こんにちは!元公務員のHiroshiです。
「公務員を辞めたい」と思っている人は実は多いです。
しかし一方で、公務員は安定した、非常に恵まれた職業。
必然的に、多くの方が「公務員を辞めたら後悔するのでは?」と悩みます…
僕は元県庁職員の20代で、公務員を辞めて2年が経過しました。
そこで今回は「公務員を辞めてよかったこと」を正直に書きます。
本記事の内容
- 公務員をやめてよかったこと3選
- 公務員を退職して後悔は一切ない
- 辞めたい方への現実的なアドバイス
辞めたい方は、公務員を辞めるメリット・デメリットを色々考えると思います。
(もちろん僕もそうでした)
しかしトータルで考えて、辞めて本当によかったです。
本記事を読めば「公務員を辞めたらどうなるか」がイメージできるはず。
3分ほどで読めるので、ぜひ最後までお付き合いください。
【はじめに】公務員を辞めたその後の話
前提として、僕が公務員を辞めて何をしているのかの話。
県庁を退職後は、Web系のフリーランスとして仕事をしています。
- Web上の記事の執筆
- メディア運営・ブログ
- YouTube動画作成
- 企業のYouTubeの編集・ディレクション
主にメディア系の業務が多いですね。
退職して数ヶ月は収入がほぼゼロでしたが、スキルアップの勉強→実践を継続。
まだまだ全然雑魚ですが、今では県庁時代よりも収入も上がりました。
公務員を辞めてよかったこと3選
僕が「公務員をやめてよかった」と思うことは、大きく以下の3点です。
- 精神的な安定
- 仕事を選べる
- 視野が広がった
正直、仕事の時間自体は公務員時代よりも全然増えました(今はほぼ休日なしです)。
しかし、幸福度は比べ物にならないくらい上がりました。
①:精神的な安定
最も「辞めてよかった」と思うのは、精神的に安定したことです。
公務員の待遇・身分は、客観的に考えて超安定しています。
しかし、公務員時代の僕は精神的に全く安定していませんでした。
巨大組織の中で、上や議員に忖度しながら働くことに疲弊していました。
また年功序列なので、頑張る意味を全く見出せなかったです。
正直「この環境に数十年もいるのか…」と絶望していましたね。
つまり、待遇や身分は安定しているのに、全然幸せを感じなかったんです。
しかし、退職したら精神的な安定度は一気に増しました。
- 大きな組織から解放・縛られない
→自分の頭で考えて働ける - 頑張りが跳ね返る
→モチベーションも上がる - やりたいことを仕事にできる
総じて「好きなことで自由に働く」が達成されたためですね。
公務員を辞めて、確かに「安定した身分」は失いました。
しかし、身分は安定しても精神が安定しない状態は、本当に幸せでしょうか?
辞めてから改めて実感しましたが、僕の価値観では明らかに「身分の安定<精神の安定」でした。
(両方達成された状態が望ましいですけどね。笑)
僕の場合は精神面の安定を得て、トータルで幸福度が上がったので、辞めてよかったと思っています。
②:仕事を選べる
公務員は、自分の仕事を全く選べません。
上の指示に従うのはもちろん、業務範囲が非常に広いからです。
農業系→保健福祉系など、全然関連性のない部署への異動もしばしば。
よく「異動=転職」と言われますよね。
もちろん、全く興味のない仕事・やりたくない仕事をすることも多いです…
しかし、公務員を辞めたことで、やりたい仕事ができるようになりました。
- やりたいと思ったら、すぐに実行できる
- やりたくないと思ったら、断れる
フリーには上司がいないので、もちろん責任は伴います。
(失敗したら信頼を失い、仕事や収入も飛ぶので)
しかし、やりたい仕事を軸に働けるのは本当によかったです。
なお、民間企業に転職した場合も同様だと思います。
民間企業も、IT系・メーカー系・金融系など職種が分かれていますよね。
自分の興味に関連した仕事はできます。
もちろん企業には上司がいるので、フリーほどの自由度はありません。
しかし、業界・会社・仕事内容を「自分で選ぶ自由」はあります。
公務員に比べると、明らかに仕事を選べるわけですよ。
興味を全く持てない仕事をするのは、精神的にかなりしんどいです。
公務員を辞めたことで、やりたくない仕事を排除できたのは本当によかった…
③:視野が広がる
公務員時代の僕は、本当に視野が狭かったなと感じます。
- 公務員を辞めるのはもったいない
- 公務員を辞めたら転職は厳しい
- 公務員よりも恵まれた仕事はなかなかない
上記のように思っていた部分もありました。
