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公務員試験tips

公務員試験で既卒は不利?職歴あり・なしに分けて元県庁職員が解説

既卒の公務員試験

こんにちは!元県庁職員のHiroshiです。

大学を卒業して数年経ったけど、公務員になりたい。既卒って不利なのかな?

既卒から公務員を目指そうと思っている方もいらっしゃると思います。

そんな方にとって「既卒受験は不利にならないのか?」というのは非常に大きな疑問ですよね。

そこで今回は、

  • 既卒は公務員試験で不利にならないのか?
  • どんな経歴の人が既卒で公務員になっているのか
  • 既卒からでも公務員試験に合格する方法

について書いていきます。

ちなみにこの記事を書いている僕は元県庁職員で、某県庁に首席入庁した経歴があります。

僕自身は新卒で入庁しましたが、大卒事務(僕と同じ区分)だけでも同期が100名以上いて、その実態をふまえて書いていくので、この記事の信頼性担保につながると思います。

公務員試験を既卒で受験する方法は?

公務員試験

まず前提として、公務員試験を既卒で受験する方法について整理します。

公務員試験には、大きく分けて「一般枠」と「社会人採用枠」の2つがあります。

  • 一般枠:新卒の方と一緒に受験する
  • 社会人採用枠:社会人経験者のみが受験対象

一般枠にある受験条件は、基本的には年齢のみ(その他に国籍等がありますが)です。
ちなみに、この年齢条件は30歳以下である場合が大半です。

一方、社会人採用枠でが年齢とともに、社会人としての経験年数も受験条件となっています。

従来は、一般枠で公務員になる方が大多数だったのですが、最近だと社会人採用枠も年々増えています。

とはいえ、一般枠で公務員になる方がまだまだ圧倒的に多いですし、既卒で公務員になろうと考えている方の大半が、20代中盤〜後半くらいだと思われます。

そのくらいの年齢だと一般枠での受験になる(社会人枠は30歳以上が多い)ため、本記事では「一般枠で公務員試験を受験する既卒者」を対象に書き進めていきます




公務員試験で既卒は不利?

公務員試験

結論からいうと、不利ではありません

というのも、公務員試験というのが非常に公平な試験だからですね。
年齢が受験要件を満たしていれば、安心して受験することができます。

昔のようにコネや縁故採用は一切ありませんし、試験で高得点を取れば合格できる仕組みになっているので、新卒・既卒を問わず高い得点を取ることができれば合格します。

新卒だから加点されるとか、既卒だから減点とかは一切ないので安心してください。

Hiroshi
Hiroshi
僕の同期にも既卒の方がたくさんいました。

僕の同期や先輩の中でも、民間企業から転職して公務員になった(一般枠を受験)した方もかなりいましたね。

むしろ、新卒ストレートで公務員になった人が意外と少ない印象です。
新卒でも一浪くらいは普通にしています。




どんな経歴の人が既卒から公務員になっているの?

どんな経歴の人が既卒から公務員になっているの?<
既卒でも不利にならないことは分かったけど、どんな人が既卒で合格しているんだろう?

既卒で公務員になる方の経歴は様々なのですが、僕の同期や先輩、知り合いでは以下のような感じです。

  • 元銀行員(メガバンク・地銀問わない)
  • 民間企業の営業職
  • 他の自治体の公務員

中でも元銀行員が特に多いですね。
元銀行員の方が優秀な方ばかりだった印象です。

僕のいた県庁では元地銀の方が多かったのですが、1年目に関わった元メガバンの先輩はめちゃくちゃ仕事ができる方でした。

ちなみに技術職の方だと、既卒者がかなり多いですね。

とはいえ、もちろん公務員試験に浪人して合格した方(既卒職歴なし)もいましたので、さほど心配する必要はありません。

下では、既卒の方が公務員試験に合格する方法をご紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。




既卒から公務員試験に合格する方法

既卒から公務員試験に合格する方法

既卒から公務員試験に合格する方法を書いていきます。

新卒でも既卒でも、公務員試験に合格するための方法は基本的には同じです。

既卒でも新卒でも、公務員試験では筆記試験が最重要

何よりも大事なのは「筆記試験」です。

多くの公務員試験では、筆記試験で受験生をバッサリと落としていくので、とにかくここを突破できるようにしっかりと勉強しましょう。

以下では、県庁の試験(地方上級関東型)にて、独学で専門試験満点、教養試験8割を叩き出した僕の勉強法を詳しく紹介しています。

既卒で公務員になろうと考えている方は、筆記試験の勉強をする上での参考にしてみてください。

公務員試験の専門試験の対策・勉強法まとめ【独学で首席入庁者が解説】公務員試験の専門試験の対策方法を、独学で県庁に首席入庁&地方上級の専門試験で満点を取った筆者がまとめました。筆者の勉強のノウハウが詰まった記事なので、公務員試験受験者は必見です。...
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なお、筆記試験は受験者全員が横並びでスタートするので対策方法は同じなのですが、面接試験では「既卒職歴あり」と「既卒職歴なし」で分けて対策法を解説していきます。

既卒職歴ありの人が公務員試験の面接を突破するためには?

