こんにちは!元公務員のHiroshiです。
公務員試験を受けるに際して、予備校を考える人は多いです。
しかし、ネットを見ると「公務員予備校は無駄」との意見も散見されます。
予備校に行くべきなのか・行かなくても良いのか迷いますよね…
高額なお金が無駄になるのは避けたいと思うのが普通です。
そこで今回は「公務員予備校は無駄なのか」を取り上げます。
この記事を書いている僕は、独学で複数の公務員試験に合格しました。
- 県庁:3位合格・首席入庁(受験者約1,000人)※上が辞退したため
- 特別区:上位合格
- 国家一般職:上位合格
→特別区・国家一般職ともに合格者の上位10%以内
自分で言うのもアレですが、かなり良い成績を残した自負があります。
この記事を読むことで、あなたに最適な勉強方法が分かり、公務員試験合格に近づくはず。
3分ほどで読めるので、ぜひ最後までお付き合いください。
【はじめに】公務員予備校が無駄と言われる理由
本題に入る前に「なぜ公務員予備校が無駄と言われるのか」を整理します。
- 独学でも合格できるから
- 予備校に行ったからといって受かるとは限らないから
おそらく上記の2点によると考えられますね。
理由①:公務員試験は独学でも合格できるから
1つ目が、公務員試験は独学でも合格できること。
公務員試験は難易度が高いと言われますが、独学でも問題なく合格できます。
確かに科目数は多くて勉強は大変ですが、問題自体は基礎レベルです。
1,500時間ほど勉強をして、問題集を完璧にすれば確実に合格できます。
つまり、予備校を無駄だとする根拠は以下です。
独学でも合格できる試験に、数十万円もの予備校費用をかけるのは無駄
独学ならば、費用はテキスト代くらいで済むので、圧倒的にお得です。
(僕の場合は合計で9万円弱かかりました)
理由②:予備校に行っても合格するとは限らない
2つ目の理由が「予備校に行っても公務員試験に受かるわけではない」点です。
当たり前ですが、予備校に行けば100%受かるわけではありません。
公務員試験に受かるためには「知識を定着させること」が必須。
予備校で授業を受けても、受けっぱなしでは知識は入りません。
また絶対的な勉強量が足りないと、知識は定着しないでしょう。
総じて自分次第な部分も大きく、予備校に行っても受かる保証はありません。
※「予備校に行ったのに落ちた→予備校は無駄」と言う人も結構いる印象ですね…
なお、各予備校の合格率は公表されていないことが多いです。
ただ、聞くところ・調べるところでは、予備校生の合格率は50%弱くらいとのこと。
つまり、予備校に行っても半分は落ちるわけです。
公務員試験の倍率・難易度を考えると、数字的には妥当な線である気もします。
しかし「高いお金を出しても半分は落ちる=予備校は無駄」につながるのでしょうね。
【公務員試験】予備校に通うのは無駄なのか?独学合格者が本音を語る
結論、予備校が無駄かどうかは人によります。
- 予備校が無駄な人・不要な人
- 無駄じゃない人・行くべき人
個人によって、上記2つに分かれると考えられます。
予備校が無駄な人・行く意味ない人
予備校に行く意味がない人は、以下のすべてにあてはまる人です。
- 学習習慣・長時間勉強への耐性や自信がある
- 自分で戦略を立てて勉強するのが好き
- 独学の勉強で何かしら成功体験がある(例:大学受験など)
上記すべてを満たしていれば、独学でも問題なく受かるはずです。
公務員試験は範囲が膨大で、1,500時間もの勉強を必要とします。
合格には、絶対的な勉強量はもちろん、正しい方向性で努力することが不可欠です。
ただ上述の条件を満たしていれば、何も問題ありません。
- 学習習慣・長時間勉強への耐性
→自力で1,500時間の勉強ができる - 戦略を立てるのが好き・独学での成功体験
→戦略も苦にならない・方向性も間違えない可能性大
自力でも普通に合格ラインに持っていけるので、予備校に行く必要はなし。
特に「自分で戦略を考えるのが好きな人」は、予備校には行かない方が良いでしょう。
ちなみに僕も、上述の3つを全て満たしていました。
予備校への資料請求・相談等も行いましたが、独学の方が自分に合っていると思い、予備校には行かないことを選択。
大学受験やTOEIC試験の際に、独学で結果を出していたこと・戦略を立てるのが好きな点が決め手でした。
結果的に公務員試験でも良い結果が出たので、自分に合った勉強法だったと感じます。
予備校に行くべき人・無駄にならない人
逆に上述の3つが当てはまらないなら、予備校に通うべきです。
具体的には、学習習慣や長時間勉強に自信がない、独力で戦略を考えて結果を出した経験がない方です。
