こんにちは!元公務員のHiroshiです。
「公務員」は安定職の代名詞的な職業。
しかし、その仕事のやり方や巨大組織ならではのしがらみによって、仕事をしていく中で「向いていない…」と思ってしまう方もいます。
今回は、「公務員向いてない…辞めたい」と感じている、上記のような人の悩みに答えていきます。
本記事の内容
- 公務員に向いていない&辞めたいと悩む人は、公務員を辞めるべき理由
- 向いてない、辞めたいと悩むのは普通のこと
- 辞めたいと感じる公務員は、行動して新たな環境を見つけよう
ちなみに、この記事を書いている僕は元地方公務員(県庁職員)です。
仕事をしていく中で「自分に公務員は向いてない」と思うようになり、退職した経緯がありますので、僕自身の経験をふまえてお話ししていきます。
3分程度でサクッと読めますので、最後までぜひお付き合いください。
公務員に向いてない&辞めたいと悩む人は、公務員を辞めるべき3つの理由
結論をいうと、公務員に向いてないと感じて辞めたいと思っている方は、公務員を辞めるべきです。
ただ1つ注意点として、「公務員に向いていない人は全員辞めるべき」と言っているわけではありません。
公務員に向いていない人の2パターン
「どちらかといえば向いてないけど、公務員という職業のメリットを感じている」というケースですね。
こういう人は別に辞めなくて良いかと。
「公務員でいるメリット>やりがい・適性」とドライに考えられているかと思いますので、むしろ向いていますね。
ちなみに、この類の人はたくさんいます。
こういう人は辞めるべき。
要は、向いていないことに辛さを感じて、辞めたいと感じているのであれば、公務員を辞めた方が良いということです。
その理由について深掘りしていきます。
理由①公務員を続けても、確実に苦しむから
「公務員向いてない…辛すぎて辞めたい…」という人の場合、我慢して公務員の仕事を続けたところで、今後も苦しむことは目に見えています。
「向いてない」と悩む人は、おそらく以下のような点に対してそう感じているかと。
- 前例踏襲→変化を嫌う
- 調整が多い:答弁調整も
- 形式主義:どんなことでも起案・決裁
- 成功を求めるよりも失敗を避ける傾向
- 年功序列・横並び
- 閉鎖的な人間関係
このような特徴があるので、公務員の仕事は無駄なことが多くなりがちですし、直接的に価値を提供できるような仕事は少ないです。
そして重要なのは、これらの公務員の仕事の特徴が変わることは99%ないという事実。
異動はあるものの、ベースとなっている仕事のやり方は共通していますし、同じ人間がぐるぐる回っているだけなので、人間関係も閉鎖的なのは変わりません。
となると、向いてないと悩んでいるあなたが公務員として仕事を続けたところで、その苦しみがなくなることは無いんです。
確かに、少しずつ改善を提案していくなど、長い年月をかければ変わっていくかもしれません。
ただ、変化を嫌う行政組織だと煙たがられる可能性も十分あり得ますし、また既存の環境を変えるには莫大なパワーが必要になります。
それだったら、公務員としての仕事が向いていない・辞めたいと思うのであれば、自分のいる環境を変えてしまった方が10,000倍くらい楽で効率的です。
理由②向いてない・嫌だと思う仕事をするのがもったいない
2つ目の理由が、「向いてないと自分で思う仕事をするのはもったいないから」です。
「適材適所」という言葉があるように、自分に合っていない仕事をしたところでパフォーマンスも上がりませんし、自分も嫌な仕事で疲弊しますよね。
仕事は人生の中で大きな割合を占めるものですから、辞めたいと思いながら嫌な仕事をしていたら、自分の人生を豊かにすることは難しくなるでしょう。
ある程度安定した収入があっても、向いてない仕事で毎日嫌な思いをする人生はもったいないと思いませんか?
理由③我慢を続けると体調も悪くなる
理由の3つ目は体調面です。
辞めたいと思うほど向いていない・嫌な仕事を続けていると、メンタル的にも辛くなるので、うつ病などにかかってしまう可能性も出てきます。
うつ等の病気にかかってしまうと、治療までに数年単位かかることも珍しくありません。
公務員はいくら安定した仕事だといっても、うつ病になるまでやる仕事なんでしょうか?