既卒職歴ありの方は、面接を有利に進めることができます

  • 前職の経験があるため、志望動機を作りやすい
  • 社会人としての経験やマナーをアピールしやすい

このような理由があるからですね。

新卒だと、どうしても志望動機は似たようなものなりがちです。
「地域に貢献したい」とか、「大学で東京に出て、地元をより良くしたいと思った」 という方が多いと思われます。
新卒は働いたことがないため、当然といえば当然なのですが。

一方で既卒職歴ありの方の場合、民間企業との比較という軸で志望動機をつくることができるので、差別化を図りやすいというメリットがあります(前職の批判はNGですが)。

また、既卒職歴ありの方は数年の社会人経験を積んでいるので、新卒よりも社会人としてのマナーが身についていますし、コミュニケーション能力も高いでしょう。

このあたりをアピールできれば、既卒職歴ありの方の面接はバッチリです!

既卒職歴なしの人が公務員試験の面接を突破するには?

既卒職歴なしの方は、面接対策が特に不安ですよね。

ただ、「既卒職歴なし」というだけではマイナスにはならないので、安心してください。

とはいえ、なぜ「既卒職歴なし」なのかは面接官に必ず突っ込まれるので…

  • なぜ公務員になろうと(この自治体に入ろうと)思ったのか
  • 大学を卒業してからは何をしていたのか

等の質問には、しっかりと答えられるようにしておきましょう。

このあたりの質問で面接官を納得させる回答ができれば、特に何も問題ありません。

僕の同期の中にも、大学受験で多浪し、さらに大学卒業後も公務員浪人をしていた(既卒職歴なし)の人がいました。

公務員試験の面接はネガティブチェック(ダメな受験生を落とす)の側面が強いので、筆記試験で高得点を取ることが何より大事です。

既卒職歴なしだと、もしかしたら面接官の心象が良くないかもしれませんが、筆記で上位にいれば、面接で平均程度の得点をとれば十分合格できます。

既卒職歴なしの方は、とにかく筆記試験で高得点を取り、面接を楽に進められるようにしましょう!

まとめ

最後に、本記事をまとめます。

  • 公務員試験では、既卒だからといって不利にはならない
  • 既卒で一般枠の試験を受験し、公務員になる人も多い
  • 既卒者の経歴としては、元銀行員や元公務員(他の自治体)の方が多いが、既卒職歴なしの方もいる
  • 既卒者が公務員試験に合格するためには、新卒同様にまずは筆記が最重要
  • 面接では、志望動機などで新卒と差別化を図ることが大事

今回は以上になります。ありがとうございました。

独学で公務員試験の勉強をする既卒の方へ【学習ロードマップ公開中】

新卒・既卒問わず独学で勉強をしていると、

「いつ何をすれば良いのかわからない」
「具体的な学習スケジュールの立て方に迷う」

というような悩みを抱えがち(僕もそうでした)。

でも、いざネットで情報を得ようと思っても、ぶっちゃけ参考になりそうな情報って全然ない…

 

このような、過去の僕と境遇にある方を救うべく、noteにて「独学で公務員試験に合格するためのロードマップ」を作成しました。

ロードマップの内容
  • 合格のために必要なマインド【公務員試験の事実から】
  • 独学での試験対策における全体の基本方針・戦略
  • 1日の勉強のスケジュールの立て方
  • 試験対策として使うべき参考書・問題集
  • 僕が実践していた勉強法・スー過去の使い方
  • 独学で公務員試験に合格するためのロードマップ【筆記・論文・面接】
    →時期別にやるべき内容を記載

このnoteのミソは、時系列でやることを記載しているところ。

「どの時期に何をすればよいのか」を詳細に紹介しているので、独学での対策をする上では非常に参考になるかと。

なお、このロードマップは県庁に独学で合格した僕の体験から書いているので、他のサイト等とは説得力が違うと自負しています。

 

価格は500円。コーヒー1杯分ですね。

独学者が悩みがちな学習の指針となるものですし、「自分が受験生の頃に欲しかった教材」をテーマに2万5,000字以上の特大ボリュームでお送りしているので、ぶっちゃけかなりお手頃かと。

なお、一定部数売れるごとに値上げしていく予定なので、今のうちにどうぞ。

独学で公務員試験に合格するためのロードマップ