こんにちは!元公務員のHiroshiです。
来年も公務員浪人を続けるべきか、それとも公務員を諦めるべきか迷う…
難関試験と言われる「公務員試験」。
既卒で挑戦して、残念ながら落ちてしまった方もいると思います。
試験に落ちてしまった既卒の方が悩むのが、「浪人を続けるべきか、諦めて就活すべきか」ということ。
今回は、そんな悩みに元公務員の僕が答えていきたいと思います。
本記事の内容
- まず問いたい、なぜ公務員試験にこだわるのか?
- 既卒の方が民間就活に切り替えるべき理由
- 既卒の方におすすめの就活方法
ちなみに僕自身は新卒で公務員になりましたが、僕の同期や知り合いには、公務員浪人を経て既卒で入庁した人もいます。
そんな人達と関わった経験をふまえて、記事を書いていきます。
3分ほどで読めるので、ぜひ最後までお付き合いいただけたら嬉しいです。
Contents
【落ちた既卒に問いたい】全滅してもなぜ公務員試験にこだわるのですか?

公務員浪人を続けるか、民間就活をするか悩んでいる既卒の方にまず問いたいのが、
「なぜ公務員試験にこだわるのか?」
ということ。
その理由としては、大きく分けて以下の2つがあると思います。
- 公務員としてやりたい仕事・成し遂げたい夢がある
- その他の理由(安定や見栄)
①:公務員としてやりたい仕事・成し遂げたい夢がある
上記のような前向きな理由の方は、再チャレンジする価値はあるかと思います。
しかし、既卒で落ちている(=2回以上落ちている)ことは、イコール「これまでの勉強方法ではダメ」ということです。
予備校に入る(or変更する)ことも検討しつつ、再チャレンジに向けて動いてください。
(こちらの予備校比較の記事も、ぜひ参考にどうぞ)

②:その他の理由(安定や見栄)
正直、仕事内容についてはよく分からないけど、公務員になれば将来安泰だと思うからなりたい。
あと、既卒だから公務員しかない気もするし。。。
おそらく、大半の人はこんな感じの理由かなと。
つまり、公務員の仕事に魅力を感じているのではなく、公務員の身分に付随する待遇やイメージに魅力を感じているわけです。
①が前向きな理由だとしたら、こちらは後ろ向きな理由だとも言えます。
断言しますが、この類の既卒の方は、公務員浪人を続けるべきではありません。
その理由等については、以下で解説しますので、どうぞこのまま読み進めてください。
辛いかもだけど…公務員試験に全落ちした既卒が、浪人せずに民間就活すべき理由

基本的に、公務員試験に落ちた既卒の方は、公務員浪人を継続するべきではありません。
その理由は、以下の3つです。
- 次も多分受からない
- 1回就職してからでも公務員にはなれる
- ぶっちゃけ、公務員にはそこまで価値はない
理由①:次も多分受からない
厳しいことを言いますが、2年落ちた人は多分3年目も受かりません。
こう言ってはあれですが、2年やってダメだったということは、能力(努力できるかも含む)的に厳しいんだと思います。
むしろ、2年やって全く受からなかったのに、次の年に受かると考える方が楽天的かと。
また、「公務員としてやりたい仕事がある」等の前向きな理由があるならまだしも、「安定」等の後ろ向きな理由ではモチベーションも続かないでしょう。
モチベーションの低い状態で浪人しても、成功できるわけありません。
理由②:1回就職してからでも公務員になれる
公務員試験は、20代のうちなら受験できる試験。
つまり、1回就職してからでも公務員になれるんです。
確かに先ほどは、浪人を続けても多分受からないと申しました。
しかし、1回就職をする=民間を経験することで、より広い視野で「公務員」を捉えることができるようになります。
働いたことがない人の「公務員になりたい」と、民間で働いた人の「公務員になりたい」。
より重み・説得力があるのはどちらでしょうか?
民間で働くことによって、公務員になりたい気持ちがより鮮明になれば、勉強のモチベーションも上がりますし、志望動機でも差別化できます。
モチベーションが上がれば長丁場の勉強も頑張れる上、志望動機などを差別化することは、面接を突破する上でも非常に重要です。
公務員への未練がある場合でも、一度民間を経験することは必ずプラスになります。
その仕事が気に入れば続けてOKですし、「やっぱり公務員になりたい」と思った時にも有利な状態でスタートできるので。
社会を知っている分、面接には強いでしょうし、転職へのモチベーションも高かったためだと思います。
理由③:公務員には、正直そんなに価値はない【本音】
公務員試験に合格できなかった方に言うことではないかもですが、、、
とはいえ、事実なのでお話ししたいと思います。
辞めたからこそ分かりますが、公務員には正直そこまでの価値はないです。
理由としては、公務員の安定も地位も、辞めたらすべて消えてなくなるから。
たとえ多浪の末に公務員になることができたとしても、公務員の仕事が合わなかったら詰むんです。
辞めると自分の見られ方はこうも変わるものか、、と感じましたね。
(今では幸せに生きていますが)
これが「士業」や「師業」等の国家資格だったら話が違います。
別に最初の職場が合わなくても、資格さえあれば行く場所はいくらでもあるので、公務員よりも段違いに安定しています。
確かに公務員は守られた・恵まれた存在なのは間違いないですが、仕事のやり方や人間関係が独特なので、合わない人も確実にいます。
特に職歴のないうちは、仕事がどんなものか分からないので尚更です。
要は公務員になるのも、それなりにリスクがあるんですよね。
そんな公務員になるのに、20代の貴重な1年を使うのはあまりにもったいないです。
ダメだったらスパッと諦めて別の道に行った方が、今後の人生を考えた時に豊かになれる気がします。
前述のように、一度他の道に行って自分の適性を知ってからでも、公務員にはチャレンジできるので。
既卒の方におすすめの就活方法【公務員試験に落ちてからでも大丈夫】

