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公務員ライフ

公務員の飲み会の頻度は?強制参加の飲み会は少なくて安心【全部自腹】

こんにちは!元公務員のHiroshiです。

今日は、公務員の飲み会事情というテーマで書いていきます。

「公務員になりたいけれど、飲み会ってどれくらいあるんだろう?」と気になっている方の参考になれば幸いです。

公務員の飲み会の頻度は?

正直なところ、所属している部署や上司によるといったところです。

ただ、頻度としては決して多くはありません。

ちなみに飲み会での残業代は基本的に出ませんので、気をつけましょう(笑)。

基本的に強制参加の飲み会は年に3回

  • 歓送迎会(4月第1週)
  • 暑気払い(7月中旬〜下旬)
  • 忘年会(12月)

この3回の飲み会については、基本的に全員参加です。

多くの民間企業と同じではないでしょうか?

 

行きたくないから行かないという方はおらず、仕事上の都合で来られなかったり、またどうしても来られないプライベートな用事がある方のみが不参加という感じでしたね。

また、会場はホテル等のちゃんとしたところでやる場合が多く、高級感のあるご飯が食べられますが、上の人にお酒を注ぎにいったりする必要もあるのはやや面倒なところ。

面倒ではあるものの、これらの飲み会については毎月給料から天引きされる「親睦会費」から費用がまかなわれているので、出席しないとお金がもったいないです。

その他の飲み会:部署による

歓送迎会・暑気払い・忘年会の3つの飲み会以外に、職場での飲み会が開催されるかについては、部署によるところです。

通常、部署(課)というのは業務内容ごとに「島」と言われるグループに分かれています。

座席表としては以下のような感じで、課長をはじめとした偉い人以外は、グループに所属して仕事を行う場合がほとんどです。

このグループ単位での飲み会も、課全体の飲み会以外に開催される場合があります。

グループ長(課長補佐級)の上司の方が飲み会好きだと、結構な頻度(月に1回くらい)でグループの飲み会が行われますし、逆にグループ長が飲み会嫌いだと全く開催されません。

ただ、僕の県庁時代の経験や、同僚と話をした限りだと、課全体の飲み会と同様に、グループ単位の飲み会も年3回程度開催される場合が多いようです。

 

このグループ単位での飲み会も、不参加という方は基本的にいませんでした。

グループの人たちとは普段の仕事でも協力する関係なので、より親睦を深めて仕事をしやすくするという側面もありますし。

課全体の飲み会よりもくだけた感じなので、居酒屋などで楽しく飲む感じですね。

 

なお、昔の名残が残っている部署だと、「泊まりでの飲み会やバーベキュー」を開催するところも一部あるようです。

そのようなイベントは当然休日に開催されるので、それに参加しないといけないのは正直キツイですよね…

公務員には完全仕事の飲み会・懇親会もある【経費では落ちずに自腹です】

公務員は色々な団体の会合(総会や新年会など)によく来賓として招待されます。

実際に来賓として紹介されたり、挨拶をしたりするのは部長や課長といった上の方なのですが、普通の職員もそれに随行して参加することが結構ありますね。

 

会合が終わるとそのまま懇親会(飲み会)に移行することがほとんどなので、そのような時には、そのまま懇親会にも参加しないといけません。

要するに完全に仕事の飲み会ですね。

このような飲み会の場では、県や市の職員として団体の方にしっかりとご挨拶をしないといけないので、常に気を張っていますし、またお酒も一切口にしません。

このような飲み会の場合は完全に「仕事」という意味で、申請すれば残業代もしっかり出るので、上の2つの飲み会とは毛色が違いますが、参考程度にご紹介しました。

完全仕事の飲み会でも公務員の場合は経費で落ちない

このような完全に仕事の飲み会でも、公務員の飲み代は経費となりません。

つまり、一口もお酒を口にせず、ただ色々な方にお酒を継いで回っている場合でも、自腹を切って飲み会に参加しないといけないということ。

Hiroshi
Hiroshi
僕も仕事で企業の方との懇親会に参加した時、お酒を一滴も飲んでいないのに6,000円も自腹で払いました…

 

