こんにちは!元公務員のHiroshiです。
勉強しなくても受かる人もいるって聞くけど、実際のところどうなんだろう?
公務員試験って、勉強しなくても受かるものなのかな?
公務員試験は、合格までに1,000〜1,500時間の勉強が必要といわれる試験。
しかし、中には「勉強してない」と言って受かっている人もいるので、上記のような疑問を持つ方もいると思います。
そこで本記事では、「公務員試験の勉強をしてない人はどうなるか」および「勉強してないのに受かる人はどんな人か」について解説していきます、
ちなみに、この記事を書いている僕は、県庁に首席入庁した経歴をもつ元公務員です(もちろんガッツリ勉強しました)。
僕自身の経験や、僕の知り合いの話をふまえて書いていきます。
3分ほどで読めるので、ぜひ最後までお付き合いください。
【シンプルな事実】公務員試験は、勉強してない人は普通に落ちます
公務員試験の勉強をしてない人はどうなるか。
答えは超シンプルで、普通に落ちます。
なぜなら、公務員試験は基本的に「暗記」だから。
出題は過去問の焼き増しが多く、思考力が問われる問題はあまりありません。
そのため、問題集をじっくり解いて1つ1つ覚えていくことが、公務員試験に合格するためのセオリーです。
暗記をするために、やはり大事なのは「勉強量」。
コツコツと勉強をして、必要な知識を頭に入れていくほど合格に近づきますので、公務員試験は努力した人が報われるタイプの試験といえるでしょう。
もちろん、地頭の差もあるので、個人によって必要な勉強量は異なります。
しかし、やはりある程度の量はこなさないと暗記はできませんし、絶対的な勉強量は必要ですね。
コツコツ努力ができる人は、多少要領が悪くても十分に報われますが、逆に要領が良くても勉強してない人は落ちます。
公務員試験は努力の量が最も大事なので、ある意味でかなりフェアな試験だと言えますね。
実は、受験生の大半が公務員試験の勉強をしてない!?
ここまでをまとめると、公務員試験は…
- 勉強をしている人→受かる
- 勉強をしてない人→落ちる
という超シンプルな図式です。
公務員試験は筆記でも倍率が3〜5倍ほど。
勉強すれば受かる試験なのに、落ちる人の方が圧倒的に多いわけです。
問題のレベルがそんなに高いわけではないので、量をこなせば合格は全く難しくないです。
公務員試験は「勉強してないのに受けている人」がかなり多いと考えられます。
僕の経験でも周りの話でも意見は同じですが、公務員試験はちゃんと勉強すれば受かります。
にもかかわらず、6割〜7割も取れない人が多いのですから、単純に「多くの人が勉強してないのに受けている」と考えるのが自然かと。
公務員試験は受験料が無料なので、とりあえず受けておく方が多いのでしょうね。
別にそれ自体は特に否定しませんが、、、
まぁそんな事情があるので、倍率は気にしても全く意味がないですね。
公務員試験の勉強をしてない・ノー勉で受かる人の特徴3選
ただ、さほど勉強してないのにもかかわらず、公務員試験に合格する人がいるのも事実。
実際に、僕も「勉強してないのに受かった人」を聞いたことがあります。
どんな人であれば、勉強してなくても公務員試験に合格するのでしょうか、、
まぁ努力の基準が高いのかもですが、その類の人は絶対的な勉強量はちゃんとありますので。
①:教養のみの公務員試験を受験した国立大の人
国立大学の人が教養のみの試験(例:市役所)を受験したパターンなら、勉強してなくても合格できる可能性があります。
その理由は「センター試験」。
国立大の人は、大学受験でセンター試験をガッツリ勉強しています。
そして教養試験の問題は、センター試験の内容とかなり被ります。
知識分野はもちろん、配点の大きな文章理解(英語や現代文)はセンター試験っぽい問題です。
