こんにちは!元公務員のHiroshiです。
社会人におすすめの公務員予備校ってどこかな?
公務員への転職を目指す社会人は多いです。
そこで迷うのが「予備校選び」。
忙しい社会人は、生活スタイル等に合った予備校を選ぶことが不可欠です。
今回は「社会人におすすめの公務員予備校」をテーマに取り上げます。
本記事の内容
- 【予備校選びの前に】公務員への転職を目指す社会人がすべきこと
- 公務員への転職を目指す社会人におすすめの予備校3選
- 予備校選びに関してよくある疑問【ここで解決】
ちなみに僕は、県庁に首席入庁した経験を持つ元公務員。
試験対策のポイント等を考慮して「社会人におすすめの公務員予備校」を厳選しました。
5分ほどで読めるので、参考にしていただけたら幸いです。
【予備校選び・勉強の前に】公務員になりたい社会人が行うべき、たった1つのこと
予備校選びの前に、公務員への転職を目指す社会人が行うべきことが1つあります。
それは「情報収集」です。
なぜなら、情報がないまま始めても、それはゴールのないマラソンだから。
- 公務員試験の概要や全体像、難易度などについて把握
- 試験に合格するためにどんな勉強が必要なのか知る
- 何の試験を狙うのか、なんとなくでも決める
これらを理解しないまま予備校を検討しても、意味不明になります。
「勉強を始める前から挫折」なんてことにもなりかねません。
具体的にはどうやって調べればいいの?
公務員試験の概要を掴むために、必要な情報を1つ1つ調べるのは超大変です。
しかし「社会人のための公務員転職ハンドブック」があると一発で解決します。
こちらは大手予備校のクレアールが出しているハンドブック。
「公務員になりたい社会人が知るべき情報」が網羅的に載っています。
- 公務員試験の仕組み(職種・受験資格・スケジュール)
- 公務員への転職ルート(一般受験・社会人採用のモデルケース)
- 学習負担が少ない試験に関する紹介
- 教養試験の例題(過去問から)
- 実際に出題された論文試験や集団討論のテーマ
- 社会人が面接で聞かれるポイント
- 社会人経験者採用試験の試験概要・倍率・給料などの詳しいデータ
- 社会人経験者採用を実施している市役所一覧
- 公務員の転職Q&A
- 中途で公務員になった方の合格体験記
全61ページの構成になっており、内容もめちゃくちゃ充実していますよ。
無料で請求できますが、普通に1,000円くらいで売っていても不思議でないレベル。
有益な情報が非常に多く、これがないと確実に損をします。
予備校選びをする前orしながら、必ずガイドブックを手にいれてください。
※電話番号の入力は任意。しつこい勧誘なし
(詳しい内容は以下の記事でも触れています)
【公務員試験】社会人におすすめの予備校3選
公務員試験を受ける社会人におすすめの予備校は以下の3つ。
それぞれの予備校の価格や特徴などについて詳しく見ていきます。
おすすめ予備校①:クレアール
定価 | 実質(割引後) | |
併願総合コース | 30万円 | 24万円ほど |
地方上級コース | 28.5万円 | 23万円ほど |
国家一般コース | 26万円 | 21万円ほど |
社会人経験者コース | 16万円 | 14万円ほど |
※クレアールはキャンペーンをやっていることが多い
クレアールは、Web通信に特化した公務員予備校です。
最初に言っておくと、社会人の方にはクレアールが最もおすすめ。
メリット
- 圧倒的に価格が手頃
- 個別の担当講師に学習スケジュールや悩みを相談可能(電話・メール・水道橋校舎)
- +3万円支払えば、不合格の場合には次年度の受講料が無料
- 水道橋校およびオンラインでの模擬面接が無制限
デメリット
- Webに特化しているから学習環境が手に入らない
- 模擬面接が水道橋校のみ
メリット①:圧倒的に価格が手頃
やはり見逃せないメリットが「価格」です。
県庁等の地方上級や国家一般職に対応したコースで、価格の例は以下です。
- 多くの予備校の相場:30万円〜40万円ほど
- クレアール:20万円ほど
10万円以上も手頃なのは、非常に大きなポイント。
Web通信型なので、時間や場所を選ばずに勉強できます。
忙しい社会人の方でも自分のペースで勉強を継続できますよ。
メリット②:担当講師による手厚いサポート
