こんにちは!元公務員のHiroshiです。
でも公務員はやっぱり安定しているし、親や親戚も「辞めるのはもったいない」とって言ってくる。どうしたら良いんだろう…
「公務員を辞めたいと思っているけど、もったいない気がして踏ん切りがつかない…」というあなた。
今回はそんな悩みに答えるために、「公務員をやめることはもったいないのか?」をテーマに取り上げます。
本記事の内容
- 公務員を辞めることはもったいないのか?
- 公務員を辞めることなんて実は大したことじゃない
- 【例外】すぐに公務員を辞めるのはもったいない
この記事を書いている僕は、新卒で入った県庁を2年で退職した元公務員です。
20代の若手のうちに実際に退職をしてみた経験から書いていきますので、ぜひご覧ください。
※結論をいうと、公務員を辞めるのは全然もったいないことではありません。
ただ、すぐに公務員を辞めると収入がなくなって精神的に安定しないので、公務員のうちに転職活動などの「退職後を見据えた行動」を始めるのがおすすめ。
本記事の中で詳しく触れますが、転職サイト・転職エージェントのおすすめは以下です。
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公務員を辞めるのは本当にもったいないことなのか

結論、公務員を辞めるのは全然もったいないことではありません。
逆に、「辞めるのはもったいない」と思い込んで、嫌々仕事を続ける方が人生もったいないかなと。
おそらく、公務員を辞める=もったいないと感じる人は、おそらく以下の2つの点からそのようなな考えに至っているはず。
- 安定した人生を捨てること
- 一定以上の勉強に耐えて、試験に合格したこと
この2点をふまえると、「公務員を辞めるのはもったいない」と感じられるのは理解できなくもないです。
ただ、それでも公務員を辞めることは全然もったいないことではありませんよ。
安定を捨てるのはもったいない?
確かに公務員の待遇や福利厚生は安定しています。
ただ、それにこだわって公務員の仕事を嫌々続けるということは、安定と引き換えに自分の人生を殺すということではないでしょうか?
大半の人が幸せに過ごしたいと思っている中、生活の多くを占める「仕事」がきつかったら、生きること自体がしんどくなって幸せからは遠ざかりませんかね。
まぁ「安定」が人生の最大の目的なら別に良いです。
しかし、そもそも安定至上主義の人は、この記事なんて読まずに仕事をこなしているでしょう。
また、その「安定」に関しても、将来的には微妙かなと。
というのも、これからは人口減少・少子高齢化が進むから。
人口減少・少子高齢化によって経済は停滞し、公務員の給与の基準である民間の平均給料が下がる上、公務員の人件費である税収も減ります。
となると、将来的に公務員の給与水準も間違いなく下がりますので、給料の安定度というウマミもなくなる可能性が非常に高いです。
公務員は安定している?していない?本当はどちらか【元公務員が語る】
さらに、公務員は副業も禁止なので、給料が少ない分を自分のスキルで補填することもできません。
となると、将来的にはほぼ間違いなくジリ貧です。
それだったら、自分でスキルを身につけるなどして市場価値を高め、どこでも必要とされる人材になれるよう努力した方がよほど安定しますよ。
人生の充実度を考えても、将来的な収入を考えても、安定にこだわって公務員を続けるのは逆にもったいないです。
せっかく勉強して合格したのに辞めるのはもったいない?
それだけ勉強に時間を費やしたと考えると、やっぱり辞めるのはもったいないのでは?
公務員試験合格には1,500時間(1日4時間で1年)ほどの勉強が必要と言われています。
僕も実際に、1,500時間以上は勉強に費やしたので、「せっかく勉強したんだから…」と思う気持ちも分からなくはないです。
ただ、たかが1年勉強したことによって、残りの何十年という人生を支配される方がもったいないと思いませんか?
確かに1,500時間というと決して少なくない時間です。
しかし、残りの人生の方がずっと多いのですから、そこにこだわり過ぎるのはいかがなものかと。
「せっかく勉強して公務員になったのだから」という気持ちから公務員を続けても、仕事がしんどくて日々の満足度・幸福度が低かったら元も子もないですし。
また、たとえ公務員をやめたとしても、努力して成果を出したという「成功体験」は残ります。
成功体験は「自信」を生んでくれるので、今後あなたが違うことにチャレンジしようと思ったときには必ずプラスになるはず。
つまり、公務員を辞めても、試験勉強に費やした時間が全て無駄になるわけではないということです。
公務員を辞めることなんて別に大したことじゃない