ここまで書いたように、公務員試験に落ちた人は「一旦公務員は諦めて民間就活すべき」です。
それが今後を考えた上でも、確実にプラスの決断ですので。
自分で就活サイトで企業を探したら、とんでもないブラック企業になりそう…
こんな心配をしている方もいると思いますが、「就職エージェント」を使えば安心ですよ。
【無料】就職エージェントについて
就職エージェントとは、企業の紹介や面接指導など、就職に関するあらゆることをサポートしてくれるサービスのこと。
一般的な就職サイトは求人が載っているだけで、企業選びから面接の調整まで全て自分でやる必要があります。
しかし、就職エージェントを使えば、面倒なことはエージェント側が全て行ってくれる上、プロの指導の下で就活が進められますよ。
なお、就職エージェントによるサポートの流れは以下です。
- 就職エージェントに登録
- 担当者から電話orメールで連絡
- 担当者と面談:希望職種や条件などの相談
- 担当者から希望に合った求人の紹介がある
- 企業の求人に応募
→面接対策や書類の添削もやってもらえる - 企業と面接
- 内定
こんな感じで、かなり手厚いサポートが受けられます。
それでいて完全無料なので、使わない手はないですね。
就職エージェントが無料の理由
なにか裏がありそうだ…
無料の理由、それは就職を成功させれば、就職先の企業からエージェントに報酬が支払われるからです。
担当者側としても、1人でも多くの人に就職に貢献した方が給料に跳ね返るので、当然本気でサポートしてくれます。
おすすめの就職エージェント3選
上記のとおり。
いずれも非常に評判がよく、数多くの既卒者・第二新卒者の就職に貢献してきたエージェントです。
基本的に全国的に拠点がありますし、ブラック企業とかは排除されているので、どんな方でも安心して使えるかと。
なお注意点ですが、必ず複数登録しましょう。
その理由としては、就職エージェントは「会社」ではなく「人」次第だから。
どんなに求人数を持っていて、評判の高いエージェントだとしても、担当者とあなたの相性が良くなかったら良い就職は不可能です。
自分の希望する求人を紹介してもらえなかったり、ご自身が満足するサポートを受けられなかったりしますので。
(就職エージェントを調べたときに悪い口コミがあるのは、単純にマッチングの問題であることが大半かと)
複数登録しておけば、マッチングの問題は防ぐことができます。
就職エージェントを利用したからといって、別にそのエージェントで就職しないといけないわけではありません
いくつか面談に行ってみて、「この人良いな」と感じた人についていけばOKです。
上で紹介したのは、いずれも全体的な評判はかなり高いですが、良い就活のためには担当者との相性は最も重要な要素。
必ず複数を比較して、あなたにとって良い就活をしてください。
まとめ。公務員試験に落ちた既卒の方は、辛い気持ちを乗り越えて行動すべき

既卒で公務員試験に落ちた方は、本当に辛い気持ちだと思います。
でもそうかといって、そのままなんとなく浪人を続けても、成功する見込みは限りなくゼロに近いでしょう。
そして、そのまま受からずに浪人を続けていると、あっという間に20代も終わって年齢制限に。
そうなるとますます人生の難易度が上がり、今よりもっと絶望的な気持ちになります。。。
だからこそ、既卒1年目で失敗したあたりで一度見切りをつけて、新たな道に進むべきなんです。
いま動けばこれからの人生が明るくなりますが、動けないと泥沼にはまる可能性もあります。
自分の意思で何か行動した先には、必ず得るものがあります。心も充実して、救われた気持ちになります。
いずれも登録は3分ほど。
ご自身の未来のためにも、ほんの少しだけ勇気を出して、今すぐ行動してみてください。