こんにちは!元公務員のHiroshiです。
公務員の方が感じる、「公務員になってよかったこと」が気になる。
安定職の代名詞である「公務員」。
でも、公務員への就職・転職を考えている方などは、「公務員は本当に良い仕事なのか」と疑問に感じる方と思います。
そこで今回は、元県庁職員の僕が「公務員になってよかった」と感じていることを、リアルにお届けします。
なお先に言っておくと、公務員になったことは一切後悔していなく、間違いなく良い職場でした。
3分ほどで読めるので、ぜひ最後までお付き合いください。
地方公務員になってよかったこと7選【元県庁職員がリアルに語る】
一般的に言われる公務員のメリットというと、やはり「安定」です。
- 毎年昇給し、年功序列で給料が上がる
- ボーナスもしっかり出る
- クビにならない&潰れない
このあたりですね。
でも、上記の「安定」についてはみんな知っているので、ここでは触れません。
今回触れるのは、もっとリアルな部分です。
①:充実の福利厚生。とにかく守られている
1つ目が福利厚生。
「公務員は福利厚生が良い」とよく言いますが、何が良いかを理解している人は少ないはず。
僕は実際に公務員になってみて、そして辞めてみて、「公務員ってこんなに守られているんだ…」と実感しました。
僕がそれを最も感じたのは、療養休暇を取ったときですね。
公務員の療養休暇は、3ヶ月間は給料を満額もらいながら休めます。
僕は2年目の11月に「抑うつ状態」と診断されたのですが、そのおかげで、ゆっくりと静養できました。
休職中も給料が8割くらいもらえます。
長く働いていると、いろいろな事情で働けなくなる可能性があります。
そういう時でも、公務員という「身分」があれば生活ができなくなることはなく、治療に専念できます。
とにかく「守られている」ので、安心して暮らせるのは間違いありません。
その他にも、公務員は休暇がとりやすかったり、子育てがしやすかったりするので、私生活を充実させることが可能。
また、公務員の場合は「制度」があるのみならず、「無理をしない」「休みを取ろう」という「雰囲気」があります。
公務員の福利厚生の充実度、そして制度を利用しやすい雰囲気は、間違いなく公務員の魅力です。
②:いろいろな人と会いやすい
2つ目が、いろいろな人と会いやすいこと。
ここで言う「いろいろな人」とは、世間的な立場が高いとされている方々です。
公務員は権力を持っている側の立場です。
そのため、正当な理由があれば色々な方々とお会いすることができ、歓迎されます(表向きかもですが)。
実際に僕も「新規事業の参考にしたい」等の理由で、企業のお偉いさんと直接お話ししたことが何度もあります。
大手企業の場合は幹部、それ以外だと社長自ら対応していただいていました。
おそらく民間企業の場合だと、20代の人間が急に連絡しても、企業の幹部の方と直接話ができることはあまりないはず。
一方で公務員は、組織の名前があることで、自分よりも立場の高い方々にも会えるので、そこは1つの魅力です。
③:イメージがとても良い
「公務員」は世間的なイメージが非常に良い職業です。
「公務員です」と言うだけで、「すごい!」「優秀だね」等のなぞの高評価を得られます。
特に地方では、いまだに公務員がステータスです。
また、公務員は社会的な信用も高いので、ローンやクレジットカードの審査にも余裕で通ります。
僕も公務員になったばかりの頃には、「公務員の肩書きって強いな」と実感していました。
④:真面目な人がとても多い環境で働ける
4つ目は職場の人間関係について。
基本的に、公務員は真面目で、ちゃんとした人が圧倒的に多いです。
そもそも真面目な人でないとなれません。
一緒に仕事をするなら、真面目な人の方が圧倒的に楽ですし、基本は良い人が多いので、困った時には助けてくれます。
(真面目すぎるゆえに細かく、一緒に働くと大変な人もいますが…)
不真面目な人・適当な人と同じ職場だと、かなり苦労するはず。
その点公務員は真面目で優秀、かつ良い方々が多く、その中で働けたのは、公務員になってよかったと感じるポイントですね。
⑤:自分の仕事がメディアで取り上げられる
公務員の仕事は規模が大きく、また多くの人が関わったりするので、新聞やテレビ等で結構取り上げられます。
