こんにちは!元公務員のHiroshiです。
筆記試験が終わって「いざ面接対策!」となると、多くの受験生が面接対策のために本を買おうと考えますよね。
でも、書店には公務員試験の面接対策の本がずらっと並んでいて、どれを買えばいいのか迷ってしまいがち。
そこで本記事では、
- 公務員試験の面接対策でにおすすめの本
- 本を使った面接対策のやり方
について書いていきます。
ちなみに、この記事を書いている僕は公務員試験に独学で挑戦して、県庁に首席入庁した経歴があるので、信頼性の担保につながるかなと考えています。
公務員試験の面接対策でおすすめの本2選
ここでご紹介する本は、いずれも僕が実際に使ったものです。
ちなみに、どちらの本も公務員試験の面接対策では王道ともいえる本なので、選んで間違いはないかなと思います。
公務員試験 現職採点官が教える!合格面接術
「現職採点官が教える!合格面接術」は市役所の現職の採点官の方が書いている本です。
こちらの特徴は、実際のやり取りをマンガ形式で分かりやすく解説してくれているところ。
面接官の視点で書かれているので、面接官から見てどんな受験生が印象が良く、逆に何をするとNGなのかが非常に理解しやすいですね。
面接の受け答えのみならず、実際の面接の流れや服装、また面接カードの書き方なども載っているので、初学者・独学の方にぴったりの1冊。
巻末には、各自治体で実際にどんな質問がされたのかもまとまっており、非常に使い勝手が良い本だと思います!
公務員試験 現職人事が書いた「面接試験・官庁訪問」の本
「現職人事が書いた『面接試験・官庁訪問』の本」は、国家公務員で面接官をしている方が書いている本です。
こちらの特徴は情報の網羅性。
上でご紹介した「現職採点官が教える!合格面接術」に比べて内容が濃いですね。
個別面接のみならず、集団討論の対策についても記載がありますし、個別面接のところでもより深いところまで突っ込んで解説してくれます。
また、こちらは国家公務員の面接試験や官庁訪問向けの内容となっているので、国家公務員を第一志望にしている人はこちらがおすすめです。
ただ、書きぶりにかなりクセがあり、なかには受験者をバカにしているのかなと思ってしまう記述もあります。
実際の面接で想定される質問も多く取り扱っており、情報もかなり網羅されているのですが、読んでいてイライラする可能性もあることだけ申し添えておきます(笑)。
本を使った公務員試験のおすすめ面接対策法
次に、本を使った公務員試験の面接対策のやり方について深掘りします。
本を読むだけじゃ面接はできるようになりません
いきなり結論ですが、本を読んでいても面接ができるようになることはありません。。。
本に載っているのはあくまで「ノウハウ」ですからね。
- 〇〇という質問がきたら〜と返すのが良い
- 面接官は受験者の〇〇を見ている
このようなノウハウを知るのは大事なことですが、ノウハウを知っているだけでは全く意味がありません。
実際の面接では、そのノウハウを使えるようになること、そしてノウハウを知った上で自分のオリジナリティを出すことが必要なので。
そのため、本を読むのは大事ではあるものの、それ以上に大事なのが「面接練習」になります。
- 面接練習する→失敗する→なぜ失敗したか考える→失敗の改善をしつつ、また面接練習…(以下くりかえし)
こんな感じで面接練習をくり返していくことで、どんどん面接力は上達していきます。
予備校に行っている人は予備校で、独学の人は大学の就職課に頼んでみたり、ハローワークに行ってみたりして、どんどん面接練習をしましょう。
本は1冊に決めてノウハウを吸収すればOK。あとは面接練習を行う
面接本で学ぶべきことは以下の通り。
- 面接の流れ
- 面接時のマナー(あいさつ・お辞儀のやり方・椅子に座るタイミング)
- どんな質問をされることが多いのか
- 面接官は何を見ているのか
上に書いたことについては、だいたいどの面接本にも載っていることなので、面接本は何を選んでもOKです。
僕は2冊購入してしまったのですが、内容的にも大きな違いがなく、「1冊でもよかったかな」と感じているので。