通信型とはいえ、サポート体制も手厚いのがメリット。
クレアールは担当講師が個別でつきます。
- 学習の悩みや計画等を気軽に相談可能(電話・メール・水道橋校舎)
- 小論文や面接カードも講師が添削・指導
「通信だからサポートの質が低い」なんてことはありません。
メリット③:+3万円で来年度の受講料が無料
プラス3万円支払うと、来年度の受講料が無料になるオプションがあります。
仕事をしながら勉強をする方は、勉強が追いつかなくて1年目に合格できない可能性も考えられます。
その場合も、オプションを使えば来年も追加料金なしで受講できますから、非常に安心かと。
なお、1年目に合格できた場合には、その3万円は全額返ってきますよ。
メリット④:水道橋校およびオンラインでの模擬面接が無制限
面接練習が無制限で受けられるのも大きなメリット。
- 遠方の人:オンラインで模擬面接ができる
- 東京近郊の人:水道橋校舎で模擬面接を実際に受けられる
(もちろん住んでいる場所に関係なく、自分の好きに選べます)
1次試験に合格した人に無制限で行ってくれます。
どこにお住まいでも面接練習ができるのは嬉しいポイントですね。
デメリット①:学習環境が手に入らない
クレアールはWebに特化しており、自分で勉強を進めていく形式。
講義・自習室などの学習環境が手に入りません。
自分で勉強を継続する意思が不可欠であり、自分で自分を律しながら勉強をする必要があります。
集中力に自信がない人の場合、デメリットになり得ます。
とはいえ社会人の場合だと、自分のペースで場所を選ばずに勉強できる方が大事かなと。
もちろん自分で勉強を続けるのは必須です。
しかし、ある程度の学習習慣があればさほど気にする必要はないと感じます。
デメリット②:模擬面接が水道橋校舎のみ
メリットでも書いた通り、対面での模擬面接は水道橋校舎のみ。
必然的に、東京近郊にお住まいの人しか模擬面接を受けるのは難しいでしょう。
ただ、社会人は就活の経験・日頃の仕事から、面接のマナーは身についているはず。
オンラインで講師から指導を受けるだけでも、十分対応できるかと。
対面にこだわる方は微妙ですが、さほど気にする必要はないと思いますよ。
おすすめ予備校②:大栄
公務員上級 地方上級・国家一般コース |
450,306円 |
公務員上級 教養コース |
270,918円 |
次に「大栄」です。
大栄はコースが2つしかないのですが、内容の充実度は非常に高いです。
メリット
- 「公務員上級」は、国家総合職や国税、裁判所などにも対応
- 圧倒的な充実度の2次試験対策
- 筆記対策はWeb通信だが、教室が多く学習環境が手に入る
デメリット
- 価格が高い
- 社会人経験者採用のコースがない
メリット①:「公務員上級」は国家総合職などにも対応
大栄の「公務員上級コース」は、大半の公務員試験に対応できるのがメリット。
- 地方上級
- 国家一般職
- 国家総合職
- 国税専門官
- 裁判所事務官 など
行政系の試験であれば、ほぼ全て対応しています。
一方で他の予備校だと、1つのコースで対応できません。
- 職種によってコースが変わる:国総等の難関試験ほど高い
- 費用を上乗せして講座を追加する
価格が50万円以上になることもあるので、そう考えるとお得です。
メリット②:圧倒的な2次試験対策の充実度
大栄は、2次試験対策が群を抜いて充実しています。
- 自社ツールによる自己分析・エントリーシートの個別対応
- 面接・論文に関する集合セミナーを6回実施
- 論文の添削指導
- 面接対策(Web面接・模擬面接)
- 集団討論練習
- 集団面接練習
集団討論・集団面接まで入念に対策できるのは大栄の強み。
面接の倍率が高い自治体を受ける方や、面接に自信のない方などにとっては安心です。
メリット③:Web通信型だが、学習環境が手に入る
大栄の筆記試験対策はWeb通信型なので、いつでもどこでも学習できます。
ただ、Web通信は「勉強せざるを得ない環境」に身を置くことができません。
勉強以外の誘惑によって、Webだと集中できない・サボりがちになる人もいます。
一方、大栄は全国に100以上も教室があります。
地方在住者の方でも、教室のブースで映像を見ながら勉強できます。
つまり、Web通信型でありながらも学習環境が手に入るんです。
