公務員試験に学歴はマジで関係ない
  • 難易度や偏差値から考える、公務員試験の勉強方法

この記事を書いている僕は、偏差値65くらいの国立大学出身の元県庁職員です。

僕自身の経験・知り合いの話・YouTube視聴者の声などをふまえて書いています。

 

3分ほどで読めるので、ぜひ最後までお付き合いください。

【前提】偏差値が低い=簡単な公務員試験ではない

前提をお伝えしておくと「偏差値が低い=簡単」とは言えません。

どの試験でも努力は必須ですし、人によって難しさを感じるポイントが違うからです。

例えば、教養のみの市役所は勉強の負担が小さいので、偏差値的には低め。
ただ、その分面接重視の傾向が強く、面接の回数が多い場合もあるので、一概に簡単とは言えません。

むしろ面接重視の傾向が強い方が、より難しいと感じる方も少なくないはず。

 

つまり、偏差値の高いor低いは、あくまで1つの指標に過ぎません。

(基本的には筆記試験の負担・合格者の大学レベルを元に考えただけですし)

Hiroshi
Hiroshi
特に2次試験以降は面接官の心象・相性にも左右されるので、大学受験のように単純な偏差値では測れない部分もあります。

当ブログのみならず、他のサイトにもよく偏差値表がありますが、総じて鵜呑みにしすぎない方が良いかと。

【難易度ランキング】公務員試験のレベルを大学受験の偏差値で例えると?

公務員試験の難易度を、大学受験の偏差値で例えてみた【主に行政職】

公務員試験の難易度を、大学受験の偏差値に例えて考えました。

人によって異論はもちろんあると思いますが、あくまで「目安」と考えてください。

 

公務員試験と大学受験偏差値の対応

試験種 大学受験の偏差値
国家総合職(上位) 偏差値75程度
(東大・京大レベル)
国家総合職(その他) 偏差値70程度
(旧帝上位・早慶上位レベル)
国家一般職(上位)
東京都庁
偏差値65程度
(旧帝大〜早慶レベル)
地方上級(県庁や政令市)
国家一般職(その他)
国家専門職
偏差値60程度
(上位国立・上位私大レベル)
市役所 偏差値55程度
(地方国立・中堅私大)

すごーくざっくりした指標です。

ただ僕の経験や僕の知り合いに聞いた中では、だいたい上記のイメージですね。

Hiroshi
Hiroshi
割と合っているんじゃないかなと思います。

それぞれについて、軽く触れていきます。

国家総合職(上位)の難易度:大学受験偏差値75程度

国家総合職は、最高峰の難易度を誇る公務員試験。

中でも財務省・警察省・経済産業省・総務省などの「上位省庁」は特に難しいです。

難易度の高い試験を突破した後に、より厳しい官庁訪問が待っているので、まさにエリートの競争です…

大学受験で言ったら、東大・京大・一橋といった最高クラスでしょう。

ここに異論はないと思います。

国家総合職(その他)の難易度=大学受験偏差値70程度

次点には、その他の国家総合職・裁判所事務官総合職・衆議院(参議院)総合職など。

大学受験の偏差値で考えると、70程度に相当するかなと思います。

  • 旧帝大の上位クラス:阪大や名古屋大
  • 早慶の上位学部(早稲田政経・法や慶応法・経済など)

対応する大学・学部は上記ですね。

財務省や警察庁に比べると少し下がりますが、それでも十分に高難易度です。

国家一般職(上位)・東京都庁の難易度:大学受験偏差値65程度

国家一般職の上位省庁や東京都庁は、旧帝大や早慶レベルが該当するかと。

国家一般職の中でも、経済産業省・総務省・特許庁等は人気です。

実際に僕の知り合いでも、人気省庁に内定をもらった人は、地方上級を蹴って国家一般職として入省していました。

必然的に官庁訪問のレベルが高くなるので、他よりも1つ上の扱いにしました。

 

また都庁は他の道府県庁と違って、専門試験が記述式です。

国家総合職が第一志望の受験生がよく併願するため、ワンランク上だと思われます。

Hiroshi
Hiroshi
2021年の試験では募集人数が減り、より競争が激しくなると予想されるますし。

地方上級・国家一般職・国家専門職の難易度:大学受験偏差値60程度

次点に地方上級・国家一般職・国家専門職です。

具体的には以下の試験種ですね。

  • 地方上級:択一式の専門試験が課される県庁・政令市・特別区など
  • 国家一般職:総務省・経産省・特許庁等の人気&上位省庁以外
  • 国家専門職:国税専門官・財務専門官など

