こんにちは!元公務員のHiroshiです。
公務員試験受験者は、「公務員1本」という方が多数派ですが、中にはこんな方もいるでしょう。
就活サイトについて書いた記事はネットで色々と見つかりますが、「公務員試験受験者でも利用しやすい就活サイト」がまとまった記事はないですからね。。
そこで本記事では、大学生時代に民間就活と公務員試験勉強を並行して行った経験を持つ僕が、公務員試験受験者におすすめの就活サイトについて書いていきます。
なお本記事では、僕自身の民間就活の失敗・挫折などをふまえながら、公務員試験受験者が行うべき就活についても触れているので、ぜひ参考にしてください。
- キャリアチケット
:ブラック企業を排除した就活エージェント
- ジョブスプリング
:満足度95%。ぴったりの企業が探せる就活エージェント
- MeetsCompany
:座談会形式の就活イベント。全国で年間800回も開催
- キミスカ
:スカウト型就活サイト。登録するだけで企業からのスカウトメッセージが届く
- OfferBox
:最大規模のスカウト型求人サイト。企業から本気のオファーが届く
Contents
公務員試験受験者には、「普通」の民間就活サイトはおすすめしない

公務員試験受験者には「リクナビ」や「マイナビ」といった、普通の大手就活サイトはおすすめしません。
なぜなら、これらの就活サイトは掲載企業の数が多いのが強みであるものの、サポート面では劣る上に、効率的な就活をするのが難しいからです。
大手就活サイトを使った就活について
リクナビやマイナビを使って就活を行う場合、以下のような流れになります。
- 就活サイトに登録
- 自分で行きたい業界・企業を探してエントリー
- エントリーした会社の説明会に参加
- 企業にESを提出し、面接を受ける
- 内定
大手の就活サイトを使った就活は、自分でリサーチをしながら企業を選ばないといけないのはもちろん、面接やESに関する指導も受けられません。
公務員試験受験者が民間就活をする場合を考えると…
一方、公務員試験受験者が民間就活をするに際しては、「公務員と民間を併願」と「公務員試験に落ちたため、民間に切り替え」という2つのパターンが考えられます。
この2つの状況を踏まえると、望ましい就活方法は以下のようになるでしょう。
- 公務員と民間を併願する場合
→公務員試験の負担が大きいので、効率的な就活を行う - 公務員試験に失敗し、民間に切り替える場合
→民間就活に関する知識が浅い&就活自体も終盤のため、面接やES、企業の紹介などのサポート受けながら就活を行う
つまり、公務員試験受験者が民間就活を行う場合は、いずれの場合でも大手就活サイトは合わないんです。
リクナビやマイナビは掲載企業数も多い分、たくさんの学生に支持されていますが、これらを使った就活は、公務員試験受験者にとっては負担が大きくなりますからね…
公務員試験受験者におすすめの民間就活の方法

公務員試験受験者には、大手の就活サイトを使った「普通の就活」ではなく、以下のような就活方法がおすすめ。
- 就活エージェント
- 小規模な合同企業説明会(就活イベント)への参加
- スカウト型求人サイトへの登録
くわしく見ていきましょう。
おすすめ就活方法①:就活エージェント
就活エージェントとは、面談をもとにあなたの希望や適性に合った企業を紹介してくれるサービスのこと。
公務員試験を受けている方は、業界や企業研究にあてる時間がなかなか取れなかったり、民間就活に知識がなかったりするので、企業を選ぶのが非常に難しいです。
だからこそ、プロの意見を聞きながら企業を探していくと、非常に効率的な就活ができます。
また、就活エージェントでは企業の紹介のみならず、面接やESに関する指導も手厚く行ってくれます。
公務員試験受験者が就活をするにあたっては、これ以上ないと言えるくらいのサービスなので、必ず利用しましょう。(以下でおすすめを紹介しています)
おすすめ就活方法②:小規模な合同企業説明会(就活イベント)への参加
小規模な合同企業説明会(就活イベント)に参加するのもおすすめ。
ここでのミソは「小規模」という点です。
合説というと、リクナビやマイナビが東京ビックサイトや幕張メッセで行っているような、大規模なものを想像する方が多いでしょう。
しかし大規模な合説は、各企業の担当者が話す時間が短い上に参加者が多いため、大した話を聞くことはできません。
一方、小規模な合説ならば企業担当者との距離も近く、各企業が話す時間も長いので、より話を聞けるので、より効率的な企業選びができるんです。
参加者が少ない分、より密度の濃い時間が過ごすことも可能でしょう。
なお、本記事で紹介するMeetsCompanyのように、採用直結型の小規模説明会もあるので、ぜひ参加してみましょう。
おすすめ就活方法③:スカウト型就活サイト
最後に紹介する就活方法が、「スカウト型就活サイト」です。
スカウト型就活サイトとは、プロフィールを登録し、そこに自己PR文などを記載しておくことで、企業からあなたにスカウトが送られてくるサービスのこと。
スカウト型就活サイトには、企業を自分で探さなくてもよい上に、通常よりも早く選考が進むというメリットがあります。
相手からスカウトが来ているわけですから、通常は課せられる面接やグループディスカッションなどの選考フローをすっ飛ばせるということ。
また、「魅力的な企業に偶然出会える」という可能性も十分にあります。
登録して待つだけで就活が進められるという圧倒的な手軽さがあるので、民間就活をする公務員試験受験者は必ず利用しましょう。
【無料】公務員試験受験者におすすめの民間就活サイト5選

