こんにちは!元公務員のHiroshiです。
このままだと価値が下がるのかな?
市場で評価される&公務員としての価値も上がるスキルを知りたい。
公務員の仕事は「スキルが身につかない」と言われます。
スキルなしだと転職も難しくなる上、公務員としての将来性も危うい。
危機感を覚えて、スキルアップに興味を持つ若手公務員の方も多いです。
ただ、最初に迷うのが「そもそも何をやるべきか」です。
今回は僕自身の経験・失敗談をふまえて「公務員のスキルアップ」を書いていきます。
本記事の内容
- 公務員の仕事の中で身につくスキル
- 公務員は、市場で評価されるスキルが身につかない
- 公務員が身につけるべき、おすすめのスキル【価値が上がる】
この記事を書いている僕は、県庁を20代で退職した元公務員です。
今ではIT系のフリーランスとして、自分のスキルでお金を稼いでいます。
ありがたいことに収入は公務員時代を大きく超えるようになりました。
公務員としての価値を上げる、転職・独立等に挑戦するのにもスキルアップは必須。
3分ほどで読めるので、ぜひ最後までお付き合いください。
公務員の仕事で身につくスキル

よく「公務員の仕事ではスキルは身につかない」と言います。
しかし、一概にそうは言えないかなと僕は感じますね。
もちろん多くはないですが、以下の2つに関しては仕事の中で磨かれていますよ。
①:文書作成スキル
1つ目が、文書を作成するスキルです。
公務員はやたらと文書が多いですよね。
- 外部向けに出す文書
- 上に説明する資料(内部向けの文書)
- 起案書(稟議書)
- 知事や部長の挨拶文
- 議会の答弁書
上記のとおりで、僕も文書ばかり作っていた記憶があります(笑)。
文書は当然「誰かが見ること」が前提な上、一定のルールに従って書く必要があります。
論理性はもちろん、助詞(てにをは)まで細かくチェックされるんですから、嫌でも文章はうまくなりますよ。
もちろん「他媒体でのライティング」と「公務員の文書」は異なる部分もあります。
「公務員の文書作成スキルが組織外で評価されるか」は別問題。
しかし公務員として文書をたくさん書くことで、文章を書くことに抵抗がなくなるのは非常に大きいです。
②:調整スキル
2つ目が「調整スキル」です。
公務員の仕事は「調整」が非常に多いですよね。
- 外部の関係団体とのやりとり
- 上への説明・段取り
- 他の部署・自治体との調整
例えば上記のとおり。
調整って結構面倒な業務だとは思います。
しかし「相手の気持ちになって考えること」が身につきます。
- 相手はどんな情報を、いつまでに欲しいのか
- 相手はどんな説明なら分かりやすいか
- どの程度の条件であれば、相手は飲んでくれるか
(いい加減な調整ではもちろん身につきませんが)
調整業務を通じた「相手の気持ちになって考える力」は、実は非常に大事です。
もちろん公務員として仕事をする上でも、この力がある人は間違いなく重宝されますよ。
事実、仕事ができる人・評価が高い人は、ほぼ例外なく調整スキルが高い印象。
どの世界に行っても「相手の気持ちに立つこと」は超重要です。
その力が鍛えやすいのは、公務員の1つのメリットだと言えます。
【悲報】公務員の仕事では、市場で評価されるスキルは身につかない

