こんにちは!元公務員のHiroshiです。
安定した公務員は、非常に人気の就職先のひとつ。
「なりたい」と思っている方も多いと思います。
今回は、公務員になりたい人が理解すべき内容をまとめました。
本記事の内容
- 【共通】公務員になる方法
- 高校生が公務員になるには?
- 大学生が公務員になるには?
- 社会人が公務員になるには?
- 公務員になりたい方のよくある質問
ちなみに僕は、県庁に勤めていた経歴を持つ元公務員です。
公務員に関するYouTubeの登録者も1.8万人ほどいます。
この記事を読めば、公務員になる方法が分かるはず。
あなたの参考になれば幸いです。
【全て共通】公務員になる方法
公務員になる方法はただ1つ。
公務員試験に合格することです。
(任期付きの職員ではなく、正規の職員の場合)
公務員の職種について
「公務員」と一言で言っても、種類は多岐にわたります。
大きく分けると、国家公務員と地方公務員の2つです。
- 国家公務員:霞ヶ関の省庁やその出先機関など
- 地方公務員:都道府県庁や市役所、警察や消防など
いずれにしても、試験を受けて合格すればなることができます。
公務員試験の方式
各試験は、大きく以下に分かれて実施されます。
- 高卒程度
- 大卒程度
- 院卒・社会人採用
主流としては、高卒程度と大卒程度。
院卒は国家公務員総合職試験に用意された区分です。
社会人採用があるかは、自治体や省庁によります。
年齢を満たしていれば、基本的に誰でも受けられます。
そして各試験は、概ね以下のような流れで行われます。
- 1次試験:筆記
→教養試験のみ・教養試験+専門試験の2つのパターン - 2次試験:小論文+面接
→面接が複数回課せられる場合も - 官庁訪問・区面接
→国家公務員一般職&総合職・東京特別区のみ
基本は2次試験まで合格すれば採用されます。
ただ、国家公務員試験と特別区は、合格はあくまで「試験の合格」。
その後で自分で省庁や各区の試験を受けて、採用される必要があります。
高校生が公務員になるには?
高卒程度の公務員は、基本的に筆記は教養試験のみです。
ちなみに、筆記試験の内容は以下の通り。
- 英国数社理の基本問題
- 数的処理:パズルのようなもの
(適性検査が課される場合もあります)
2次試験では小論文(作文)や面接があり、合否が決まります。
予備校がおすすめ
高卒程度の公務員になりたい方は、予備校に通うのがおすすめ。
理由は、勉強習慣などが出来ていない可能性が高いから。
ヘビーな大学受験等を経験されていない方が多いと思われるので、どうしても独学では厳しいでしょう。
予備校に通えば、適切なサポートや勉強に集中する環境が得られます。
正しい方向性で努力でき、結果的に合格に近づくはずです。
以下の記事にて、高卒公務員を目指すのにおすすめの予備校を紹介しています。
ぶっちゃけ高卒公務員ってどう?
結論、かなりアリだと思います。
- 生涯賃金も大卒と変わらない
- 頑張ればある程度上まで出世できる
- 大卒よりも受かりやすい
データや僕の経験上、上記が言えるためです。
以下の記事にて詳しく説明しています。
大学生が公務員になるには?
大卒程度の公務員は、自治体によって筆記試験が変わります。
- 市役所など:教養試験のみ(SPIの場合も)
- 政令市・県庁・国家公務員など:教養試験+専門試験
専門試験とは、大学レベルの社会科学です(行政職の場合)。
政治学・経済学・法律などの知識が幅広く問われます。
2次試験では、小論文や面接が課されます。
面接は個人面接のほか、集団面接や集団討論など様々です。
自治体によって変わるので、チェックしてみてください。
勉強を始める前の事前準備
勉強を始める前に、必ず情報収集から始めてください。
公務員試験は試験科目が多いので、合格には効率的な勉強が必須。
そのためには、事前に情報を得て戦略を立てることが欠かせません。
情報収集を怠ると、実は意味のない勉強をしてしまいます。
時間的なロスになり、落ちる可能性が高まるでしょう…
独学でも予備校でも、全体像をしっかり捉えることが本当に大事です。
おすすめの情報収集について、以下の記事で紹介しています。
公務員試験に強い大学はある?
