こんにちは!元公務員のHiroshiです。
どんな部署だと休日出勤が多いかも知りたい。
もしかしてサービスで土日も出勤するのかな…
公務員は土日祝日に休めて、かつ有給休暇なども充実しているイメージがあります。
しかし、実は公務員にも休日出勤は存在します。
そこで今回は「公務員の休日出勤」について詳しくまとめました。
本記事の内容
- 公務員にも休日出勤はある?←パターンを解説
- 公務員が休日出勤をした場合の手当や代休
この記事を書いている僕は、県庁に勤めていた経験を持つ元公務員。
県庁時代には何度も休日出勤をしたことがあるので、経験を元に書いていきます。
本記事を読めば公務員のリアルが分かるので、公務員を考えている方にとって参考になるはずです。
3分ほどで読めるので、ぜひ最後までお付き合いください。
公務員にも休日出勤がある?【土日出勤が多い部署等のパターンを解説】
冒頭でも書いたとおり、公務員にも休日出勤はあります。
ただ、基本的にはカレンダー通りに休める職業なので、休日出勤のパターンは限られてきます。
- イベント関連の部署
- 市役所などの窓口関連の部署
- 激務・繁忙期
- 地震や台風などの自然災害による呼び出し
主なパターンは上記の4つです。
①:イベント関連の部署
県や市町村などの自治体主催でのイベントって結構ありますよね。
その場合、担当の職員は当然出勤します。
イベントは土日に行われることが多いので、必然的に休日出勤になりますね。
なお、自治体の中でもイベントを開催する部署は決まっています。
- 観光系
- 産業振興・地域振興系
- 企画系
例えば上記ですね。
この辺の部署に配属になると、土日のイベントのために休日出勤をする機会が出るはず。
その他、特に若手職員は「応援」の形でイベントスタッフとして動員される場合もあります。
イベントによる休日出勤の頻度ですが、これは本当にバラバラですね…
観光系だとかなり多くなるイメージがあります。
かなりバラつきが大きいので一概には言えない部分です。
②:市役所などの窓口関連の部署
市役所等では、土日に窓口を開けて一部の手続きを行っている場合があります。
必然的に、職員の方は土日も出勤して業務を行っているわけです。
おそらく交代制なので頻度は多くないでしょうし、嘱託職員(正職員でないパートさん)が対応している可能性も考えられます。
ただ、土日も開庁している市役所の窓口部署だと、休日出勤をする場合があるかと。
③:激務部署・繁忙期
3つ目のパターンが「単純に忙しい場合」です。
仕事には期限が存在するので、平日では終わらなかった業務を土日出勤をして片付ける場合もあります。
なお、単純に忙しい場合の休日出勤は以下の2つに分けられますね。
- 激務部署:年間を通じて休日出勤がある
- 繁忙期:忙しいときだけ
激務部署に配属になると、平日の残業に加えて休日も出勤する機会が増えるかと。
また激務部署でなくても、公務員の仕事は結構波があるので、繁忙期には仕事がかなり忙しくなります。
④:地震や台風等の自然災害による呼び出し
規模の大きな地震や台風等が起こると、公務員は職場から呼び出されます。
休日だろうと関係ないので、必然的に休日出勤です。
自然災害などが起きた際には、公務員は住民を守る役目があります。
災害対応のマニュアルがあったり、役割が事前に決められていますよ。
公務員が休日出勤をしたときの手当や代休は?
公務員が休日出勤をした場合、手当や代休をもらえる制度があります。
(当たり前といえば当たり前ですが)
以下にて解説しますが、自治体によって一部異なると思いますので、予めご了承ください。
①:手当(休日勤務手当or時間外勤務手当)
休日出勤をすると、割増賃金が支払われます。
もらえる額=1時間あたりの給料×135%×勤務時間
基本的には上記に相当する金額をもらえる仕組みです。
(深夜になると割合がもっと増えますが)
なお、休日出勤をした日が「土日か祝日か」等により、名目が「休日勤務手当」or「時間外勤務手当」で変わったりします。
この辺は仕組みが複雑なのですが、とりあえず「休日出勤したら割増賃金がもらえる」理解で良いかと。
とはいえ現実には、休日出勤をした場合は「振替休日」を取得するのが普通です。
(おそらく予算の都合もあるかと思われます)
②:振替休日(代休)
休日出勤をすると、振替休日(代休)を取得することも可能です。
振替休日とは、本来の休日と出勤日を交換するイメージですね。
交換しただけなので、基本的には特に手当などは支給されません。
お金がかからない方が役所的に好都合なので、振替休日を取る方向なのが普通ですね。
例外として、振り替えた休日が「休日出勤した人違う週」であれば、25%の割増賃金をもらうことができます
もちろん忙しくて振替休日が取れない場合は、手当をもらう方向にはなると思いますが。
なお振替休日を取った場合でも、8時間を超えて勤務した分は「時間外勤務手当」が支給されます。
【悲報】公務員はサービス休日出勤になる場合も結構多い
制度的には、公務員が休日出勤をすると手当や振替休日がもらえます。
しかし現実的には、必ずしも手当や休日が支給されるわけではありません…
上司に命じられたものは、手当や代休あり
上司に命じられた休日出勤は、手当や振替休日がもらえます。
指示に基づいているので、当たり前といえば当たり前ですね。
いわば、上司の「お墨付き」をもらっていると考えられます
上の例だと、イベント業務による休日出勤・窓口部署の土日出勤が該当します。
(自然災害の場合ももちろん出るはずです)
僕もイベントで休日出勤をした際には、確実に振替休日を取っていました。
激務ゆえの休日出勤は、手当や代休がない可能性あり
一方で、業務が忙しいために休日出勤した場合だと、手当や代休がない可能性があります。
なぜなら、その休日出勤はあくまで「自発的」なものだから。
休日出勤は通常の残業よりも基準が厳格で、イベント等の業務都合がない限り、なかなか認められません。
予算の問題に加え、上司がさらに上の人から色々と指摘されるためだと思われます
業務が終わらない場合には、必然的に休日出勤の申請をせずに働くことになりやすいんですよね。。
もちろん例外はあります。
- 休日出勤が慣例になっている等の理由から残業代の予算が多い場合
- 上司に事前に相談をして、休日出勤が認められる場合
しかし、自発的な休日出勤の場合、それが認められて手当や代休をもらえるケースは少ないと感じます。。
公務員の休日出勤に関するまとめ
公務員の休日出勤について書きました。
「休みが多い」イメージの公務員ですが、休日出勤をする場合もあるので、覚えておいてください。
本記事を読んで不安に感じた方もいるかもしれません。
しかし、全体を見たら休日出勤はかなり少ないですし、有給休暇なども休みは非常に取りやすいです。
なので、総じて公務員が恵まれているのは間違いありません。
今回の記事では少しビビらせたかもですが、あまり心配する必要はないかと。
「休日出勤をする場合もある」程度の認識で良いと思いますよ。
それでは、本記事は以上になります。
当ブログでは公務員になりたい方向けに記事を用意しているので、ぜひご覧になってください!
公務員に転職したい人向け
公務員予備校の選び方
公務員試験の独学勉強法