こんにちは!元公務員のHiroshiです。
安定した公務員は、非常に人気の就職先のひとつ。
「なりたい」と思っている方も多いと思います。
今回は、公務員になりたい人が理解すべき内容をまとめました。
本記事の内容
- 【共通】公務員になる方法
- 高校生が公務員になるには?
- 大学生が公務員になるには?
- 社会人が公務員になるには?
- 公務員になりたい方のよくある質問
ちなみに僕は、県庁に勤めていた経歴を持つ元公務員です。
公務員に関するYouTubeの登録者も1.8万人ほどいます。
この記事を読めば、公務員になる方法が分かるはず。
あなたの参考になれば幸いです。
【全て共通】公務員になる方法
![](https://public-allabout.com/wp-content/uploads/2022/04/2238667_m.jpg)
公務員になる方法はただ1つ。
公務員試験に合格することです。
(任期付きの職員ではなく、正規の職員の場合)
公務員の職種について
「公務員」と一言で言っても、種類は多岐にわたります。
大きく分けると、国家公務員と地方公務員の2つです。
- 国家公務員:霞ヶ関の省庁やその出先機関など
- 地方公務員:都道府県庁や市役所、警察や消防など
いずれにしても、試験を受けて合格すればなることができます。
公務員試験の方式
各試験は、大きく以下に分かれて実施されます。
- 高卒程度
- 大卒程度
- 院卒・社会人採用
主流としては、高卒程度と大卒程度。
院卒は国家公務員総合職試験に用意された区分です。
社会人採用があるかは、自治体や省庁によります。
年齢を満たしていれば、基本的に誰でも受けられます。
そして各試験は、概ね以下のような流れで行われます。
- 1次試験:筆記
→教養試験のみ・教養試験+専門試験の2つのパターン - 2次試験:小論文+面接
→面接が複数回課せられる場合も - 官庁訪問・区面接
→国家公務員一般職&総合職・東京特別区のみ
基本は2次試験まで合格すれば採用されます。
ただ、国家公務員試験と特別区は、合格はあくまで「試験の合格」。
その後で自分で省庁や各区の試験を受けて、採用される必要があります。
高校生が公務員になるには?
![](https://public-allabout.com/wp-content/uploads/2020/07/photo-1515615200917-f9623be1d8b0.jpeg)
高卒程度の公務員は、基本的に筆記は教養試験のみです。
ちなみに、筆記試験の内容は以下の通り。
- 英国数社理の基本問題
- 数的処理:パズルのようなもの
(適性検査が課される場合もあります)
2次試験では小論文(作文)や面接があり、合否が決まります。
予備校がおすすめ
高卒程度の公務員になりたい方は、予備校に通うのがおすすめ。
理由は、勉強習慣などが出来ていない可能性が高いから。
ヘビーな大学受験等を経験されていない方が多いと思われるので、どうしても独学では厳しいでしょう。
予備校に通えば、適切なサポートや勉強に集中する環境が得られます。
正しい方向性で努力でき、結果的に合格に近づくはずです。
以下の記事にて、高卒公務員を目指すのにおすすめの予備校を紹介しています。
![](https://public-allabout.com/wp-content/uploads/2019/12/9e900f830077bff9cae6b955516f735a_m-320x180.jpg)
ぶっちゃけ高卒公務員ってどう?
結論、かなりアリだと思います。
- 生涯賃金も大卒と変わらない
- 頑張ればある程度上まで出世できる
- 大卒よりも受かりやすい
データや僕の経験上、上記が言えるためです。
以下の記事にて詳しく説明しています。
![](https://public-allabout.com/wp-content/uploads/2019/12/58ad4262d0bab0e2d3e688c0caafe6dd_l-320x180.jpg)
大学生が公務員になるには?
![](https://public-allabout.com/wp-content/uploads/2019/12/photo-1499321889027-736489e2f5a5.jpeg)
大卒程度の公務員は、自治体によって筆記試験が変わります。
- 市役所など:教養試験のみ(SPIの場合も)
- 政令市・県庁・国家公務員など:教養試験+専門試験
専門試験とは、大学レベルの社会科学です(行政職の場合)。
政治学・経済学・法律などの知識が幅広く問われます。
2次試験では、小論文や面接が課されます。
面接は個人面接のほか、集団面接や集団討論など様々です。
自治体によって変わるので、チェックしてみてください。
勉強を始める前の事前準備
勉強を始める前に、必ず情報収集から始めてください。
公務員試験は試験科目が多いので、合格には効率的な勉強が必須。
そのためには、事前に情報を得て戦略を立てることが欠かせません。
情報収集を怠ると、実は意味のない勉強をしてしまいます。
時間的なロスになり、落ちる可能性が高まるでしょう…
独学でも予備校でも、全体像をしっかり捉えることが本当に大事です。
おすすめの情報収集について、以下の記事で紹介しています。
![](https://public-allabout.com/wp-content/uploads/2022/07/DSC00481-320x180.jpg)
公務員試験に強い大学はある?
そんなものはないです。
公務員試験では学歴は考慮されません。
極めて公正な試験なので、すべてあなたの努力次第です。
![](https://public-allabout.com/wp-content/uploads/2020/07/photo-1541829070764-84a7d30dd3f3-320x180.jpeg)
公務員と大手民間はどっちがいい?
結論、その人次第です。
「転勤をどう捉えるか」が決め手かなと思います。
以下の記事にて、公務員と大手を詳しく比較しています。
![](https://public-allabout.com/wp-content/uploads/2022/08/497192_l-320x180.jpg)
社会人が公務員になるには?
