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公務員ライフ

【大学生】新卒で公務員はもったいないかもしれない【視野を広げよう】

こんにちは!元公務員のHiroshiです。

大学を卒業後に新卒で県庁に就職し、その後2年で退職した僕ですが、入庁して半年くらいの頃にあることを強く思うようになりました。

それは、「新卒で公務員になるのってもったいないのでは?」ということです。

その後もその「違和感」のようなものを抱き続け、退職に至りました。

 

「新卒で公務員になった」というと、世間体はなかなか良いですし、周りの人からのウケも決して悪くありません。地方だとなおさらですね。

にもかかわらず、なぜ新卒で公務員になることがもったいないと当時の僕が思ったのか、今回はそのあたりを紐解いていきます。

 

3分ほどで読めるので、ぜひ最後までお付き合いください。

新卒で公務員になるのがもったいない5つの理由

新卒で公務員になるのがもったいない5つの理由

新卒で公務員になるのがもったいないと感じる理由は以下の5つ。

  • 新卒じゃなくてもなれる
  • 年収が低い
  • スキルが身につかない
  • 将来の選択肢がせまくなる
  • 勉強時間の負担が大きい

それぞれ説明していきます。

理由①新卒じゃなくても公務員になれる【第二新卒・転職】

公務員になるためには公務員試験に合格する必要がありますが、その際の条件は基本的に年齢だけです。

大卒区分の場合だと、30歳くらいまで受験できる自治体が大半になっています。

つまり、公務員になるのには、別に新卒である必要性はないんです。

公務員試験は「新卒だから有利」や「年齢が高いと不利」とかは一切ないので、第二新卒や転職でも試験で点数さえ取れば合格できます。

 

一方、日本の就活は新卒至上主義の傾向が強いため、誰もが知っているような大手企業に20代で入るためには、基本的に新卒であることが必須です。

新卒カードが重視されない公務員試験と、新卒カードが重視される就活。

貴重な「新卒」を、公務員試験に使うのはもったいないと感じませんか?

同じ新卒カードを使うのならば、新卒が有利になるフィールドで使った方が有意義なのは言うまでもありませんね。

理由②年収が低い

公務員の収入は安定していて、かつ金額としてはそれなりなのですが、これはあくまで「全体を見たら」の話。

新卒で公務員になる人は、国立大学やMARCH以上の私立大学出身の方が大半です。

つまり、一般的に優秀な人が公務員になっているということ。

 

そのあたりの大学のレベルの人が普通に就活をして入るような企業と比べると、公務員の年収はかなり安いです。

特に公務員は若手のうちは年収が低めなので、新卒のころはもちろん、そこから年収の差が広がっていきます。

年齢別・20代公務員の年収・給料・ボーナスまとめ【地方・国家の差は?】

 

実際に僕も、大学の同期で民間に入った人の誰よりも給料が安かったです(笑)。

ある程度の大学を出ている人にとっては、新卒で公務員になることは、年収の低さから「もったいない」と感じるはず。

理由③スキルが身につかない

公務員の仕事では、市場で評価されるような普遍的なスキルが身につきません。

新卒の年齢(20代前半)は体力や吸収力もあるので、業務の中で様々なスキルを身につけられる時期ですよね。

でも、公務員の仕事は前例踏襲で、基本的なPCスキル(Word・Excel・PowerPoint)しか必要とされないので、仕事の中で専門的なスキルを磨くことができません。

 

となると、年齢を重ねるごとに市場価値がどんどん下がっていき、転職が厳しくなるのは自明ですね。

民間企業で頑張ってスキルを磨いていけば、経験を積むほど市場価値が上がっていくのとは正反対になります。

理由④将来の選択肢が狭くなりがち

公務員は辞める人がめちゃ少ないです。

まぁ前述のように、スキルが身につかない=市場価値が下がっていくことも要因かと思われますが、マジで離職率が低い。

全職種あわせて僕の同期は200人くらいいるのですが、辞めた話を聞いたのは僕含めて3人くらい。

 

まぁ離職率が低いのは悪いことではないかもですが、それゆえに職場自体も「定年まで勤め上げる」という雰囲気で満ちており、似たような価値観に支配されている印象です。

言葉にするのは難しいのですが、公務員として仕事を続け、同じ職場の人と結婚して、幸せな家庭を築いていくのが正解とされているような感じ。

人は環境の影響を大きく受けるので、どうしても将来的な選択肢は狭くなりますね。

「上司の姿は10年後・20年後の自分」なんて言われますが、公務員ほどその言葉が当てはまる職業はないかと思います。

 

ある程度の社会人経験を積んで、「安定したい」と思って公務員になるなら良いかもですが、新卒の段階で公務員になると、1つの価値観に支配されてしまい、視野が狭くなる可能性が高いです。

理由⑤勉強時間の負担が大きい

公務員試験に合格するためには、1,000〜1,500時間ほどの勉強が必要です。

1日3〜4時間の勉強を約1年間続ける計算になりますね。

かなり勉強の負担は大きいと言えるかと。

 

ただ、大学生でいられる時間は非常に貴重なものです。

その貴重な時間を、公務員試験の勉強に使ってしまうのはもったいないという見方もできます。

公務員は就職してからでもなれる職業なので、将来的な安定ばかりを考えて学生のうちから勉強するよりも、学生時代にしかできないことをした方が有意義です。

【大学生】安易に新卒で公務員になるのはもったいない。視野を広げるべき

【大学生】安易に新卒で公務員になるのはもったいない。視野を広げるべき

新卒で公務員になるのがもったいない理由を書きました。

要は「新卒じゃなくてもなれる職業なのに、貴重な学生時代の時間を試験勉強に費やすのはもったいない」ということです。

 

「公務員になって成し遂げたいことがある」という人は別としても、安定だけを理由に公務員になると、それと引き換えに失うものも出てきます。

そこまでをちゃんと理解せずに安易に公務員になるのは、将来的なことを考えても非常にもったいないですよ。

民間も見て視野を広げるべき

公務員になってから後悔しないためにも、大学生は民間企業も見ておくべき。

最初から公務員しか考えない人よりも、民間も検討した人の方がより納得のいく決断ができるのは間違いありません。

 

しかも、新卒で公務員になれるくらいの人ならば、民間就活をしたとしても普通に内定はもらえます。

公務員は就職してからもなれるので、民間で働いてみてから公務員試験を受けるという選択肢も全然アリです。

視野も広がりますし、民間経験を持っている人は公務員になっても重宝されますので。

 

以下の記事にて、無料で利用できる就活エージェントをご紹介しています。

面談をしたり、イベントに足を運んだりするだけでも、公務員しか考えないより確実に視野が広がりますので、ぜひ利用してみてください。

ちょっとした勇気で、将来の可能性が開けてきますよ。

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