(公務員信仰が強い親戚・知り合いの影響かもしれません)
しかし、実際に辞めたら変わりました。
- 公務員以外にも自分にできる仕事はある
- 公務員よりも恵まれている職業も普通にある
- 「公務員が良いかどうか」は完全に価値観次第
総じて、マジで自分次第でどうにでもなるなと。
公務員時代に視野が狭かったのは、公務員以外を知らなかったからだと感じます。
1つしか知らない・他を知ろうとしない状態ですから、考えは偏りますよね。
でも辞める→他の仕事を知ると、自ずと視野が広がって価値観が変わります。
「なんか意外と辞めてもイケるな」的な感じです。
視野が広がったことで、心の余裕も大きく生まれました。
「公務員を辞めたら詰む→辞めても全然生きていける」と思えるように。
この心の持ち方の変化も、辞めてよかった部分の1つですね。
結論:退職に後悔は一切ない。公務員をやめてよかった
別に僕は公務員を否定したいわけではありません。
公務員を辞めて、いかに公務員が恵まれているか身に染みて感じた部分もあります。
関連:20代で地方公務員を早期退職して1年。後悔したことを語る
しかし総じて、公務員を辞めて本当によかったと心から思います。
公務員の頃の僕は、毎日「辞めたい」と思って憂鬱な日々を過ごしていました。
テンションが上がるのは、金曜の夜と土曜日だけ。
日曜や平日は「眠ると朝が来るから寝たくない」と感じていましたね
公務員を続けていたら、今も同じような日々だったでしょう。
そう思うとゾッとしますね…
公務員を辞めて、確かに身分的な安定は失いました。
でも、そのデメリットと比べ物にならないほど、幸福度は上がりました。
安定と引き換えに、違和感を抱いて嫌々働くよりも、勇気を出して行動してみることが幸福につながると実感します
退職する時は不安や恐怖もありましたが、一歩を踏み出して本当によかった…
公務員を辞めたい人へ
公務員を辞めたいと思いながらも、悩んでしまう人って多いと思います。
- 辞めたら終わり・辞めてはいけないと周囲に言われる
- 安定した身分を捨てるのが怖い
- 辞めたいけど、特にやりたいこともない
公務員を辞めるのは本当に大きな決断ですし、迷うのは当然です。
ただ辞めたいと思っているなら、ぜひ「新しい行動」をしてほしいと思います。
なぜなら、公務員を辞める恐怖・不安は「公務員以外を知らないこと」に由来するから。
公務員以外を知らないと、周囲の価値観やイメージに考えが左右されます。
結果的に精神的に縛られ、身動きが取れなくなるんです。
もちろん僕も同じでした。
公務員の仕事しかしていない時は「公務員=安定」に縛られ、視野が狭かったなと。
しかし、自分で行動して公務員以外の世界を知ると、景色が変わります。
- 辞めてもなんとかなる
- 公務員よりも、自分に合った仕事はいくらでもある
- 公務員じゃなくても余裕で生きていける
上記が実感でき、恐怖や不安が解消して明るくなれるはず。
逆に言えば、行動しないとずっと苦しいままです。
辞めたいと悩む時間は本当にもったいないので、まずは動いてみてください。
具体的な行動とは?
「転職活動」や「新しいスキルの勉強」です。
- 転職サイトに登録して、他の仕事を見てみる
- 転職エージェントに面談をして、本格的な転職活動をしてみる
- Webデザイン・プログラミング・マーケティング等を勉強してみる
行動するうちに、本当にやりたい仕事が見つかるかもしれません。
また、公務員以外を知る→選択肢が広がって、気分が明るくなれます。
別にいきなり公務員を辞める必要なんてないんです。
動いてみて「やっぱり公務員が良い」と思ったら、そのまま頑張ればOK。
しかし公務員を続けるにせよ、他を知っているのと知らないのとでは雲泥の差があります。
転職活動等をして考えた末の決断なら、納得して公務員を続けられます。
しかし悶々と悩んでいるだけでは、ずっと苦しいまま。
時間が経ってから「あの時動いていれば」と後悔するでしょう…
辞めたいと少しでも思うなら、まずは自分なりに動いてみてください。
辞める・続けるのどちらにせよ、それが幸福度の高い人生につながるはずです。
(やりたい仕事が見つかって転職できれば、もちろん本当に良いことですよ)
行動にリスクなんてありません。
後悔したくない方は、この機会にほんの少し勇気を出してみましょう。
以下に関連記事を貼っておくので、ぜひあわせてご覧ください。
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