自分のやっている仕事がメディアに載った際には、「おぉ〜俺がやっている仕事や」と感慨深い気持ちになりますね。
僕は1年目にイベント関係の仕事が多かったのですが、そのイベントにはテレビや新聞で結構報道されました。
その時には、充実感・達成感のようなものがあったのを覚えています。
行政の仕事は影響が大きいですし、それをやり遂げた時にはやりがいを感じるはず。
特にメディアに報道されると、「公務員になってよかった」と思えますよ。
⑥:モテる
前述のとおり、公務員はとてもイメージが良い職業です。
そのため、結構モテます。
(都会だと分かりませんが、地方では人気職業です)
合コンに行った時には、かなりウケがよかったですね(笑)。
僕はそこまでモテるわけではなかったですが、公務員になってからはそれなりにモテるようになりました(笑)。
⑦:上司や先輩と楽しい時間を過ごせた
僕は同期の友達はあまりいませんでしたが、上司や先輩にはとても良くしてもらいました。
一緒に飲みにいったり、おいしいご飯をご馳走になったりですね。
職場の人と距離を取りたい人もいるかもですが、可愛がってもらえるのはやはり嬉しいもの。
僕は上司や先輩と一緒に飲みに行くのが、いつも楽しかった記憶があります。
前述のとおり、公務員は真面目で良い人が多いです。
それに加えてギスギス感がなく、ゆとりのある雰囲気なので、和やかな人間関係が築きやすいかなと。
まぁ人間関係は職場によりけりな部分はありますが、基本はちゃんとした人が多いので、あまり苦労はしないはず。
少なくても僕は、周りの方々と良い関係が築けたので、「公務員になってよかった」と思っています。
【なってよかったのに…】僕が地方公務員を辞めた理由
辞めたのは、単純に合わなかったからです。
周りの環境は間違いなく良かったですし、私生活もそこそこ楽しめていました。
しかし、僕には巨大組織が壊滅的に合いませんでした。
行政機関って、どうしても手続きが重視されますし、「上の意向がすべて」「議員さんの顔を立てないと」的な部分があります。
僕の場合はそれがしんどかった上、途中から「IT系の仕事をしたい」と思うようになり、退職しました。
このあたりは完全に個人の価値観の問題ですね。
公務員の地位や待遇は間違いなく恵まれているので、少しくらい仕事がつまらなくても続ける価値は十分すぎるくらいあります。
公務員になったことに後悔は一切ない
また、僕は2年くらいで県庁を辞めましたが、公務員になった後悔はありません。
公務員になったからこそ出会えた人はたくさんいますし、公務員として働いたからこそ、自分の大事にしたい価値観が分かりました。
まぁ人によっては「たくさん勉強したのにもったいない…」と感じるかもしれません。
それは確かにその通りですが、「目標に向かって努力をし、結果を残せた」という成功体験は消えません。
成功体験は自信を生んでくれるので、自分の人生を考えた時にもプラスにはなっているから良いかなと。
【まとめ】地方公務員は間違いなく恵まれている。なってよかったと感じられるはず
総合して、地方公務員は間違いなく恵まれています。
人間関係でも、福利厚生でも、男女問わず働きやすいのは間違いありません。
もちろん人には向き不向きがあるので、僕のようなパターンもあります。
しかし、大半の方々が満足している印象でしたので、「公務員になってよかった」と感じる可能性が高いかと。
関連記事:民間から公務員に転職!後悔する人の特徴は?【失敗を避けよう】
最近はビジネス系インフルエンサーの方々が、「公務員はオワコン」と煽っていますが、確実に良い職場ですよ(笑)。
本記事が、公務員を考えている方の参考になれば幸いです!
公務員に就職したい!民間を辞めて公務員に転職したい!と思った方へ
ここまで読んで「公務員になりたい!」と思った方は、ぜひ以下の記事を参考にしてください。
公務員試験の勉強法・予備校の選び方についてまとめた記事
公務員試験を受験するにあたっては、まず独学で勉強するか、予備校に通うかを決めないといけません。
以下の記事を参考に、ご自身に合った方を選んでください。
社会人から公務員に転職したい方はまずはこちら
社会人の方が公務員に転職しようと考えた場合、以下の記事で紹介しているガイドブック(無料)は必読です。