公務員の仕事でも「文書作成」や「調整」などのスキルは身につきます。
しかし、市場で評価されるスキルは身につきません。
公務員は異動が多く、業務は前例踏襲
公務員の仕事の特徴は、異動が多いこと・前例踏襲です。
- 異動:3年に1回くらいのペースで部署が変わる
→専門性が身につかない - 前例踏襲:前年と同様にこなすことが求められる
→特別なスキルは求められない
公務員はゼネラリストを育てる傾向が強い一方、市場で評価されるのは「狭く深く」です。
必然的に、公務員の業務では「価値の高いスキル」は身に付きません。
加えて給与体系も年功序列。
スキルは求められない上、スキルアップしてもしなくても給料が変わりません。
必然的に、スキルアップのモチベーションが湧きづらいです。
前例踏襲が最も楽ですから、その方向性で進めたいと思いがち
(僕も公務員時代は、新しいことを基本的に避けていました。笑)
公務員も自主的なスキルアップが必要です
しかし、公務員も自主的にスキルアップの勉強をすべきです。
- 公務員の将来性:尖った施策が求められる
→価値の高い公務員になるには、スキルが不可欠 - 将来を広げるため
→スキルがあれば、転職・独立がしやすい
公務員を続けるにせよ新たな挑戦をするにせよ、スキルアップは欠かせません。
今後は少子高齢化による人口減少・自治体間競争・AIの進歩などが起こります。
指示待ちの人はいらなくなり、独自の施策を考える・価値ある仕事ができる人が生き残るはず。
人口が減って税収が減る以上、給与体系も変わるかもしれません。
リストラはないと思いますが、職員間の格差が広がることは十分あり得るかなと。
関連:公務員の将来性とは?←良くて現状維持【リストラは多分ない】
また、転職・独立などの選択肢を増やすにも、スキルアップは不可欠。
年齢を重ねるごとに「そのまま公務員を続ける」しか選択肢がなくなるので。
公務員を続けるにせよ辞めるにせよ、プラスしかないので。
【資格は古い】公務員におすすめのスキルアップ【仕事で役立つ/転職・独立】

公務員の方が身につけるべきスキルをご紹介します。
- 公務員としてもっと活躍したい。評価されたい
- 公務員を辞めて、転職・独立などの新しい挑戦がしたい
勉強方法もあわせて紹介するので、上記に当てはまる方は参考にどうぞ。
①:マーケティング
1つ目が「マーケティング」です。
マーケティングとは「物を売るための手法全般」ですね。
公務員の仕事に無関係に思えますが、実はかなり有益です。
なぜなら、事業を考える際にマーケティングスキルが生きるから。
マーケティングでは、様々な要素を分解して考えます。
- 顧客に与える価値は?
- ターゲットは誰?
- 集客方法は?
上記を通じてイベント・事業を行えば、従来よりも大きな効果が見込めるはず。
「誰にどんな価値を届けるか」を考えると有益かと思います。
また、マーケティングはもちろん市場でも評価されやすいです。
「マーケができる=売り上げが伸ばせる」となるので。
転職・独立を考えている方も身につけて損は一切ありません。
実際に僕も、いまはWebマーケティングを軸に収入を得ています。
マーケティングの勉強方法
まず読むべき本は「ドリルを売るには穴を売れ」です。
非常に読みやすいですが、マーケティングの本質を学べます。
マーケティングスキルを本気で学ぶ際には、ブログが最もおすすめ。
- 集客する(アクセスを伸ばす)にはどうするか?
- ターゲットは誰?
- 売り上げを伸ばすにはどうするか?
- 効果的なSNS運用は?
ブログを伸ばそうと試行錯誤する中で、集客の感覚・物を売る感覚を掴めます。
マーケティングのスキルが勝手に伸びていきますよ。
ブログの開設方法は、WordPressブログの始め方完全版【初心者OK】で書いています。
ブログ副業はグレーなのでやめた方が無難ですが、ブログで得られるものは超多いです。
(収益化しなくても挑戦する価値大でしょう)
スキルアップしたい公務員の方は、ぜひチャレンジしてみてください。

