専門試験

公務員試験「財政学」の勉強方法について解説【独学首席入庁が伝授】

こんにちは!元公務員のHiroshiです。

今回は、公務員試験における「財政学」の勉強方法について、県庁に独学で首席入庁を果たした僕が丁寧に解説していきます。

【公務員試験】財政学とは?

財政学とは、日本や世界の財政状況や税制、また国や地方の予算についての科目です。

財政学の出題分野は大きく3つに分けられます。

  • 財政理論:学者による経済論、経済に関する政策について
  • 財政制度:国や地方の税制度、公債について
  • 財政事情:国・地方の予算、各国の予算状況など

財政学という名称ではあるものの、実際には時事やミクロ経済学・マクロ経済学と被っている部分が非常に多いのも、財政学の特徴です。

具体的に言うと、財政理論はミクロ経済学・マクロ経済学と、また財政事情は時事と内容が重複しています。

そのため、財政学のみで使う知識はそう多くはないので、勉強しやすく、またコスパの良い科目と言えるでしょう。

公務員試験で財政学はどれくらい出題されるの?

公務員試験において財政学がどれくらい出題されるのかについても見ていきましょう。

  • 国家総合職:5問(46問中40問回答)
  • 国家一般職:5問(80問中40問回答)
  • 特別区Ⅰ類:5問(55問中40問回答)
  • 地方上級:3〜4問(40問回答)

※国家総合職は経済区分

上の枠を見るとわかるように、財政学の出題数はなかなか多めです。

専門試験の主要科目(憲法・民法・行政法・ミクロ経済学・マクロ経済学)に次いで多く出題されると言っても過言ではありません。

決して手を抜かずに対策をすることが必要になりますが、前述のように他の科目と重複している箇所も多いので、非常にコスパの良い科目と言えますね。

公務員試験における「財政学」の勉強方法

出題数も多く、あなどってはいけない財政学。

その勉強方法について詳しく見ていきましょう。

財政学の前にミクロ経済学とマクロ経済学を勉強する

財政学を勉強する前に、ミクロ経済学とマクロ経済学をしっかりと勉強してマスターしましょう。

その理由としては、

  • ミクロ経済学・マクロ経済学の方が出題数が多く、習得に時間がかかるから
  • 財政学は、ミクロ経済学とマクロ経済学を理解してから勉強すると効果的だから

の2つがあります。

多くの公務員試験においては、経済原論(ミクロ経済学・マクロ経済学)の出題数が最も多く、最重要科目です。

そのため、財政学の優先度は相対的に低くなります。

 

また、財政学の内容は、経済原論と重複する箇所や経済原論の知識を使う箇所が多い(特に財政理論)ので、ミクロとマクロをしっかりと理解してから財政学の勉強をした方が圧倒的に効率が良いです。

あくまで目安ですが、財政学の勉強を始めるのは試験の年の2月〜3月くらいで十分間に合います

それまでは徹底的にミクロとマクロを勉強し、ミクロとマクロが仕上がったら財政学の知識を頭にたたき込みましょう。

スーパー過去問ゼミで問題演習

ミクロ経済学とマクロ経済学が分かっていれば、財政学に理解が難しい部分はさほど無いので、入門書などは一切不要です。

最初から「スーパー過去問ゼミ」での問題演習に入りましょう。

スー過去で問題演習をする際には、レジュメ部分を読み込んで理解をしてから問題を解くという流れで進めるのがおすすめ。

一回では覚えきれないと思われるので、何回も繰り返し解くようにしましょう。

 

特に、日本や外国の予算状況(一般会計など)に関するテーマは、どの公務員試験でも問われる最頻出事項。時事問題でもよく問われます。

スー過去のレジュメはそのあたりのデータが非常に詳しく載っているので、確実にできるようにしっかりと対策をしておきましょう。

 

