こんにちは!元公務員のHiroshiです。
でも公務員はやっぱり安定しているし、もったいない気がする…
公務員を辞めたいと思う方は、実は多いです。
しかし安定職の公務員は、世間的に「辞める=もったいない・あり得ない」の認識。
でも実はそんなの嘘で、辞める=もったいないと考える方がもったいないですよ。
本記事の内容
- 公務員を辞めることはもったいないと言われる理由
- 【経験談】退職なんて実は大したことじゃない
- 【例外】すぐに公務員を辞めるのはもったいない
この記事を書いている僕は、新卒で入った県庁を2年で退職した元公務員です。
「もったいないかな」と思いつつも実際に退職した立場で、実体験をもとに書きます。
この記事を読むことで、続けるにせよ辞めるにせよ、後悔のない選択ができるはず。
3分ほどで読めるので、ぜひ最後までお付き合いください。
公務員を辞める=もったいないと言われる理由
冒頭でも書いた通り、公務員を辞めるのは全然もったいないことではありません。
逆に「辞める=もったいない」と思って、嫌々仕事を続ける方が人生もったいないかなと。
「公務員を辞める=もったいない」と考える根拠・理由は、おそらく下記の2点です。
- 安定した人生を捨てること
- 一定以上の勉強に耐えて、試験に合格したこと
確かに「公務員を辞めるのはもったいない」と感じるのも納得できます。
しかし、それでも公務員を辞めることは全然もったいないことではありませんよ。
①:安定を捨てるのはもったいない?
社会的な信頼性も高いから、辞めるのはもったいないのでは?
確かに公務員の待遇や福利厚生は安定しています。
ただ待遇面から公務員の仕事を嫌々続けるのは、安定と引き換えに自分の人生を捨てることを意味しませんか?
大半の人が「幸せに暮らしたい」と思っているはず。
しかし、生活の多くを占める「仕事」がきつかったら、生きること自体がしんどくなります。
たとえ安定しても、それで人生は本当に幸せですかね?
安定はあくまで「幸せの一つの要素・手段」です。
手段に縛られて、本来の目的を果たせなくなっては本末転倒な気がします。
また「安定」も、別に公務員ではなくても達成できます。
自分の好き・得意な分野で努力して、価値の高い人材になれば良いだけの話なので。
需要の高いスキルがある人は、当然収入的に高い水準で安定します。
一方、公務員の安定は「辞めたら終わり」です。
(公務員は副業ができないので、高い収入による安定は無理です)
つまり「公務員を辞める=安定を捨てる」とは一概に言い切れません。
安定を理由に「公務員を辞めるのはもったいない」と考えるのは、少し違うかなと。
安定より人生の方が大事ですし、公務員以外でも安定を叶える手段はあるので。
②:勉強して合格したのに辞めるのはもったいない?
それだけ勉強に時間を費やしたと考えると、やっぱり辞めるのはもったいないのでは?
合格には、1,500時間(1日4時間で1年)ほどの勉強が必要と言われます。
(もちろん僕も1,500時間以上は勉強に費やしました)
経験から「せっかく勉強したんだから…」と思う気持ちも理解できます。
でも少し考えてみてください。
たかが1年の勉強で、残りの何十年の人生を支配される方がもったいないと思いませんか?