来賓で呼ばれる場合は飲み代を負担しないことが大半ですが、そうでないときは最悪です。

お金払って行きたくもない飲み会(懇親会)に参加するんですからね。。




公務員も同期や同僚との飲み会はよく行われるが、完全に自由参加

基本的に参加しないといけない飲み会は上に書いた通りなのですが、同期同士の飲み会や仲の良い職員どうしのプライベートな飲み会は結構頻繁に行われます。

普通に友達と飲みにいく感覚ですね。同期や同僚を誘って「飲みに行こうよ」というフランクな感じなので、強制とかでは全くありません。

公務員は同期と仲良くなれる?付き合いの実態と仲良くなる方法を解説公務員の同期どうしのつながりが気になりますか?本記事では、公務員が同期とどんな付き合いをしているのか、仲良くなれるのかについて、元県庁職員の筆者が書いています。同期と仲良くなる方法にも触れているので、公務員の同期事情が知りたい方は必見です。...

 

また、上司の人に「飲みに行きませんか?」というと高い確率で喜ばれます(笑)。

上司の方の多くは、「部下のプライベートな時間を邪魔するのはあまり良くない」と思っているので、しつこく誘ったりしてきません。

でもやはり、部下や若手が誘ってきてくれると嬉しいんでしょうね。

確実に気に入られますし、またおいしいご飯やお酒をご馳走してくれるかと思われますので、飲み会が好きな方は是非誘ってみるとよいでしょう。

 

このように、基本的に参加する必要のある飲み会のほかにも、業務時間以外での飲み会も多数ありますが、参加するかどうかは完全に自由です。

誘われた時に断っても、嫌がらせをされたり、評価が下がったりということは一切ありません。

飲みたい人は飲んでいるし、飲みたくない人はすぐに家に帰るというのが、公務員の飲み会事情といったところです。

公務員の出世に飲み会は関係あるのか

よく「出世したい公務員は飲み会に参加すべき」なんて言いますが、ぶっちゃけこれに関しては何とも言えないですね。。

確かに、公務員の出世は上司からの評価が全て。

飲み会に積極的に来てくれる部下のことは、上司の方も気に入るでしょう。

 

ただ、ここでのポイントが「どの上司と一緒に飲み会に行くか」というところです。

つまり、飲み会に参加して出世に繋がる場合もあれば、全く関係ない場合もあるということ。

  • 課長や総括課長補佐など、課の人事権を握っている上司との飲み会
    →出世につながる(国への出向など、出世コースに行ける可能性大)
  • 部長や局長など、もっと役職が上の人との飲み会
    →出世につながる
  • 将来的に上に行くと思えるほど、有能な人(係長くらい)との飲み会
    →出世につながる(その人が上に立った時、引き上げてもらえる可能性あり)
  • ただの直属の課長補佐・係長との飲み会
    →出世につながらない

という感じ。

要は、力を持っている(or将来的に持つ可能性が高い)人と飲み会に行かないと意味がないということですね。

 

また、飲み会に行ったところで、単純に仕事ができないとやはり出世は難しいです(当然ですが)。

以上を踏まえると、ただ単純に上司との飲み会に行けば、出世の道が開けるというわけではないと言えます。




公務員の飲み会に関するまとめ

公務員の飲み会事情についてまとめていきます。

  • 公務員は、年に3回の飲み会(歓送迎会・暑気払い・忘年会)は実質的に強制参加
  • この他、グループ単位の飲み会や完全に仕事の飲み会もある
  • 同期や同僚と飲みにいく機会もあるが、強制では全くなく、行くか行かないかは完全に個人の自由

実質的に強制の飲み会も3回〜6回程度なので、全体として公務員は飲み会自体の数は少なめだと思われます。

誘われても普通に断れる雰囲気ですしね。

その意味で、仕事の人間関係と職場の人間関係を完全に分けたい方にはおすすめできる環境かと。

今回は以上になります。ありがとうございました。