センターレベルの学力が十分にある国立大の人ならば、大学受験のときの「貯金」によって、勉強なしで受かる可能性もありますね。
僕も国立大出身ですが、内容をほとんど覚えていなかったので、イチから勉強しました。。。
②:他の難関試験の勉強をしていた人
2つ目が、司法試験などの「難易度の高い試験」の勉強をしていた人のパターン。
公務員試験と範囲が被っていて、かつ難易度がより高い試験の勉強をしていた人なら、公務員試験の勉強をあまりしなくても合格する可能性は普通にあります。
司法試験の勉強をしていた人からしたら、公務員試験の法律の問題なんて余裕でしょうからね。。
司法試験を目指して勉強をしていたものの、事情があって司法試験をあきらめ、公務員試験に切り替えたとのことです。
③:超絶天才の人
世の中には天才がいるもので、その類の人は勉強をしなくても公務員試験に合格します。。
天才にとって、数的処理のようなパズル的な問題はお手の物。
文章理解も余裕でしょうし、専門科目も圧倒的な知性・推理力で選択肢を消して正解を導きます。
勉強してない人が公務員試験に受かるのは無理。しっかり勉強して臨もう
- 教養のみの試験を受けた、国立大学の人
- 他の難関試験(例:司法試験)の勉強をしていた人
- 超絶天才の人
勉強をしなくても公務員試験に合格する可能性のある人は、この3つのいずれか。
逆に言うと、上記の3つに当てはまらない人が、勉強しないで公務員試験に合格することは不可能です。
公務員試験は、基本的に「暗記」で対応するタイプの試験。
合格するためには、問題集を繰り返してできる問題を増やしていくことが必須です。
そしてそのためには、絶対的な勉強量が必要となります。
よく「1ヶ月で合格した」「2〜3ヶ月で間に合う」なんてことも聞きますが、無視した方が良いですね。
体験談としては貴重かもですが、おそらく出題などでの運の良さも影響したと思われます。
運が影響していると再現性は低いので、鵜呑みにすべきではないかなと。
大事なのは、運に頼らないくらいの実力をつけることですので。
そしてそのためには、最低でも半年、できれば1年くらいじっくり勉強しないと厳しいです。
逆に言うと、半年〜1年くらいコツコツと努力を積み重ね、トータルで1,000〜1,500時間勉強すれば、十分に合格圏内に達します。
勉強してない人が受かるのは基本的に無理ですが、ちゃんと勉強をすれば普通に受かります。
ぜひしっかり勉強をして、確実に合格できる実力を身につけましょう。
※ちょっと宣伝
独学で公務員試験に挑戦しようと思っている人向けに、県庁に首席入庁した僕のノウハウを以下のnoteに書きました。
「いつ何の勉強をすべきか」「どのように問題集を解いていくのか」など、独学の人が迷いがちなポイントを経験から解説しています。
勉強を進める上での指針として最適な内容である自負があります。
公務員試験は、勉強量が大事なのはもちろんですが、勉強の方向性・指針も同じくらい重要です。
独学の方・勉強に悩んでいる方は、無料部分だけでも読んでみてください。
勉強してない人・間に合わない人も、必ず公務員試験は受けるべき
来年の試験も視野に入れてるけど、今回受けても恥をかきそうだから、受けるのやめようかな。。
こんな方もいるかもですが、必ず受けるべき。
試験を受ける以上、合格率は0%ではありませんし、実際に本番の雰囲気を体感しておくことは、次の年を受ける上でも必ずプラスになりますので。
受験料も無料ですし、勉強してないことも他の受験生からは分かりませんので、恥ずかしいとかもないかと。
また前述のとおり、公務員試験は勉強してない人も大量に受けるので、別に気にすることは何もないです。
「受かったらラッキー、落ちて当たり前」くらいのスタンスで、軽い気持ちで受験してみてください。
そして試験が終わったら、来年のことを見据えつつ、勉強を始めましょう!!