こんにちは!元公務員のHiroshiです。
公務員のことを知ることができる本があれば知りたい。
外からはなかなか掴みにくい、役所の内情や公務員の仕事の実態。
そのため「公務員になる前に読むべき本が知りたい」と思っている公務員志望者は多いです。
実際に僕へ質問が来ることが多い上、僕も大学生の頃には同じ悩みを持っていました。
そこで今回は「公務員志望者が絶対に読むべき本」を1つだけ紹介します。
学生時代に読んでおきたかった…
この記事を書いている僕は、県庁に勤めていた経験を持つ元公務員。
本記事で紹介する本は、元県庁職員の僕から見ても本当におすすめできる一冊です。
無料で読む方法も含めて紹介するので、ぜひ最後までお付き合いください。
※紹介するのは、公務員試験対策に関する本ではありません。
おすすめの筆記対策・面接対策本は以下の記事にて紹介しています。
関連記事:公務員試験のおすすめ参考書28選。僕が使った最強ラインナップ
※動画で見たい方はこちら
【一冊だけ】公務員志望者が読むべき本
公務員志望者が読むべき本、それは「実は悲惨な公務員」です。
「実は悲惨な公務員」は、元文部科学省の官僚・山本直治さんが執筆された本。
この本では、公務員の待遇・業務・組織などに関して、悪い部分も含めて赤裸々に書かれているのが特徴的です。
- 山本さんご自身の経験
- 山本さんの知り合いのノンキャリ組の国家公務員の声
- 山本さんの知り合いの地方公務員の声
上記をもとに書いてあるので、非常に実態に即した内容になっています。
国家公務員のみならず、地方公務員志望の方が読んでもかなり参考になるはず。
(どの役所も仕組みや性格はかなり似通っていますしね)
なお、この本の発売は2008年と結構古いですが、まったく問題なし。
その10年後に公務員だった僕が読んでも、納得・共感できる内容ばかりでしたよ。
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「実は悲惨な公務員」を公務員志望者におすすめする理由
なぜ「実は悲惨な公務員」を、公務員志望者が読むべきなのか。
それは「公務員として働くリアル・本質を知ることができるから」です。
公務員の仕事のリアル・本質が分かる
公務員と言えば、以下のようなイメージがあると思います。
- 安定している
- 給料や待遇はそこそこ。
- 無駄な仕事が多い
- 前例踏襲で変化を好まない
良くも悪くもこんな感じではないでしょうか?
「実は悲惨な公務員」を読めば、このようなイメージに対して、その本質まで含めて知ることができます。
「本質まで」がポイント
この「本質まで」が重要なポイントです。
どんな物事でも、裏には「理由」や「事情」があります。
「実は悲惨な公務員」では、公務員の実態はもちろん、その裏にある役所特有の事情まで分かりやすく書かれています。
なぜ無駄が多くなるのか・なぜ事なかれ主義なのか・なぜ成果を求めないのか等の「なぜ」に着目し、本質的な話をしています
つまり、組織の性格や問題点・役所のあり方に関する深い議論がされているわけです。
確かに、公務員志望者向けの本は他にもあります。
その多くは内容が比較的平易で分かりやすい上、公務員のリアルを書いている印象です。
- 長時間の残業もある
- 世間では定時帰りのイメージだけど、実は激務
- 災害のときには身を削って住民を守る
他にも、著者の方の辛かった経験談が書いてある場合もあり、参考になるとは思います。
しかし、正直役所の本質的な話まではあまり触れられていません。
本質が分かる=自分の価値観とのミスマッチが防げる
本質が分かることで「公務員の仕事が自分に本当に合っているか」を考えられます。
正直、ある程度の残業・激務などはどの業界・仕事でもついて回る部分です。
しかし、業務や組織の性格は業界・職種によって違います。
だからこそ「業務や組織の本質的な部分」と「自分の価値観」が合うかが非常に大事です。
組織のあり方・業務の性格と自分の価値観が合わないと、実際に働いてみてから辛い思いをします
ここでミスマッチが起こると、どうしても続けることがしんどくなりますね。。
実際に僕も、公務員の仕事が自分の価値観と合わなかったために退職した人間です。
正直「なんとなく」公務員になりましたが、本質的な部分で、行政組織と自分の考えにズレがありました。
実際に公務員になってみて、自分には絶対合わないと気づきましたんね。
公務員になるのも決して楽ではありません。
僕は公務員のことをよく知らずに公務員になり、組織が合わないことに疲弊しました。
僕のようにならないためにも、行政組織の事情・業務の裏側まで必ず知っておくべきです。
「実は悲惨な公務員」を読めば公務員の本質が分かる→ミスマッチを防げると思います。
まとめ。「実は悲惨な公務員」は公務員志望者必読の一冊
「実は悲惨な公務員」を紹介しました。
なお注意点として、この本は公務員の仕事の悪い部分に着目して書かれています。
公務員になりたくなくなる可能性も否定できません
しかし、公務員には安定性・社会的信頼などのメリットも大きいです。
- デメリットが書かれている前提で読む
- メリットとデメリットをよく比較する
- 役所の本質が自分にとって重大な問題点かを特に考える
上記3点を念頭に読めば、よりフラットに「公務員」について考えることができるはず。
役所の組織・業務の本質的な内容が知ることができる本は、本当に貴重です。
公務員になってから後悔しないためにも、志望者の方は絶対に読んでおくべき。
「実は悲惨な公務員」は、今ならKindle Unlimitedの対象です。
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この本を読まずに将来的に後悔するか、いま読んでしっかり考えるか。
決めるのはあなたですが、僕は知らずに失敗したので、読むことを強くおすすめします。
※対象本は急に変わる可能性があります
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