上に書いたポイントをサラッと押さえつつ、
- 面接の流れ・マナーを頭に入れる
- 自己分析・面接カードを記入する
- 想定される質問に対する回答を考える
このあたりが準備できたら、あとは面接練習をしましょう。
なお、面接カードの書き方については以下の記事で詳しくまとめていますので、あわせて参考にしてみてください。
面接練習をしながら、再度本を読む
そしておそらく、面接練習をしている中で失敗したり、なんとなく「上手くいかないな」と感じたりする場面があります。
そんな時に、再び面接本を読みましょう。
面接をやったことがない状態で読むのと、自分が実際に面接練習をしたあとに読むのとでは、同じ本でも得られるものが圧倒的に違います。
自分が悩んでいる箇所だけをつまみ食いしていく感じでOKなので、ポイントを押さえながら本を読み込むと効果的。
自分の受け答えがブラッシュアップされて、面接がどんどんできるようになっていくはずです。
まとめ
本記事の内容をまとめていきます。
- 公務員試験の面接本は、「現職採点官が教える!合格面接術」と「現職人事が書いた『面接試験・官庁訪問』の本」がおすすめ
- 面接本を読んでいるだけでは意味がない
- 面接本で基本的な事項を押さえつつ、面接練習をくり返そう
- 面接練習を行う中で、失敗したところ・上手くいかなかったところがあったら、再び面接本を読んで対策する
本を読むだけだと、どんなに頑張っても面接がうまくなることはありません。
本は面接の基本的なポイントをつかむこと、そして面接練習での失敗を改善するために使うべきもの。
どんどん面接練習をして、面接力を高めていきましょう。
今回は以上になります。ありがとうございました。
独学で公務員試験の勉強をする方へ【学習ロードマップ公開中】
独学で勉強をしていると、
「いつ何をすれば良いのかわからない」
「具体的な学習スケジュールの立て方に迷う」
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でも、いざネットで情報を得ようと思っても、ぶっちゃけ参考になりそうな情報って全然ない…
このような、過去の僕と境遇にある方を救うべく、noteにて「独学で公務員試験に合格するためのロードマップ」を作成しました。
- 合格のために必要なマインド【公務員試験の事実から】
- 独学での試験対策における全体の基本方針・戦略
- 1日の勉強のスケジュールの立て方
- 試験対策として使うべき参考書・問題集
- 僕が実践していた勉強法・スー過去の使い方
- 独学で公務員試験に合格するためのロードマップ【筆記・論文・面接】
→時期別にやるべき内容を記載
このnoteのミソは、時系列でやることを記載しているところ。
「どの時期に何をすればよいのか」を詳細に紹介しているので、独学での対策をする上では非常に参考になるかと。
なお、このロードマップは県庁に独学で合格した僕の体験から書いているので、他のサイト等とは説得力が違うと自負しています。
価格は980円。ランチ1回分ですね。
独学者が悩みがちな学習の指針となるものですし、「自分が受験生の頃に欲しかった教材」をテーマに2万5,000字以上の特大ボリュームでお送りしています。
ぶっちゃけかなりお手頃かと思うので、この機会にぜひどうぞ。
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有料noteのほか、公務員試験に関する情報については当ブログでも発信しています。
面接・集団討論全体の勉強法・学習方針については、以下の記事にてくわしくまとめています。
独学で勉強をする方向けに書いた、勉強・対策法のまとめ記事はこちら(こっちでも十分有益です)。
なお、本記事や当ブログの他の記事を読んでみて、「独学は厳しそうだな」と感じた方向けに、予備校比較の記事も用意しています。
予備校か独学かは「ツール」に過ぎず、「公務員試験合格」というゴールは同じ。
独学にこだわりすぎて勉強がうまく進まず、結果として落ちてしまったら本末転倒なので、独学の自信がない方は必ず予備校も視野に入れましょう。