こんにちは!元公務員のHiroshiです。
知り合いの人に相談しても、退職は止められる…
やっぱり辞めたいと考えるのはただの甘えなんだろうか…?
「公務員を辞めたい気持ちは甘えなのか」と悩んでいる方向け。
安定職の公務員を辞めるとなると、周りから結構止められますし、「甘い!」と言われることもあるかもしれません。
しかし、「公務員を辞めたい」は甘えではなく、むしろ大きな挑戦を自分に課していることだと言えます。
「公務員を辞めたい」は甘い?むしろ大きな挑戦です
なぜ「公務員を辞めたい」は甘いことではなく、大きな挑戦なのか。
それは、公務員が超恵まれた仕事だからです。
- 毎年確実に昇給する&ボーナスが出る
- リストラされない(雇用の安定)
- 休暇制度が充実
- 福利厚生がすごい
- 高い社会的信頼がある
要は、公務員ってかなり守られた存在なんですよね。
給料的には中の上くらいですが、仕事ができなくても毎年給料が上がります。
その他の部分(福利厚生など)もトップクラスに充実しており、「公務員という身分」があるだけで受けられるメリットが多い…
そして、公務員を辞めるということは、イコール「公務員であるがゆえに受けられるメリットを全て捨てること」です。
公務員の恩恵を捨ててまで、新しい道に行きたいと思う。
これのどこが甘えなのでしょうか??
ぶっちゃけ、公務員の仕事が辛い場合でも「休職→ちょっと復帰→休職…」を繰り返せば、仕事をせずに公務員のメリットを享受できます。
(「税金の無駄遣い」と批判されてますが、制度上できてしまいます)
しかし、公務員を辞めたいと思っている方は、上記のことをせずに、公務員でいる数多くのメリットを捨てて新たな道へ進もうとしているわけです。
それは甘えではなく、大きな、そして厳しい挑戦を自分に課していることと同義。
それを捨てる=リスクを取ることと言えるので、全然甘えではないです。
なので、「公務員を辞めたいなんて甘い!」と言っているのは、見当違いの考えと言わざるを得ません。
そんな周りの声は、右から左へ聞き流してOKです。
なぜ「公務員を辞めたい」は甘いと言われるのか?
とはいえ、「公務員を辞めたい=甘い」という考えが結構あるのも事実。
実際に僕も公務員を辞めたとき、親戚のおじ様・おば様からはあまりよく思われませんでしたね。。
(両親は「好きにすればいい」的な感じで、全然そんなことなかったですが)
なぜ、公務員を辞めたい・辞めるのは甘いと言われるのでしょうか??
①:「公務員は楽で安定している」という認識
そんな公務員を辞めたいなんて甘すぎ。
楽な公務員の仕事すらできない人に、他の仕事はできないよ。
上記のように、「公務員は楽で安定している」という認識を持っている方も多いです。
その理論でいくと、「楽な公務員の仕事ができない→他の仕事もできない」となり、「公務員を辞めたいは甘い」となるのでしょう。
…
…
…
意味不明ですね。
そもそも、どんな仕事も人によって合う・合わない/向き・不向きがあります。
「ある仕事ができなかった人が、別の仕事を始めたら超できた」なんてのもよくある話です
公務員を辞めたいと悩んでいる方は、公務員の仕事が向いていない・人間関係が合わない等、思うところがあるんだと思います。
それを踏まえて、自分の力をより発揮できる環境を探すことのどこが甘えなのでしょうか?
「適材適所」という言葉の通り、人には適性というものがあります。
向いていない仕事を嫌々続けるのは、苦行に近いです。
また環境・仕事を変えるだけで、一気に才能が花開き、毎日が楽しく過ごせる可能性もあるでしょう。
「楽な公務員ができない人に他の仕事はできない」等の意味不明な声は無視してOKですよ。
②:続けることが全てだと思っている老害
たとえ辛くても、一度始めたことはやり遂げるべき!
俺が若い時は、辛くても歯を食いしばって頑張った。
少なくても5年は勤めろ!
こういう「続けること=正義」の老害もいますよね。。
まぁ生きてきた時代が違うから仕方ないかもですが、すべて無視しましょう。
適性を見極めるのに3年も5年も必要ないですよね。
半年、長くても1年くらい経てば、自分が向いているかどうか分かるはずです。
また価値観なんて人それぞれなんですから、自分の価値観を押し付けてくる時点でナンセンス。
大事なのは、「自分がどう考えるか」です。
できる限り自分の思うように、自由に生きた方が充実度が高いので、老害の偏った意見に振り回される必要はありませんよ。
むしろ「向いていないから辞めたい」と思っていても、「一度始めたから」と老害の意見を真に受けていたら、それは時間の無駄。
逆にいろいろなことに挑戦してみて、合わないものはやめつつ、自分が輝ける場所を探した方が、よほど楽しく生きられそうですね。
甘い等は声は気にせず、公務員を辞めたいならチャレンジすべき
記事の中で触れたように、公務員を辞めることは「前向きな・大きな挑戦」です。
公務員のメリットを全て捨てて、新しい挑戦をすることですから、全然甘くないですよ。
とはいえ、どうしても周りの声を気にしてしまい、一歩が踏み出せない方もいると思います。
そんな方に伝えたいのは、自分で決めたチャレンジは気持ちが良いということです。
僕は2年で県庁を辞めたのですが、退職後は自分で「IT系の仕事をやる」と決め、1年以内に公務員時代の月収を超えました。
もちろん辛いこともありましたが、何をするか全て自分で決め、努力を続けた結果として一定の成果を残すことができた。
この充実感は、公務員時代には得られなかったものです。
公務員を辞めて新しい挑戦するかどうかは、全てあなた次第。
考え抜いた末であれば、公務員を続けることももちろん否定しません。
しかし、「自分で決めてチャレンジをすること」は本当に充実した気持ちになれるので、ここでお伝えしておきます。
【注意点】いきなり辞めないこと
注意点として、いくら公務員を辞めたいと思っていても、いきなり辞めないようにしましょう。
理由としては、収入が途絶えるから。
いきなり辞めると、当然そこで収入がゼロになります。
辞めて何をやるかを決めず、気持ちが先走って退職すると、精神的に不安定になって辞めたことを後悔する可能性も。
そのため、「辞めて何をするのか」をある程度明確にしてから退職するようにしましょう。
具体的には、どの会社に転職するのか、また何でお金を稼ぐのか等々。
特に決まっていないのであれば、転職エージェントに相談しても良いでしょう。
いろいろと相談に乗ってもらえますし、転職先の企業の紹介や面接指導などのサポートが受けられるので。
なんだかんだ、固定収入は心の安定を生んでくれます。
公務員を辞めたい・辞めようと思っている方は、急に辞めるのではなく、将来を見据えて、在職中の現在から行動をスタートさせてください。
悩んでいても何も始まりません。
甘い等の周りの声は気にせず、まずは自分で・今すぐに動いてみましょう。