こんにちは!元公務員のHiroshiです。
今日は公務員試験における「政治学」の勉強方法について書いていきます。
政治学は、試験を受ける職種によって出題数がかなり変わってくる科目ということで、対策に迷っている方もいらっしゃるでしょう。
そのような方は是非参考にしていただけたらなと思います。
公務員試験における政治学って?
政治学とは、政治の制度や政治思想、政治の歴史などについて総合的に学ぶ学問です。
議会・選挙の制度や政治の歴史については、中学校における「公民」、高校における「政治経済」「日本史」「世界史」と被る部分も多く、受験生にとっては割とイメージしやすい科目だと思われます。
なお、政治思想などのところでは、出てくる学者の名前が地味に多いのは面倒な部分ではありますね。
公務員試験で政治学はどれくらい出題されるの?
公務員試験において政治学はどれくらい出題されるのか、詳しく見ておきましょう。
- 国家総合職:10問(55問中40問回答)
- 国家一般職:5問(80問中40問回答)
- 特別区Ⅰ類:5問(55問中40問回答)
- 地方上級:2問程度(全40問)
上の枠内を見ると分かる通り、国家公務員(と特別区)では出題数が多めで、地方公務員では少な目になっていることが分かりますね。
つまり政治学は、国家公務員ではウェイト重め、地方公務員では軽めの科目といえるでしょう。
公務員試験「政治学」の勉強方法
政治学は、どの公務員試験を受けるかによって出題数が大きく異なりますが、基本的には対策の仕方は同じです。
このように考える受験者もいるでしょう。
しかし、政治学があまり出題されない地方公務員志望者でも、政治学をしっかりと対策すべきです。
それは、政治学以外の科目において、政治学の知識を使った問題が出題されるからです。
政治学は「政治学」だけで出題されるわけではない
地方公務員試験の場合、政治学の出題数は2問だけですが、教養科目の「社会科学」において政治学の知識を使った問題が結構出題されます。
法律や経済系の科目を含めて、専門科目の対策をきちんと行っておけば、特に社会科学の対策は不要になるので、きっちりと対策しておくのがおすすめです。
また、地方公務員志望者の大半が、国家公務員も併願すると思われますので、政治学をしっかりと勉強しておいて、公務員試験を優位に進めましょう。
政治学の勉強法(まるパスとスー過去でOK)
政治学の対策で使う教材は2つで十分です。
まず1冊目が、「行政5科目まるごとパスワード」。
通称「まるパス」と言われるこちらは、行政系5科目(政治学・行政学・国際関係・社会学・社会政策)の頻出範囲や重要事項をまとめた本です。
政治学の勉強はまずこれを読むことから始めてください。
まるパスを何周も読んでいるうちに、政治学の基礎的な知識は自然と頭に入ります。
まるパスはハンディーサイズの参考書なので、持ち歩いて空いた時間に読んだり、寝る前に読んだりする程度でOKです。
まるパスを何周か読んで、政治学についてだいたい頭に入ったなと思ったら、「スーパー過去問ゼミ」で問題演習をします。
スー過去はレジュメ部分の解説が詳しいので、まるパスで得た知識の理解を深めるのに役立ちます。
さらに問題演習を繰り返すことで、かなりできるようになります。
政治学の勉強は後回しでOK
政治学は法律系科目や経済系科目に比べてボリュームが圧倒的に少ないので、スー過去を使った勉強は後回しにしましょう。(まず取り掛かるべきは時間のかかる法律と経済です)
とはいえ入門的な知識が入っていると、問題演習がしやすくなって勉強が捗るので、まるパスを何周か読んでおくくらいはした方がいいですね。
そんなにガッツリと読む必要はないので、法律や経済の勉強の息抜きに、また通学の際に軽く読んでおくのがおすすめです。
まるパスは確認用の参考書としても非常に使えるので、スー過去を一通り解いたあとにもちょくちょく見直しすようにしましょう。
まとめ
最後に、政治学の勉強方法についてまとめておきます。
- 政治学は国家公務員試験ではウェイト重め、地方公務員試験ではウェイト軽め
- 政治学は教養科目の「社会科学」でも出題されるので、しっかりと対策をする
- 政治学で必要な参考書は「まるごとパスワード」と「スーパー過去問ゼミ」
- スー過去を使った本格的な勉強は後回しにする。まずはまるパスを軽く読んでおけばOK
政治学はさほど難しい科目ではないですし、理解しやすい科目でもあるので、そこまで時間をかけて勉強しなくても得点がとりやすいです。
今回は以上になります。ありがとうございました。
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