理由は単純で、公務員試験の勉強に必要な「量」と「質」が保てない可能性が高いから。
何度も言いますが、公務員試験では勉強量・勉強の方向性の2つが超重要。
片方でも欠けると、挫折や不合格につながります。
予備校に行く=ツールをお金で買う
「予備校に行く」のは、合格するためのツールをお金で買うことだと言えます。
予備校をツールとして導入すれば、勉強の量と質の不安を解消させることが可能です。
- 自習室・講義・学習ブースなど
→強制力が働き、勉強に打ち込める環境が得られる - 勉強スケジュール・カリキュラム・講師への相談
→正しい方向性で勉強できる - 指定テキスト・面接や論文の対策講座
→必要な対策はすべて網羅している
つまり、申し分ない環境が手に入る上、勉強・対策だけに集中可能。
学習習慣や戦略に自信がなくても問題ない上、独学に比べると圧倒的に楽です。
もちろん努力は不可欠ですが、確実に合格の可能性は上がるでしょう。
そして戦略や方向性も調整しながら進めていきます。
総じて、勉強量・質に少しでも自信がないなら、予備校に通うべきと断言できます。
予備校に行って落ちる人もいるけど…
確かに予備校に行って落ちる人もいます。
でも正直なところ、これは単純に「努力不足」だと思うんですよね。
予備校は合格までの道筋・最短距離を用意してくれますが、実際に走るのは自分自身。
つまり、最終的には自分で頑張らないといけないわけです。
予備校に行ったけど公務員試験に落ちたという場合は…
予備校が無駄だったのではなく、自分が努力をしなかった結果として予備校を無駄にしてしまった
と捉えるのが自然かと。
もちろん予備校との相性の問題もあるでしょう。
しかし、最初に予備校を選ぶ段階でしっかり吟味すれば、相性の問題は防げるはずです。
公務員試験では、まずは予備校を検討するべき
最終的な勉強方法に関係なく、公務員試験はまず予備校を検討するべきです。
予備校が非常に有効なツールなのは間違いありません。
独学するにしても、予備校の機能を知ることは非常に重要です。
そもそも自分に予備校が必要かどうかは、予備校を検討しないと絶対に分かりません。
独学の鍵になる戦略・方向性の面も、予備校を検討することで「どの程度考える必要があるのか」を測れます
「独学でいけそうか」を決める指標になるので、まずは予備校に目を向けるべきです。
しっかり理解して独学を選ばないと、後悔する可能性が高いでしょう…
予備校への無料資料請求がおすすめ
おすすめなのが、各予備校に資料請求をすること。
(もちろん僕も学生時代に行いました)。
ネットでも情報は得られますが、資料の方が確実に情報の密度が濃い上に見やすいです。
資料は各予備校の特色が大きく出る部分なので、自分と相性の良さそうな予備校を見極めるのにも適しています。
資料をもとに情報収集をしたり、気になる予備校の無料相談に行ってみると良いでしょう。
なお、資料請求をしてもしつこい勧誘とかは特に来ません。
(僕もいろいろな予備校に資料請求をしましたが、電話が超かかってくるとかは一切なかったです)
おすすめの公務員予備校6選
(各予備校のリンクは公式ページで、そこから資料請求もできます)
以下の記事にて各予備校を比較しているので、ぜひご覧ください。
関連:【決定版】公務員予備校の徹底比較。あなたのおすすめはココ!
公務員予備校は無駄なのかに関するまとめ
「公務員予備校は無駄なのか」を書きました。
- 学習習慣・勉強の方向性に大きな自信・成功体験がある
→無駄or行く必要なし - それ以外の人
→全く無駄じゃない・行くべき
分けて考えると上記ですね。
「独学でも受かる試験だから無駄」的な論調もありますが、これは短絡的すぎます。
人によって状況や経歴が違う以上、分けて考えるのが正しいでしょう。
予備校に行けば勉強に集中できる環境・正しい戦略やカリキュラムが用意されるので、より合格に近づけるはず
「正しい戦略を立てて自力で1,500時間勉強する自信」がないなら、確実に通う価値はあります。
また、確かに予備校代金は約30万円と高額です。
しかし、公務員になれば初年度のボーナスで50万円はもらえるので、すぐに回収できますよ。
十分すぎるほど大きなリターンが見込めるので、30万円を予備校に「自己投資」するのも、良い判断だと思います。
予備校を選んだり、予備校か独学か迷ったりする時間それ自体に価値はありません。
この機会に予備校or独学を決める・予備校を選ぶ等して、早めに勉強を始めてください。
各予備校のHP(資料請求・相談用)
社会人に超おすすめの無料ガイドブック
社会人から公務員に転職したい方は、以下の記事で紹介している無料ガイドブックが必見です。
公務員予備校6社の比較