- 就活エージェント
→キャリアチケット、ジョブスプリング
- 就活イベント
→MeetsCompany - スカウト型就活サイト
→キミスカ、OfferBox
公務員試験受験者が利用すべき、就活サイト(サービス)は上の5つです。
ちなみに全て無料で利用できます。
それぞれについて、どんなサービスか解説していきますね。
現在はコロナウィルスの影響が心配されますが、各就活エージェント等はWebでの相談を受け付けています。
オフィスに出向くことなく指導や面談に対応してくれるので、安心して就活ができますよ。
【就活エージェント】キャリアチケット

まずおすすめなのが、「キャリアチケット」という就活エージェントです。
キャリアチケットは、経験豊富なアドバイザーが専任でついてくれ、カウンセリングから内定獲得、さらに内定後のフォローまでトータルでサポートしてくれます。
また、紹介先の企業数が多い上に、ブラック企業を排除しているのもポイントです。
紹介先の企業は首都圏だけですが、カウンセリングは全国で受けられるので、民間就活を行いたい公務員試験受験者は、ぜひ気軽に利用してみてください。
【就活エージェント】ジョブスプリング

ジョブスプリングは、面談の結果とAIマッチングによって、あなたにぴったりの企業を紹介してくれるのが強みの就活エージェントです。
本当にあなたに合った企業を厳選して紹介するとともに、もちろん個別で面接・ESのサポートが受けられます。
そのおかげで、ジョブスプリングを利用して就職した学生の3年以内の退職率は、なんと0.1%。
新卒の3人に1人以上が3年以内にやめると言われているので、脅威的な数字ですね…
利用した学生の満足度も95%と非常に高くなっていますよ。
東京(神保町)にしか拠点がないのがデメリットですが、関東圏にお住いの方はぜひ利用しておきたいところです。
【就活イベント】MeetsCompany

MeetsCompanyでは、小規模な座談会形式の合同企業説明会を行っています。
企業の担当者との距離が非常に近いので、濃い話を聞くことができるのがポイント。
また、開催されるイベントは「内定直結型」なので、即日内定ゲットのチャンスもあります。
そしてMeetsCompanyの最大のメリットが、年間800回以上もの就活イベントを全国で開催していること。
これまで紹介していたサービスは東京圏が中心でしたが、MeetsCompanyならば地方在住の方でも非常に利用しやすいです。
また、就活イベントは3月まで行われているので、公務員試験が終わってから就活を始める場合でも安心でしょう。
地方在住の方や、公務員試験が終わってから就活を始める方などは、必ず登録しておくべきですね。
【スカウト型就活サイト】キミスカ

キミスカは、登録しておくだけで企業からのスカウトメッセージが届く、逆求人型の就活サイト。
スカウトされた場合には、ESやSPIなどの選考フローに入るまでの「前段階」をすっ飛ばせることが多いので、非常に効率的な就活ができます。
また、キミスカは逆求人型の就活サイトでありながら、就活コンサルタントからのサポートが無料で受けられるんです。
面接対策や自分に合う企業の見つけ方などについて、専門家からの個別サポートが受けられるのは非常に心強いですよね。
自分で企業を探す手間が省ける上に、早期内定も期待できる「キミスカ」。
特に、効率的な就活が必要な「公務員と民間を併願する方」は、ぜひ登録しておきましょう。
【スカウト型求人サイト】OfferBox

最後にご紹介するのが、スカウト型求人サイトのOfferBoxです。
OfferBoxは企業数(5,000社)・就活生(12万人以上)ともに最大級のスカウト型求人サイトで、就活生の4人に1人が使うなど信頼のおけるサービス。
このOfferBoxは、企業から本気の求人が届くのがメリットです。
というのも、企業が学生に送るスカウトの数に上限があるから。
送れるスカウト数が決まっているので、企業側の本気度が高いのは当然ですし、学生にとっても採用活動がスムーズに進むので、就活がより効率的に行えるのは間違いありません。
さらに、公務員試験の面接対策にもなりそうな適性診断(AnalyzeU+)を受けられます。
効率的な就活ができる上に、公務員試験対策にも相乗効果があるのですから、民間との併願を考えている公務員志望者にぴったりですよね。
なお、大学3年生でも登録ができるので、早め早めの行動ができるのも嬉しいポイント
公務員と民間を併願予定の方は、就活も試験勉強も早めに行うことが必要なので、ぜひ大学3年のうちから登録しておきましょう。
公務員試験受験者向け・民間就活サイトの比較【併願・並行】