他の予備校は都市部中心に20〜30校程度ですからね。
特に地方の方にはかなり大きなメリットかと思いますね。
デメリット①:価格が高い
最大のデメリットが価格の高さです。
40万円以上かかるのは、やはり相場から見ても高めです。
1つのコースで対応できる試験が多いこと、及び面接対策の充実度がめちゃ高いことが要因でしょう。
地方上級・国家一般職しか受けない場合には、コスパの悪さは否めません。
デメリット②:社会人経験者採用のコースがない
大栄には「公務員上級コース」しか用意されていません。
経験者採用コースを目指す人の受講は対応していないので要注意。
経験者採用を目指す方は、クレアールやLECを選ぶのがおすすめです。
おすすめ予備校③:LEC
スーパースペシャルコース | 通学・通信:417,000円 |
スペシャルコース | 通学・通信:349,000円 |
経験者専願コース | 通学・通信:215,000円 |
※スーパースペシャル:国家一般職・国税・財務・裁判所事務官・労基・地方上級・市役所など、あらゆる公務員試験に対応したコース
※スペシャル:国家一般職・地方上級・市役所といった行政職の公務員試験に対応したコース
最後に、公務員予備校として非常に有名なLECです。
費用とサポート体制のバランスが良好ですね。
メリット
- 筆記・面接ともに内容が充実
- Webフォローが追加料金なしで付いている
- 豊富な合格実績
デメリット
- 模擬面接の予約が取れないことが結構ある
- 模試の料金が別途取られる
- Web通信だとコスパが微妙
メリット①:筆記・面接がともに内容が充実
最大手のLECは、筆記・面接ともに内容が非常に充実しています。
- 質の高いカリキュラム・テキスト(Vテキスト)
- 担任講師による質問対応、論文や面接カードの添削
- 模擬面接・模擬集団討論
LECは公務員予備校としての実績が30年以上もあり、ノウハウも豊富。
指導内容は折り紙つきです。
主要都市にある教室では、生講義の受講・自習ができるので、学習環境も手に入りますよ。
メリット②:Webフォローが追加料金なし
- 通学して講義を受けるスタイル
- Web通信のスタイル
LECは2つのタイプがあり、通学スタイルでもWebフォローが標準でついています。
通学を選んでも、スキマ時間にWebで勉強・講義を見返して復習できます。
(ちなみに、TACだとWebフォローに追加料金が発生)
メリット③:豊富な合格実績
LECは超有名な公務員予備校ということもあり、合格実績も豊富。
(実績がないと30年も続きませんからね)
上位合格したLEC生も多く、信頼性も高くなりますよね。
デメリット①:模擬面接の予約が取れないことが結構ある
LECは模擬面接自体は無制限なものの、なかなか予約が取れないとのこと。
(口コミや知り合いから聞いた話です)
模擬面接は2次試験対策の肝になる部分なので、これはマイナスポイントですね。
デメリット②:模試の料金が別料金で取られる
LECで実施している模試の受験料は、たとえLEC生でも正規の価格を払います。
模試は1回あたり5,000円くらいなので、結構痛い出費ですよね。
自分の現在地の確認・できない問題を明確にするためにも模試は必須。
受けない選択肢はあり得ません。
模試は2〜3回は受けた方が良いので、1万円以上は追加でかかってきます。
デメリット③:Web通信だとコスパが微妙
LECは、内容の充実度と費用のバランスが良いです。
さらに教室に通う=学習環境が手に入るというメリットがあります。
ただ社会人の方は、あまり教室に行けない→Webで勉強することが増えるはず。
Webで勉強すると考えると、LECはコスパ的には微妙かなと。
- 地方上級・国家一般職を狙う:クレアールの方がコスパ高
- 国家総合職なども併願:大栄の方がコスパ高
(国家総合職を受けない場合はLECの方がお得ですが)
とはいえ、公務員予備校に行く目的は「合格」であり、予備校選びでは「相性」が最重要。
費用やコスパで選ぶと、自分に最もあった予備校が選べなくなります。
実績豊富なLECも検討する価値は十分にありますよ。
【社会人】公務員試験の予備校選びに関するよくある質問
社会人の方が公務員予備校を選ぶ際によくある質問・疑問は以下の3つ。
- 予備校選びのポイント・決め手は?
