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公務員試験「労働法」と「刑法」の勉強法を解説【捨ててもOK】

こんにちは!元公務員のHiroshiです。

今日は公務員試験における「労働法」と「刑法」の勉強法について書いていきます。

主要な法律科目(憲法・民法・行政法)ではないため影は薄いのですが、どのように勉強を進めていけばよいのか書いていきますので、ぜひ参考にしてください。

【公務員試験】労働法とは

労働法とは、賃金や休暇、解雇といった労働契約に関することや、労働組合や争議行為といった労働に関する団体の行動に関する法律の総称です。

人々の労働条件や労働環境を守るために機能している法律という感じですね。

生活に割と近いところにある法律なので、イメージしやすいかと思われます。

【公務員試験】刑法とは

刑法は、簡単にいうと犯罪に関する法律といったところですね。

何をしたら犯罪になるのか、またどれくらいの刑が科せられるのかということが記されています。

テレビやドラマなどでよく扱われる法律なので、割とイメージはしやすいかと思われます。
しかし、条文ごとに保護法益や犯罪の成立要件が違っていたりしますし、かなり理論を重視する法律なので、他の法律よりも難解です。

労働法と刑法は公務員試験でどれくらい出題されるの?

労働法と刑法が公務員試験でどれくらい出題されるのか見ていきましょう。

労働法の出題数

  • 国家総合職:3問(49問中40問回答)
  • 国家一般職:0問
  • 特別区Ⅰ類:0問
  • 地方上級:2問(40問回答)

※国家総合職は法律区分

上の枠を見るとわかるように、労働法は国家一般職と特別区では出題されず、国家総合職と地方上級で少し出題があるだけです。

国家総合職は選択式なので、労働法を回答しないことも可能ですし、地方上級に関しても、選択式の専門試験を採用している自治体は労働法の回答は不要です。

なお、「労働基準監督官」の試験では労働法がたくさん出題されるので、労基を受験する人は労働法をしっかりと対策しましょう。

刑法の出題数

  • 国家総合職:3問(49問中40問回答)
  • 国家一般職:0問
  • 特別区Ⅰ類:0問
  • 地方上級:2問(40問回答)

※国家総合職は法律区分

刑法も労働法と同様に、国家一般職と特別区では出題がなく、国家総合職と地方上級で少し出題されるだけです。

公務員試験における「労働法」と「刑法」の勉強方法

労働法と刑法の勉強方法についてですが、「スーパー過去問ゼミ」を解けばOKでしょう。

スー過去のレジュメ部分を読み込み、問題演習を行うことで、「頻出の分野がどこか」「どのように問題が出題されるのか」が分かってきます。

労働法はサラッとやればOK

労働法は、法律の中では非常にとっつきやすいため難解な法律ではありませんし、また出題される問題もやさしめ。

出題数も少ないので、スー過去をサラッと解いておけば十分です。

 

また、「他の科目の勉強が手いっぱいで時間が足りない」といった方は、捨ててもOKでしょう。
地方上級で2問しか出ない問題に時間を割く意義は小さいので。

また、労働法といっても時事や行政系科目(社会政策)の知識を使った問題が出題されることも多いので、他の分野の勉強でも対応できる場合があります。

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労働法を知らなくても回答できる問題が出題される可能性もあるので、試験本番では労働法の問題もザッと目を通すようにしましょう。

ちなみに僕は、労働法の勉強はほとんどやっていませんが、社会政策や時事関連の問題が県庁の労働法で出題されたため、1問はできました。

刑法は捨てるのがおすすめ

刑法については「他の科目が完璧に仕上がっていて時間が有り余っている」という方以外は捨てましょう

範囲がさほど広いわけではないのですが、刑法は1つの条文に対して色々な学説があったり、判例や学説の論理の展開が非常に細かい科目なのでとにかく難しいです。

僕は法学部出身で、大学の授業で刑法は割とちゃんと勉強しましたが、公務員試験の刑法は難しくて捨てました。

刑法は学問としては面白いのですが、単純な暗記が求められる公務員試験では非常につまらないですしね。

 

また、理解するのは難しいのに出題数はめちゃくちゃ少ないので、コスパとしては最悪です。

正直なところ、刑法に時間をかけるくらいならば他にやるべきことはいくらでもあると思うので、公務員試験を突破することを考えると、潔く捨てるのが懸命かと。

公務員試験は満点を取る必要は一切ないので、捨てる科目の選定も重要な要素なのですが、刑法はその「捨て科目」の筆頭です。

基礎の基礎を押さえておきたい人におすすめの参考書

「労働法と刑法は捨ててOK」と書きましたが、「スー過去をちゃんと解く時間はないけれど、一応基本中の基本だけは押さえておきたい」といった方もいるでしょう。

そのような方には、「まるごとエッセンス」を読んでおくとよいでしょう。

「まるごとエッセンス」は法律科目の基礎的な部分だけを抜き出したハンディータイプの参考書。

内容的には少なめですが、労働法と刑法ももちろん記載があるので、そこだけでも覚えておくと、本番で労働法や刑法の問題が解ける可能性が出てきます。

「まるごとエッセンス」があれば、憲法・行政法・民法の基礎事項の確認もできるので、一冊持っておいて損はないかと思いますね。

 

まるごとエッセンスを読んだら、直前期には「過去問500」を解くのがおすすめ。

この過去問500は、公務員試験の全科目の問題が載っているので、労働法と刑法もあわせて解いておけば、どんな問題が出題されるのかイメージがつきやすいかと。

 

労働法と刑法を完全に捨てることに抵抗がある方は、「まるごとエッセンス」と「過去問500」で基礎の基礎だけでもできるようにしておくと安心ですね。

まとめ

それでは、公務員試験の労働法および刑法の勉強法についてまとめていきます。

  • 労働法と刑法はともに出題数が少なく、国家総合職と地方上級で数台出題されるのみ。国家一般職と特別区では出題されない
  • 労働法はやさしいので、スー過去をサラッとやっておけば十分。時間が足りない人は捨ててOK
  • 刑法は難しいわりに出題数が非常に少ないので捨てるのがおすすめ
  • 労働法も刑法も完全に捨てるのに抵抗がある場合は、「まるごとエッセンス」と「過去問500」で基礎の基礎だけでもやっておくのがおすすめ

ちなみに僕は、労働法はほぼ勉強せず、刑法は完全に捨てた状態で県庁の試験に挑みましたが、専門試験が選択式だったこともあり、専門試験は満点を取りました。

労働法と刑法は他でカバーすれば全然OKな科目なので、別に無理して勉強する必要はありません。

今回は以上になります。ありがとうございました。

独学で公務員試験の勉強をする方へ【学習ロードマップ公開中】

独学で勉強をしていると、

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