目安としては、大学受験偏差値65〜60くらいが該当する印象。

上位国立大学・早慶の下位学部・MARCHや関関同立クラスの私大レベルですね。

Hiroshi
Hiroshi
このあたりの試験は、公務員志望者の中でも受験する人・目指す人が特に多いゾーンかと思われます。

 

なお、ここまでの試験種は専門試験・教養試験の両方が課されます。

勉強の負担も大きく、難易度的には高めです。

他のサイトだと、上位県庁(例:埼玉県庁・神奈川県庁)や上位政令市(例:横浜市・川崎市)等を上のランクにしているものが多いです。

しかし、試験問題・合格までの流れがほぼ同じなので、正直大差ないかと。

上位の自治体(=人口が多い自治体)は定員も多く、その他の自治体と倍率も変わりません。

以上より、ここでは地方上級は1つとして扱いました。

市役所等の難易度:大学受験偏差値55程度

一般的な市役所クラスだと、偏差値は55程度。

地方国立大学や中堅私大クラスが該当する印象です。

筆記試験が教養のみ・SPI等であることが多く、専門ありに比べると必要な勉強量が一気に少なくなるので、難易度的には下がります。

そのためか、よく「穴場の公務員試験」とも言われますね。

関連:公務員試験に「穴場」はない。努力あるのみ【受かりやすい自治体は?】

 

ただ、前述のように筆記の負担が小さい分、面接の難易度が高い場合もあります。

「市役所だから簡単」とは一概に言い切れないので要注意です。




難易度・偏差値は目安。公務員試験に学歴は関係ない

難易度はあくまで目安。公務員試験に学歴は関係な

公務員試験と大学受験偏差値を書きました。

しかし、公務員試験に学歴・大学の偏差値なんて一切関係ありません。

公務員試験で最も大事なのは「努力」

そもそも公務員試験では、学歴は考慮されません。

加えて、公務員試験なんて所詮は「暗記」です。

問題集を繰り返し解いていき、1つ1つ潰していけば確実に合格できます。

つまり公務員試験は、シンプルに努力すれば合格できる試験なんです。

 

実際に僕は、県庁の筆記試験試験では約9割を叩き出して合格しました。

しかし特別なことは何もしておらず、ひたすら問題集を解きまくっただけ。

実体験からも、学歴よりも圧倒的に努力が大事だと断言できます。

Hiroshi
Hiroshi
逆に公務員試験はボリュームが本当に大きな試験なので、たとえ高学歴の人でも勉強をサボったら普通に落ちます。

 

学歴を気にして、ネガティブなことを考えている人もいると思います。

自分はFラン大学だから、公務員試験にはどうせ受からないだろうな…
MARCHから国家総合職は無理だろうな…

しかし、最も大事なのは勉強量。

大学の偏差値が低くても、正しい戦略で努力すれば間違いなく合格できます。

(実際、県庁の同期にもFラン大学出身の人はいましたよ)

 

できない理由・やらない理由を探すのはやめましょう。

すべてあなたの頑張り次第です。

偏差値よりも自分の価値観を重視すべき

公務員試験は、難易度的には上述のランキングになります。

大学受験と感覚的に似ているためか、より偏差値の高い試験を目指しがちです。

しかし、それは正直やめた方がいいかなと。

 

なぜなら、偏差値が高い=自分にとって良い仕事とは限らないから。

以下のように、人それぞれ大事にしたい価値観は違いますよね。

  • 好きな自治体のために働きたい
  • 休日やプライベートを充実させたい
  • 転勤は避けたい

当然ですが「高い偏差値の試験種の公務員=自分の価値観に合う仕事」ではありません。

Hiroshi
Hiroshi
全体として、難しい試験ほど激務になる傾向があります。
プライベート重視の人にとっては、絶対に合いませんよね。

 

公務員試験は大学受験と違い、合格・入庁してから仕事をしていきます。

仕事をする上で何よりも大事なのは「自分の考えとの仕事のマッチング」です。

単純に高い偏差値を目指すのではなく、自分の価値観を重視して志望先を決めてください。

(難易度に差があっても給料は大差ないですしね)