②:プログラミング
2つ目が「プログラミング」です。
プログラミングとは「プログラムを組んでWebサイトやアプリを作ること」です。
ITは「市場が伸びているのに人材不足」なので、プログラミングは非常にホットなスキル。
転職・独立を考えている方には、挑戦する価値が十分すぎるほどあります。
エンジニアは公務員より圧倒的に給料も高いので、かなり魅力的に感じられるはずです。
また、公務員として活躍する上でもプログラミングは非常に有益です。
- 論理的な思考が身につく:プログラミングは論理のカタマリです
→論理的に考えることは、評価されるために必須 - 業務効率化ができるプログラムを書く
→Pythonが書ける人は価値が高い - 自治体運営・PR等に関するWebアプリを独自開発
→本来は委託する事業かもですが、職員が自前やると非常に面白いです - プログラミングの専門知識をもとに、新規事業を考案
→プログラミング系の事業はかなり注力されるでしょう
上記のとおり。
プログラミングスキルがあれば、他の職員が絶対できないことができます。
プログラミングの勉強方法
- テックアカデミーの無料体験:とりあえず体験してみたい方
→1週間。チャットによる質問対応サポートあり - スキルハックス:ガッツリ勉強したい方
→LINE@による質問無制限。コスパ最強と評判
おすすめは上記の2つ。
プログラミング学習は、スクールや教材を使って勉強すべきです。
確かに、書籍などを買って独学する手もあります。
しかし、最初からプログラミング独学をするのは本当に挫折しやすいです。
「何からをつければ良いか分からない」「バグの原因が分からなくて辛い」となりがちで、嫌になってしまいます
僕もプログラミングをやっていたので、初心者の苦しさが痛いほど分かります。
一方、スクールや教材は効率的なカリキュラムがある上、講師に質問・相談ができます。
明らかに勉強しやすいですし、独学なら何日も悩んでいたバグが、5分とかで解決します
無料体験でも学べますし、スキルハックスのように非常にコスパの良い教材もあります。
時間や労力を無駄にしたくなかったら、独学に縛られない方が賢明です。
※公務員こそプログラミングを学ぶべき理由にて、勉強方法・学ぶべき言語などをくわしく紹介しています。

③:動画編集・制作
3つ目が「動画編集」です。
YouTubeの盛り上がり・5Gの普及などが進むので、「動画」は非常にホットな分野。
実際に、動画編集者・動画クリエイターとして生計を立てている人も増えていますよね
転職や独立にもつながりやすいと言えます。
また、動画編集・制作ができる公務員の方は非常に少ないはず。
必然的に、編集スキルがあれば差別化になります。
例えば、動画を作れれば、自治体をPRするYouTube事業ができます。
- 広告会社に委託するのに比べ、圧倒的に低コスト
- 職員主体だからこそ面白さ・話題性がある
- 必然的に費用対効果が高い
提案→事業化して成果を出せたら、あなたの評価・価値は確実に上がるはず。
※YouTubeはマーケティングも超重要なので、あわせて勉強するのがおすすめ。
動画編集の使用ソフト・勉強方法
- 編集ソフト:Adobe Premiere Pro
→最も使われている定番ソフト - 勉強法:オンライン講座
→僕はMovieHacksで身につけました
編集ソフト・勉強法のおすすめは上記です。
書籍でも学べますが、動画講義を見ながら手を動かした方が、確実に分かりやすいはず。
(MovieHacksは動画のマーケティング面も学べます)
【まとめ】公務員がスキルアップすれば、成長できて人生が豊かになる

公務員の仕事では、専門性の高いスキルは身につきません。
転職・独立や、公務員として価値を高めるには、自分で勉強してスキルアップすることが不可欠です。
上記は公務員のスキルアップにぴったりなので、ぜひ挑戦してください。
また、単純にスキルアップの勉強は楽しいです。
自分の知らなかったことを知ったり、新たな知識を身につけたり。
公務員の仕事を「つまらない」と感じる方も多いと思います。
新しい勉強・挑戦をすると、退屈さが解消されますよ。
漠然とした不安も解消されるので、挑戦しないと損です。
思い立ったが吉日で、決断を先延ばしにして良いことはありません。
この機会に勉強を始めて、自分の人生を自分の力で明るくしてください。
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