トータルで考えると、財政学はミクロとマクロの知識があれば理解も早いので、さほど難しいところはありません。

暗記すべき箇所を中心に、どんどん問題を解いていくと、自然とできるようになっていきます。

【公務員試験】財政学のスー過去を買う際の注意点

財政学に関しては、最新の予算状況を問う問題が出題されるため、スー過去は毎年改訂されます。

その改訂版が発売される時期が例年12月〜1月ごろなので、古いものを買わないよう注意しましょう。

古い物を買ってしまった場合でも、「財政事情」以外の分野に関しては使えるかもしれませんが、財政事情は必須項目なので、新しいものを買う必要が出てきてしまいます。

非常にもったいないので、改訂版が発売されたかどうかを確認して、スー過去を買うようにしてください。

なお、予算や主要国の財政状況などの最新情報は、「速攻の時事」にも載っているので、こちらもあわせて見ておくと良いでしょう。

まとめ

公務員試験における財政学の勉強法についてまとめておきます。

  • 財政学は、他の科目と被る箇所が多い割に出題数が多いため、非常にコスパが良い科目
  • 財政学の勉強はミクロ経済学とマクロ経済学がある程度仕上がってから始めるのがおすすめ。
  • 財政学の勉強は、試験の年の2月〜3月くらいから始めればOK
  • 財政学のスー過去を買う際は、最新の予算等のデータが記載されている改訂版が発売されてから買うようにする

財政学は、「単純な暗記」と「経済原論の知識」でほとんど出来てしまうお得科目。

それでいて出題数も多めなので、これを捨てるのはあまりに勿体ないです。

しっかりと対策をして、得点源にできるようにしましょう。

今回は以上です。ありがとうございました。

独学で公務員試験の勉強をする方へ【学習ロードマップ公開中】

独学で勉強をしていると、

「いつ何をすれば良いのかわからない」
「具体的な学習スケジュールの立て方に迷う」

というような悩みを抱えがち(僕もそうでした)。

でも、いざネットで情報を得ようと思っても、ぶっちゃけ参考になりそうな情報って全然ない…

 

このような、過去の僕と境遇にある方を救うべく、noteにて「独学で公務員試験に合格するためのロードマップ」を作成しました。

ロードマップの内容
  • 合格のために必要なマインド【公務員試験の事実から】
  • 独学での試験対策における全体の基本方針・戦略
  • 1日の勉強のスケジュールの立て方
  • 試験対策として使うべき参考書・問題集
  • 僕が実践していた勉強法・スー過去の使い方
  • 独学で公務員試験に合格するためのロードマップ【筆記・論文・面接】
    →時期別にやるべき内容を記載

このnoteのミソは、時系列でやることを記載しているところ。

「どの時期に何をすればよいのか」を詳細に紹介しているので、独学での対策をする上では非常に参考になるかと。

なお、このロードマップは県庁に首席入庁した(専門満点・教養8割)僕の体験から書いているので、他のサイト等とは説得力が違うと自負しています。

 

価格は980円。ランチ1回分ですね。

独学者が悩みがちな学習の指針となるものですし、「自分が受験生の頃に欲しかった教材」をテーマに2万5,000字以上の特大ボリュームでお送りしています。

ぶっちゃけかなりお手頃かと思うので、この機会にぜひどうぞ。

独学で公務員試験に合格するためのロードマップ

あわせて読みたい記事

有料noteのほか、公務員試験に関する情報については当ブログでも発信しています。

財政学をはじめとした「専門科目」の対策については、以下の記事にてまとめています。

公務員試験の専門試験の対策・勉強法まとめ【独学で首席入庁者が解説】公務員試験の専門試験の対策方法を、独学で県庁に首席入庁&地方上級の専門試験で満点を取った筆者がまとめました。筆者の勉強のノウハウが詰まった記事なので、公務員試験受験者は必見です。...

 

独学で勉強をする方向けに書いた、勉強・対策法のまとめ記事はこちら(ぶっちゃけこっちでも十分有益です)。

公務員試験は独学で合格できる!【勉強法・スケジュールを解説】公務員試験は独学じゃ無理?いいえ、公務員試験は独学で合格可能です。本記事では、独学で県庁に首席入庁した経歴を持つ筆者が、公務員試験の独学勉強法や独学に際する注意事項などを書いています。独学で挑戦しようと思っている方、予備校と独学で迷っている方は必見です。...

 

なお、本記事や当ブログの他の記事を読んでみて、「独学は厳しそうだな」と感じた方向けに、予備校比較の記事も用意しています。

【決定版】公務員予備校の徹底比較。あなたのおすすめはココ!【元県庁職員が厳選】本記事では、大手の公務員予備校5社を費用・カリキュラム・サポートなどの点から徹底比較するとともに、各予備校の特徴から、あなたにおすすめの予備校をご紹介しています。さらに、社会人はどの予備校が良いか、予備校は無駄ではないか等の疑問にも答えています。公務員試験の予備校選びに迷われている方は必見ですよ。...

予備校か独学かは「ツール」に過ぎず、「公務員試験合格」というゴールは同じ。

独学にこだわりすぎて勉強がうまく進まず、結果として落ちてしまったら本末転倒なので、独学の自信がない方は必ず予備校も視野に入れましょう。