僕が実際に公務員を辞めてみて感じたのは、「公務員を辞めることなんて、別に大したことじゃない」ということです。
別に人生が終わるわけでも、ネットで晒されて叩かれるわけでもないですからね。
「公務員=安定職」というイメージが世の中では先行しているから、公務員を辞める=もったいないという感じになるに過ぎないかなと。
「向いてない」は普通のこと。辞めたいは甘えじゃない
また、公務員は実際に仕事をしてみないと、その雰囲気や仕事の中身が分からなかったりします。
それにも関わらず、大半の人が「安定しているイメージがあるからなんとなく」「地元に帰るなら公務員かな」という動機で入りますよね。
となると、仕事をしている中で「向いてない」と感じるのはごく自然なので、辞めたいと思うことは甘えじゃないですよ。
むしろ、なんとなく公務員になって、自分の性格と仕事が合っているという可能性の方が少ないはず。
また今の時代、退職や転職なんて普通のことなんですから、「公務員は定年まで勤め上げるべき」なんて方が変だとも思います。
公務員の人でも、将来やキャリアのこと、仕事のことを考えて、退職したいと思っても何ら不思議ではありません。
なので、必要以上に「もったいない」と思い込む必要なんてないかと。
【例外】勢いですぐに公務員を辞めるのはもったいない

ただ、勢いですぐに公務員を辞めるのは非常にもったいないです。
なぜなら、公務員という「身分」があれば、それだけでお金がもらえるから。
すぐに辞めてしまうと、収入が一時的にゼロになりますよね。
収入がなくなると精神的に不安定になるので、せっかく仕事によるストレスから開放されても、また違うストレスに襲われます。
そこでおすすめなのが、公務員として働きつつ、退職後を見据えた転職活動などの行動を始めること。
まぁ公務員としてお金をもらうには「身分」があるだけでOKなので、本当につらかったら療養休暇(病気休暇)をとるのも大いにアリかと。
ただ、勢いで辞めると精神的に厳しくなるので、公務員としてもらえるお金はフルでもらいつつ、行動を始めてみましょう。
【無料】おすすめの転職サイト・転職エージェント
行動の第一歩としておすすめなのが、転職サイト・転職エージェントを使ってみること。
転職サイトとは、求人を見て自分で応募するタイプのもの。登録するだけで気軽に情報収集ができます。
一方で転職エージェントは、担当者が個別でついて面談を行い、転職先の紹介や面接指導などの手厚いサポートが受けられます。
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:求人数・サポート体制などの水準が全体的に高い転職エージェント
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:定番のマイナビ。IT系に特に強いのが特徴(IT系は公務員から転職しやすい)
上記のとおり。
いずれも評判がよい上に完全無料なので、利用して損はしないはず。
なお、転職サイトと転職エージェントは上記のような違いがあるので、まずは情報収集をしたいという方は転職サイト、ガッツリ転職したいという方は転職エージェントですね。
もちろん両方でもOKです。
まとめ

本記事で触れたように、「公務員を辞めるのはもったいない」という考えに支配されて、嫌々公務員を続けるのは自分の人生を捨てるようなものです。
仕事なんて、自分の人生を豊かにするためのツールなんですから、公務員の仕事が嫌なら辞めた方が幸せになれますよ。
公務員を続けることのウマミ自体も減っていきますしね。
とはいえ、勢いで公務員を辞めるのは時期尚早です。
公務員という身分によってお金をもらいつつ、退職後を見据えて転職活動をした方が、精神的にも安定しますので。
つまり、「公務員」という安定した身分を持った今の段階で行動を始めるべきです。
おそらくこのままページを閉じても、また嫌々公務員としての仕事をするだけだと思います。
それが嫌だったら、まずは転職サイト・転職エージェントに登録という小さな行動を起こしてみてはいかがでしょう?
たった5分の今の小さな行動によって、未来は大きく変わりますよ。
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※こちらの記事にて、公務員におすすめの転職サイトを詳しく比較しているので、あわせてご覧ください。