難易度・偏差値から考える公務員試験対策

難易度をふまえた公務員試験対策について

公務員試験と学歴は関係ありません。

しかし、上記の偏差値の対応表はライバルのレベルを知る上での参考になります。

具体的には「自分が目指す試験にはどのレベルの大学出身者が多いのか」を測る目安になると言えます。

実際に僕のいた県庁の職員は、国立大学やMARCHの出身者が多かったですね。

(早慶もそれなりにいました)

 

基本的に、偏差値の高い大学の人には以下の特徴があります。

  • 勉強での成功体験がある
  • 基礎的な学力がある
  • 勉強する習慣を持っている

公務員試験も難易度が上がるごとに、周りの受験者のレベル・基礎学力も高くなります。

(当然ですが)

高い難易度の公務員試験を受けるなら、予備校がベター

日東駒専だけど、県庁の試験に合格したい!

県庁に受かる人のボリュームゾーンは、国立大・上位私大クラス。

ボリュームゾーンよりも下のランクの大学から挑戦するなら、予備校に通うべきです。

 

なぜなら、周囲よりも下から挑戦する=スタートラインも下だから。

最初の段階で下にいる=より勉強を頑張らないといけません。

そのためには、ツールとして予備校を利用するのが最も効果的です。

  • 自習室・講義・学習ブースなど
    →強制力が働き、勉強に打ち込める環境が得られる
  • 勉強スケジュール・カリキュラム・講師への相談
    →正しい方向性で勉強できる
  • 指定テキスト・面接や論文の対策講座
    →必要な対策はすべて網羅している

予備校に行けば、プロによる上記の指導・サポートが受けられます。

勉強だけに集中できるので、独学よりも合格する可能性が高まりますよね。

Hiroshi
Hiroshi
一方で独学だと、勉強以外の負担が増えてきます。
スタートから下である以上、勉強だけに集中すべきです。

 

そうでなくても、公務員試験は予備校に行く人が多い試験です。

  • 高偏差値のライバルが予備校でしっかり対策
  • 周囲より下のレベルの大学=スタート地点で劣る人が独学にこだわる

後者の合格がかなり難しいのは、普通に想像できますよね…

偏差値の高いライバルに勝つために、予備校でプロの指導を受けて勉強に集中すべきです。

【決定版】公務員予備校の徹底比較。あなたのおすすめはココ!

独学で受かる条件

  • 正しい戦略を考えられる
    →方向性を間違ったら努力しても落ちます
  • 一人でも粘り強く勉強ができること
    →独学は孤独。環境も自分で用意する
  • 主体的に動けること
    →情報収集・面接対策も自分で行う必要性がある

独学で公務員試験に挑戦する際、条件は上記の3点。

努力の量と質がとても大事なので、この3点は絶対に欠かせません。

Hiroshi
Hiroshi
逆に言えば、この3つに自信があるなら独学でも十分合格できます。
実際に僕も、独学で受験した試験すべてに上位合格したので。

 

正直、ボリュームゾーンより下の大学からの独学はすすめません。

しかし、金銭的にどうしても予備校に行けない人も中にはいるはず。
また大学のレベルが劣らないなら、独学で挑戦もアリです。

独学で勉強する方は、3つの条件を念頭に頑張ってください。

【保存版】独学で公務員試験に合格した、対策法のすべて

【まとめ】公務員試験の難易度と大学の偏差値

務員試験の難易度と大学の偏差値に関するまとめ

公務員試験の難易度と大学の偏差値について書きました。

記事の中でも書いた通り、対応表はあくまで目安ですし、学歴は関係ありません。

公務員試験では努力量が最も大事なので、たとえ学歴に自信がなくても、本気で勉強すれば合格できます。

大学の偏差値を気にしても無駄です。

変に落ち込んだり、逆に余裕だと思わないようにしてください。

Hiroshi
Hiroshi
「周りはこんなもんなんだな」と軽く思っているくらいがちょうど良いですね。

 

ただ、割とライバルの大学レベルを知る参考にはなったはず。

これから勉強を始める方は勉強法を考える参考にする等、役立ててください。

今回は以上になります。ありがとうございました。

 

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