- 費用の相場は?
- 公務員試験を受けるのに仕事を辞めるべきか?
それぞれ回答していきます。
質問①:予備校選びのポイントは?
大事なのは「相性」です。
どんなことでもそうですが、成果を出すためには相性が良いことが不可欠。
相性は、具体的に「性格やニーズに合致しているか」と「直感」で決めるべきです。
性格やニーズへの合致
「自分がどんな性格でどんな勉強をしたいのか」はまず考えるべきポイント。
例えば「忙しいから自分のペースで勉強したい人」が、通学で講義を受けるタイプの予備校を選んでも失敗します。
生活スタイル・勉強方法などから、よく検討してください。
直感
直感的に「良いな」と思える予備校に通った方が、モチベーションはキープできます。
逆にそもそも自分が良いと思えない予備校を選んだら、予備校で勉強する気も失せてしまいますよね
たとえ実績があっても、自分が良いと思えない予備校はやめるべきです。
直感を確かめるためには、実際に「予備校に触れてみる」ことが非常に大事です。
- パンフレットを請求して見てみる
- 予備校の相談会・体験授業に参加する
複数を比較してみると、自分が最も気に入る予備校に出会えるはず。
公式HPには載っていない情報も得られるので、良い予備校選びができますよ。
また、資料(パンフレット)は各予備校で無料で請求できます。
資料請求で代金が安くなる・無料体験会の日程が分かる等のメリットも。
- 気になる予備校の資料を請求してみる
- その中でも良いと思った予備校の無料相談会に行く
- 総合的に最も気に入った・自分に合うと思った予備校で勉強
上記の流れで決めると、失敗しない予備校選びができるはず。
予備校代金は高額ですから、相性をしっかり見極めて選んでください。
質問②:社会人の公務員予備校の費用はどれくらい?
- 教養+専門(地方上級など):30万円〜40万円ほど
- 教養のみ:20万円ほど
- 社会人採用:20万円ほど
相場としては上記ですね。
確かに高額ではありますが、公務員になればすぐに回収できる金額でもあります。
また、合格への「ツール」と考えると、投資対効果は決して悪くないかと。
質問③:受験にあたり、仕事は辞めるべきか?
結論、辞めない方が良いです。
確かに、仕事を辞めれば勉強に使える時間が増えます。
しかし、仕事を辞めると収入がなくなりますよね。
収入がなくなると精神的に余裕がなくなるので、焦って勉強に集中できないことも十分あり得ます。
また勉強時間が増えたことで、逆にダラけてしまうこともあるでしょう。
以上より、多少キツくても働きながら勉強をするのがおすすめです。
- 土日に集中して勉強する
- 定時帰宅をして平日の学習時間を確保する
- 通勤中などのスキマ時間に勉強する
忙してくも時間を作り出して、合格を目指していきましょう。
社会人におすすめの公務員予備校に関するまとめ
社会人の方におすすめの公務員予備校について書きました。
繰り返しますが、予備校を選ぶ際には「相性」を重視してください。
その最初のステップとして、まずは無料の資料請求がおすすめ。
「どこが良いだろう?」とネットを見ていても、まず決め手になる情報は載っていません。
資料にはサイトにない情報が豊富に記載されています。
直感も判断できる上、無料相談や割引キャンペーンの案内等もありますよ。
グダグダしていても、落ちる可能性が高まるだけです。
サクッと資料請求→相談→予備校を決めて勉強を始めましょう。
入力は3分ほどで、面倒な勧誘も一切ありませんので、これを機にぜひどうぞ。
本記事で紹介した公務員予備校
(公式HPから資料請求・無料相談ができます)
※追伸:予備校選びの前に情報収集は欠かせないので、無料ガイドブックは必ずもらっておいてください。
※電話番号の入力は任意。しつこい勧誘なし