このように思う方もいるかもしれませんが、マジで舐めない方がいいですよ。
実際に僕も、公務員の頃に仕事関連のことで色々と悩み、うつ病に近い状態になったから分かりますが、症状は急に訪れます。
僕の場合はすぐに休暇を取ったので長引かずに済みましたが、無理して仕事を続けていたらと思うとゾッとしますね。
「自分は大丈夫」と思っている人ほどなりがちなので、「公務員向いてない…辞めたい」と悩む方は、あまり頑張りすぎない方が良いですよ。
公務員に向いていない・辞めたいと悩むのは普通のこと
公務員という仕事をしてみて、向いていない・辞めたいと思うのは別に不思議なことではなくて、結構普通のことです。
なぜなら、公務員は実際になってみないと仕事の内容や職場の空気感がつかめないから(インターンは超ショボいです)。
にもかかわらず、多くの人が「安定しているからなんとなく」等の理由で公務員になりますよね。
つまり、最初からそこまで大きな志望動機がある人は少数派なこともあり、仕事をしていく中で「向いていない」「辞めたい」と思うのは自然なことなんです。
逆に、なんとなく公務員になって、「公務員の仕事と自分の性格が合っていた」ということの方がすごいのでは?と個人的に思います。
向いていないのなら、新たな環境を見つければ良いだけ
数年前のポパイの仕事特集で、プロポーカーの富永大地さんという方がおっしゃっていた言葉があります。
自分の性質に合った仕事に就けていなければ、その人にとっても社会にとっても損失
-POPEYE 2016年3月号より
向いていないということは、自分に合っていないということ。
公務員の仕事が合っていないのなら、自分に合っている環境・向いている仕事を見つければ良いだけですよね。
公務員=定年まで働くという価値観も根強いですが、退職や転職なんて今どき普通のこと。
無理に向いていない仕事を我慢して続けるくらいなら、自分に合った環境を見つけた方が、自分にとっても社会全体にとってもプラスですよ。
向いてなくて辞めたい公務員は、新たな環境を見つけるために行動しよう
向いていない・辞めたいと悩んでいる公務員の方は、おそらく「公務員を辞めた後にどうすべきか」と悩んでいるかと思います。
上記のような感じですね。
それらの不安を解消するためには、行動をして視野を広げるしかありません。
具体的には、転職サイトに登録して求人を実際に見てみたり、転職エージェントに登録して、担当者の方と面談をしたりです。
これらの行動をするうちに、興味の持てる仕事が見つかる可能性が高いですし、視野も広がるので、「我慢して公務員を続ける必要はない」と思えるようになりますよ。
結局のところ、自分に合った新たな環境を見つけるには、自分から動くしかありませんので。
【無料】おすすめの転職サイト・転職エージェント
- リクナビNEXT:超大手転職サイト。グッドポイント診断で質の高い自己分析ができる
- doda:求人数・サポート体制などの水準が全体的に高い転職エージェント
- マイナビエージェント:大手のマイナビ。IT系に強いのが特徴(IT系は公務員からも転職しやすいです)。
上記のとおり。
いずれも定番的な転職サイト・転職エージェントなので、登録して損はしないはず。
ちなみに転職サイトとは、求人を見て自分で応募するタイプのもの。登録するだけで気軽に情報収集ができます。
一方で転職エージェントは、担当者が個別でついて面談を行い、転職先の紹介や面接指導などの手厚いサポートが受けられるのが特徴です。
そのため、気軽に情報収集を始めたいという方は転職サイト、本格的な転職活動を行いたいという方は、転職エージェントがおすすめ。
「公務員向いてない…辞めたい…」と悩んでいても、行動を起こさないと何も変わりませんので、ぜひこの機会に少しだけ勇気を出してみてください。
おわりに。行動を始めるタイミングについて
公務員が向いてない・辞めたいと感じている方が行動を起こすベストなタイミングはいつか、というと「今すぐ」です。
「嫌すぎるからとりあえず辞める」というのも否定はしませんが、辞めてしまうと収入がなくなりますよね。
退職金はあるかもですが、40代は別としても20代・30代の場合は少ないですし、税金で結構な金額が持っていかれます(経験談)。
お金がないと精神的な余裕がなくなるので、その状態で転職活動などの行動をしても、なかなか上手くいかないのは予想できるのでは?
固定収入があれば心が安定します。
となると、公務員として仕事をしていて、一定の収入がある「今」が行動を始めるベストなタイミング。
働きながらだと少しキツいかもですが、転職サイトなんて昼休みでも見られますし、転職エージェントとの面談も有給を取得して行うこともできるでしょう。
なお、公務員という身分があればお金はもらえるので、どうしても辛い人は療養休暇を取得しても良いと思います。
このままページを閉じても何も変わりません。
どのサイトも登録は3分ほどなので、ぜひこの機会に行動をして、自分に合った新しい環境を見つけてみてください。
自分で主体的に動いた人から、未来は少しずつ変わりますよ。
- リクナビNEXT:超大手転職サイト。グッドポイント診断で質の高い自己分析ができる
- doda:求人数・サポート体制などの水準が全体的に高い転職エージェント
- マイナビエージェント:大手のマイナビ。IT系に強いのが特徴(IT系は公務員からも転職しやすいです)。
※こちらの記事にて、公務員におすすめの転職サイトを詳しく比較しているので、あわせてご覧ください。