![](https://public-allabout.com/wp-content/uploads/2021/04/photo-1510682469697-f2953374f076.jpeg)
社会人が公務員になるルートは、以下の2つです。
- 一般枠(高卒程度・大卒程度の試験)
- 社会人採用枠
社会人採用枠の場合、筆記試験は軽めの場合が多いです。
しかし、前職での経験等が問われる上、競争率がかなり高め。
そのため、年齢制限的に大丈夫なら一般枠を狙うのががおすすめです。
不可欠の事前準備
大学生と同様、事前の情報収集は欠かせません。
理由は大学生と同様です。
情報収集をせず、戦略を立てずに勉強すると、合格に必要な勉強を効率的に行うことは不可能です。
むしろ社会人の方が時間がないので、情報収集の重要度は高いですね。
情報収集せずに対策するのは自殺行為だと思ってください。
社会人におすすめの情報収集について、以下の記事で紹介しています。
![](https://public-allabout.com/wp-content/uploads/2019/06/IMG_7813-320x180.jpg)
社会人におすすめの予備校
勉強方法は独学・予備校の2つ。
正直、頑張ればどちらでも合格はできます。
ただ、勉強に集中したいなら予備校がおすすめです。
予備校に通えば、学習環境が用意されたり、学習のサポートが受けられるのが大きなメリットです。
勉強しやすい環境は確実に得られると思いますね。
(全部自分でできる・やりたい人には不要ですが)
以下の記事にて、社会人におすすめの予備校を紹介しています。
![](https://public-allabout.com/wp-content/uploads/2019/11/675aaf3e75b12ab800937c896b56d199_m-320x180.jpg)
公務員になると給料は下がる?
当たり前ですが、前職次第です。
大手などにいた方の場合、下がることが予想されます。
以下の記事にて、給料の決まり方などを解説しています。
![](https://public-allabout.com/wp-content/uploads/2020/11/photo-1590006137741-5f5892ce5635-320x180.jpeg)
働きながら公務員試験に受かるのは難しい?
時間的なことを考えると、厳しい部分はあります。
しかし、実際に働きながら勉強して受かった人はたくさんいます。
(県庁時代の知り合いにも多くいました)
働きながら公務員試験に合格するのは無理?勉強法・スケジュールを解説
![](https://public-allabout.com/wp-content/uploads/2020/07/3159976_m-320x180.jpg)
公務員になりたい方のよくある質問
![](https://public-allabout.com/wp-content/uploads/2020/12/2258362_l-scaled.jpg)
その他、公務員になりたい方が抱く質問に回答します。
ぜひ参考にしてください。
公務員になる上で必要な資格
特段ありません。
薬剤師や看護師等の資格免許職を除き、受験資格は基本的に年齢のみ。
資格の有無によって合否が決まることはありません。
資格については、以下の記事で詳しくまとめています。
![](https://public-allabout.com/wp-content/uploads/2020/06/photo-1515615200917-f9623be1d8b0-320x180.jpeg)
女性が公務員になるメリット
収入・福利厚生・仕事面の全てにおいて、かなりメリットがあります。
- 男女の収入格差がない
- 産休や育休が充実。復帰もスムーズ
- 上を目指したい方は目指しやすい
そしてぶっちゃけ、女性の方が受かりやすいと言われます。
![](https://public-allabout.com/wp-content/uploads/2020/01/1eb88cc5aa9f30dc6743a48acf8c494b_m-320x180.jpg)
理系からでも公務員になれる?
技術職はもちろん、事務系の公務員にもなれます。
県庁等の事務系を受ける場合は、社会科学系の専門試験の勉強が必要になりますが、理系から受かっている人はたくさんいました。
数学的な問題も多いので、不利等もないのかなと思いますね。
以下の記事にて、理系の有利な点・不利な点をまとめています。
![](https://public-allabout.com/wp-content/uploads/2020/08/photo-1495465798138-718f86d1a4bc-320x180.jpeg)
フリーターや第二新卒は不利?
結論、それだけで不利になることはないでしょう。
公務員試験は公正な試験です。
合格点を取れば筆記は受かります。
面接で突っ込まれても、ちゃんとした説明ができれば問題ないと思いますよ。
実際にニート・フリーターから受かった人も多いです。
(僕の尊敬していた上司もニート・フリーター経験がありました)
![](https://public-allabout.com/wp-content/uploads/2020/05/801263_m-320x180.jpg)
また第二新卒(新卒から3年以内)で公務員になる人もたくさんいます。
第二新卒に関しては、「むしろ有利では?」と感じますね。
![](https://public-allabout.com/wp-content/uploads/2020/09/3451964_m-320x180.jpg)
公務員はおすすめできる職業か?
昨今は「公務員はやめた方がいい」的な意見も根強いです。
でも冷静に、大半の人にとっては良い仕事だと思います。
- 休暇面を含めた待遇
- 社会的な信頼性
- 抜群の安定性
- 年金や退職金などの老後の安心感
上記によって、ほぼ間違いなく安心した生活ができます。
客観的に、公務員以上に条件の良い仕事の方が圧倒的に少ないでしょう。
もちろん向かない人もいると思います。
ですが、基本的にはメリットの方が大きい仕事ですよ。
![](https://public-allabout.com/wp-content/uploads/2022/04/2238667_m-320x180.jpg)