こんにちは!元公務員のHIroshiです。
今日はそんな疑問にお答えするために、
- 20代国家公務員の給料
- 地方公務員と比較してどちらが多いのか
というテーマで書いていきます。
国家公務員になろうかなと考えている方、国家公務員のお金事情について知りたい方は、ぜひ参考にしてください。
20代国家公務員の年収・給料(月給)・ボーナスまとめ
各数値に関しては、総務省から発表されている平成30年国家公務員給与等実態調査の結果より、以下のように算出いたしましたので、ご確認ください。
- 年収:月給×12 + ボーナス
- 月給:基本給(月の給与+諸手当)+時間外勤務手当
- ボーナス:基本給 × 4ヶ月
なお、年収等に関しては統計表から推計した値ですので、あくまで目安になります。
ボーナスに関しては、民間企業の傾向や景気の変動を受けて給料の何ヶ月分出るかが決まる(2018年は4.45ヶ月)のですが、平均すると4ヶ月分程度なので、この形で計算しました。
また、大卒・短大卒・高卒の区分を全て含めた金額ですので、大卒の方はこの金額より多く、また短大卒・高卒区分の方はこの金額よりも若干少なめになるかと。
今回ご紹介する金額については、総合職(キャリア官僚)と一般職(ノンキャリア)を合わせた金額です。それぞれのデータは存在しませんでした。
総合職の方は、一般職に比べて初任給も出世のスピードも全く異なります。
なお、国家公務員は一般職の方が大多数なので、今回の記事でご紹介する年収などのデータに関しては、一般職の方の金額に近くなります
年代別・20代国家公務員の年収・給料・ボーナス【行政職俸給表(一)】
行政職俸給表(一)、つまり一般的な事務系の20代国家公務員の年収・給料・ボーナスは以下の通りです。
年収 | 給料(月給) | ボーナス | |
20歳〜23歳 | 約353万円 | 227,492円 | 約80万円 |
24歳〜27歳 | 約425万円 | 274,320円 | 約96万円 |
28歳〜31歳 | 約507万円 | 327,043円 | 約115万円 |
残業代についてはデータがなかったので、平成30年人事院勧告に記載の国家公務員の平均残業時間(年間228時間=月19時間)と各年齢の基本給から、残業代を推計しました。
- 20歳〜23歳:基本給199,303円、残業代28,189円
- 24歳〜27歳:基本給240,328円、残業代33,992円
- 28歳〜31歳:基本給286,518円、残業代40,525円
なお、本省勤務の国家公務員の平均残業時間は年間350時間(=月29.2時間)なので、本省勤務の方の残業代は以下のようになります。
- 20歳〜23歳:残業代43,322円
- 24歳〜27歳:残業代52,240円
- 28歳〜31歳:残業代62,280円
※残業代の計算方法:(俸給の月額+地域手当等の月額)×12÷(1週間当たりの勤務時間×52) ×支給割合×勤務時間
20代国家公務員の年収を地方公務員と比較すると…
20代国家公務員の年収を、同じ20代の地方公務員(都道府県庁職員)の年収と比較してみましょう。
国家公務員 | 都道府県庁職員 | |
20歳〜23歳 | 約353万円 | 約343万円 |
24歳〜27歳 | 約425万円 | 約405万円 |
28歳〜32歳 | 約507万円 | 約468万円 |
上を見るとわかるように、いずれの年代にしても国家公務員の方が年収が高い計算になりました。
とはいえ、国家公務員の年収に関しては、総合職区分で入庁した方の金額も含んでいますし、国家公務員の方が残業が多い(霞ヶ関は不夜城と言われています)ことを考えると、どちらが良いかは一概には言えません。
なお、20代地方公務員の年収や給料、ボーナスについては、以下の記事で詳しく書いているので、あわせて読んでみてください。
20代国家公務員の年収が魅力!公務員になりたい!と思った方へ
20代国家公務員の年収について書きましたが、ここまで読んで「公務員になりたい!」と思った方は、ぜひ以下の記事を参考にしてください。
公務員試験の勉強法・予備校の選び方についてまとめた記事
公務員試験を受験するにあたっては、まず独学で勉強するか、予備校に通うかを決めないといけません。
以下の記事を参考に、ご自身に合った方を選んでください。
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まとめ
今回の記事についてまとめておきます。
- 20代国家公務員の年収は、350万円〜500万円程度
- 同じ年代の県庁職員と比較すると、国家公務員の方が年収が多い
今回は以上になります。ありがとうございました。
行政職公務員(国家・地方)の給料に関する完全まとめはこちら