そんなものはないです。
公務員試験では学歴は考慮されません。
極めて公正な試験なので、すべてあなたの努力次第です。
公務員と大手民間はどっちがいい?
結論、その人次第です。
「転勤をどう捉えるか」が決め手かなと思います。
以下の記事にて、公務員と大手を詳しく比較しています。
社会人が公務員になるには?
社会人が公務員になるルートは、以下の2つです。
- 一般枠(高卒程度・大卒程度の試験)
- 社会人採用枠
社会人採用枠の場合、筆記試験は軽めの場合が多いです。
しかし、前職での経験等が問われる上、競争率がかなり高め。
そのため、年齢制限的に大丈夫なら一般枠を狙うのががおすすめです。
不可欠の事前準備
大学生と同様、事前の情報収集は欠かせません。
理由は大学生と同様です。
情報収集をせず、戦略を立てずに勉強すると、合格に必要な勉強を効率的に行うことは不可能です。
むしろ社会人の方が時間がないので、情報収集の重要度は高いですね。
情報収集せずに対策するのは自殺行為だと思ってください。
社会人におすすめの情報収集について、以下の記事で紹介しています。
社会人におすすめの予備校
勉強方法は独学・予備校の2つ。
正直、頑張ればどちらでも合格はできます。
ただ、勉強に集中したいなら予備校がおすすめです。
予備校に通えば、学習環境が用意されたり、学習のサポートが受けられるのが大きなメリットです。
勉強しやすい環境は確実に得られると思いますね。
(全部自分でできる・やりたい人には不要ですが)
以下の記事にて、社会人におすすめの予備校を紹介しています。
公務員になると給料は下がる?
当たり前ですが、前職次第です。
大手などにいた方の場合、下がることが予想されます。
以下の記事にて、給料の決まり方などを解説しています。
働きながら公務員試験に受かるのは難しい?
時間的なことを考えると、厳しい部分はあります。
しかし、実際に働きながら勉強して受かった人はたくさんいます。
(県庁時代の知り合いにも多くいました)
働きながら公務員試験に合格するのは無理?勉強法・スケジュールを解説
公務員になりたい方のよくある質問
その他、公務員になりたい方が抱く質問に回答します。
ぜひ参考にしてください。
公務員になる上で必要な資格
特段ありません。
薬剤師や看護師等の資格免許職を除き、受験資格は基本的に年齢のみ。
資格の有無によって合否が決まることはありません。
資格については、以下の記事で詳しくまとめています。
女性が公務員になるメリット
収入・福利厚生・仕事面の全てにおいて、かなりメリットがあります。
- 男女の収入格差がない
- 産休や育休が充実。復帰もスムーズ
- 上を目指したい方は目指しやすい
そしてぶっちゃけ、女性の方が受かりやすいと言われます。
理系からでも公務員になれる?
技術職はもちろん、事務系の公務員にもなれます。
県庁等の事務系を受ける場合は、社会科学系の専門試験の勉強が必要になりますが、理系から受かっている人はたくさんいました。
数学的な問題も多いので、不利等もないのかなと思いますね。
以下の記事にて、理系の有利な点・不利な点をまとめています。
フリーターや第二新卒は不利?
結論、それだけで不利になることはないでしょう。
公務員試験は公正な試験です。
合格点を取れば筆記は受かります。
面接で突っ込まれても、ちゃんとした説明ができれば問題ないと思いますよ。
実際にニート・フリーターから受かった人も多いです。
(僕の尊敬していた上司もニート・フリーター経験がありました)
また第二新卒(新卒から3年以内)で公務員になる人もたくさんいます。
第二新卒に関しては、「むしろ有利では?」と感じますね。
公務員はおすすめできる職業か?
昨今は「公務員はやめた方がいい」的な意見も根強いです。
でも冷静に、大半の人にとっては良い仕事だと思います。
- 休暇面を含めた待遇
- 社会的な信頼性
- 抜群の安定性
- 年金や退職金などの老後の安心感
上記によって、ほぼ間違いなく安心した生活ができます。
客観的に、公務員以上に条件の良い仕事の方が圧倒的に少ないでしょう。
もちろん向かない人もいると思います。
ですが、基本的にはメリットの方が大きい仕事ですよ。