確かに1,500時間は、決して少なくない時間です。
でも残りの人生の方がずっと多いのですから、勉強時間にこだわるのはマジでもったいないです…
仕事がしんどくて日々の満足度・幸福度が低かったら元も子もないですし。
また公務員を辞めても、努力して成果を出した「成功体験」は残ります。
成功体験は「自信」を生むので、今後あなたが違うことにチャレンジしようと思ったときには必ずプラスになるはず。
つまり「退職=試験勉強に費やした時間が全て無駄になる」わけではありません。
【経験談】公務員を辞めることは別に大したことじゃない
僕は経験から「公務員を辞めることなんて、別に大したことじゃない」と感じます。
別に公務員を辞めたら人生が終わるわけでも、ネットで晒されて叩かれるわけでもないので。
「公務員を辞める=もったいない」と思うのは、単に世間的なイメージが先行しているからに過ぎません。
公務員を辞めるメリットが大きい
「辞めたい」と思っている方には、退職はメリット>デメリットです。
- やりたい仕事ができる・選べる
- 副業による収入アップができる
- 役所にいるストレスからの解放
メリットは例えば上記ですね。
一方、デメリットは「世間体」くらいです。
(安定を捨てる部分はありますが、公務員以外でも自分次第で安定は達成できるので)
世間体なんて、ぶっちゃけ自分の気持ちの問題ですよね。
実際、僕も退職する前は結構ビビっていました。
でも、いざ辞めてみたらメリットの方が確実に大きかったです。
親戚の人からは腫れ物扱いですが、マジでそれくらいです。
単純な幸福度はかなり上がりましたね。
もちろん公務員は恵まれているので、積極的に「辞めるべき」とは一切言いません。
でも「もったいない」と感じる方は、辞めるメリット・デメリットを冷静に考えるべき。
特に若いうちは「意外とデメリットはないな」と気づくはずです。
「向いてないから辞めたい」は普通のこと
公務員は実際に仕事をしてみないと、その雰囲気や仕事の中身が分かりません。
加えて多くの方が、積極的な動機もなく公務員になります。
- 安定しているイメージがあるから
- 特にやりたいこともないし、親にすすめられたから
- 地元に帰るなら公務員かな
上記の理由から、公務員になった方も多いはず。
つまり、自分に合うか・やりたい仕事か等の視点が抜け落ちているわけです。
となると、仕事をする中で「向いてない」と感じるのはごく自然ですよね。
実際に組織に入って、仕事をしてはじめて「実は公務員って自分に合わない…」と気づくものなので。
むしろ、なんとなく公務員になる→自分の性格と合っている可能性の方が小さいかなと。
また今の時代、退職や転職なんて普通のこと。
「公務員は例外で定年まで勤め上げるべき」と考える方が変だとも思います。
必要以上に「もったいない」と思い込む必要なんてないかと。
【注意点】すぐに公務員を辞めるのはもったいない
ただ、勢いですぐに公務員を辞めるのは非常にもったいないかなと。
公務員の「身分」があれば、それだけでお金がもらえるからです。
すぐに辞めてしまうと、収入が一時的にゼロになりますよね。
収入がなくなると精神的に不安定になります。
公務員のストレスから開放されても、また違うストレスに襲われます。
貯金残高をすり減らす日々は辛いですし、次がなかなか決まらなかったら…
退職を後悔する可能性も出ますし、マジで本末転倒です。
そこで「公務員として働きつつ、退職後を見据えた行動を始める」のがおすすめ。
- 転職予定の人:転職活動
- フリーランスになる予定の人:スキルアップの勉強
具体的には上記です(多くの方は転職かと思いますが)。
退職後の目途が立った状態であれば、リスクを減らして方針転換できます。
せっかく公務員の身分があるんですから、最後までそのメリットを享受しましょう。
(本当に仕事が辛い場合は、病気休暇を取るのも大いにアリかと)
以下に関連記事を貼っておくので、ぜひ参考にどうぞ。
公務員を辞めるのはもったいないのかに関するまとめ
「公務員を辞めるのはもったいない」と思い込んで、嫌々公務員を続けるのは自分の人生を捨てるようなものです。
仕事なんて「自分の人生を豊かにするためのツール」に過ぎません。
公務員の仕事が嫌なら、辞めて自分のやりたい仕事をやった方が幸せになれますし、辞めても意外とデメリットはありません。
本当に「もったいない」のは、続けることか辞めることか冷静に考えてください。
そうは言っても、公務員を辞めるのは大きな選択だと思います。
だからこそ、すぐに辞めるのではなく、実際に行動してみるのがおすすめです。
行動して次を考えた結果であれば、辞める・続けるのどちらにせよ後悔のない決断ができるはずです
「もったいないかな…」と頭で考える時間は何も生まず、マジで無駄です。
実際に動いてみないと、何も見えてきません。
安定した公務員はリスクを回避して次を考えられるので、そのメリットを生かしましょう。
とはいえ、実際に動くのは3%くらいです。
悩むくらいなら、今すぐにアクションを起こすことを強くおすすめします。
関連記事(行動用リンク)