上記のとおり、公務員試験受験者にとって使いやすい就活サイトをご紹介しました。
でも、「どれを選べばよいか分からない」という方もいると思いますので、それぞれのサポート内容等を比較していきます。
キャリアチケット・ジョブスプリング・MeetsCompanyの比較
面談・イベントの場所 | 求人のある企業の場所 | |
キャリアチケット |
東京・大阪・横浜・福岡・仙台・名古屋・京都 | 東京近郊・関西圏・愛知・福岡 |
ジョブスプリング |
東京(神保町) | 関東圏 |
札幌・仙台・東京・名古屋・大阪・神戸・広島・福岡 | 全国 |
上記のとおり(MeetsCompanyは就活エージェントに近いので含めました)。
ご自身のお住まいや就職希望先に合わせて選ぶのが良いでしょう。
たとえ評判や口コミの良いサービスでも、利用にコストがかかりすぎると厳しいですからね。
都内にお住まいの方が最も選択肢は広いですが、地方在住の方でもキャリアチケットやMeetsCompanyは使いやすいかと思います。
一番大事なのは「相性」
どんなサービスでも同じですが、最も大事なのは「相性」です。
自分が良いと思えないサービスを利用しても、モチベーションが上がらないので成果を出すのは難しいので。
そして、その「相性」はあなた自身が実際に利用しないと絶対に分かりません。
なので、東京にお住まいの方など色々な選択肢を持てる方は複数利用してみて、ご自身が最も良いと思えるサービスを使うのがおすすめです。
どれも無料で利用できて、リスクは特にありませんので。
OfferBox と キミスカの比較
掲載企業数 | 求人先の地域 | |
OfferBox![]() |
5,800社以上 | 全国 (関東と関西が多め) |
キミスカ![]() |
非公表 | 全国 |
スカウト型求人サイトの2つを比較しました。
いずれも有名なサービスで信頼性が置けますし、スカウト型は基本は放置でOKなので、両方登録しておくのがおすすめ。
とりあえず両方に登録して、気になったスカウトに対応していけば、可能性が広がる上に効率的な就活ができますよ。
公務員と民間の併願に関してよくある質問【疑問はここで解決】

公務員と民間の併願を考えている方が気になるであろう質問について、僕自身の経験や僕の知り合いの公務員の話をもとに回答していきます。
質問①:公務員志望者が民間を併願する先の業界は?
結論、バラバラです。
好きな業界・興味のある業界を受けていますね。
IT系から金融、不動産やインフラなど、人によって違います。
ただ、公務員試験との志望動機の兼ね合い・作りやすさ等をふまえると、おすすめは以下です。
- 独立行政法人や公益社団法人など
- 金融業界(銀行や信用金庫)
- インフラ業界
①は公務員と似た感じなので分かりやすいですよね。
また②の金融業界と③のインフラ業界は、行政と仕事の目的自体は一緒(=地域を活性化させたり、住民の役に立ったり)で、行う手段・視点が違うだけ。
業務における関連性も高く、実際に行政と一緒に仕事をすることもたくさんあります。
目的が同じなので志望動機も作りやすく、併願はしやすい業界かなと思います。
質問②:公務員と民間を併願していることは隠すべき?
これはかなり難しい問題で、考えが分かれるところ。
なお、僕の意見にはなりますが…
「民間の面接では隠すべき、公務員の面接では(内定があれば)言うべき」
です。
民間の面接で公務員との併願を隠すべき理由
シンプルに落とされる可能性が増すからです。
大半の会社は、「公務員試験に受かったら自社には来てくれない」と考えます。
そんなことで落とされたらかなり悲しいので、嘘を言っておきましょう。
公務員の面接で民間との併願を言うべき理由
これは民間と逆で、「民間の内定がある」と言った方が評価が上がると僕は考えています。
公務員試験の面接では、公務員試験に絞っている人が多いから。
となると、民間からの内定があったらそれで差別化ができますよね。
試験官としては上のように考えるのが自然だと思いませんか?
もちろん併願した理由を突っ込まれたときには適切に答える必要がありますが(その理由も金融やインフラなら作りやすい)、それさえできれば問題ありません。
「第一志望」はしっかり伝えるべき
違う自治体との併願でも、民間との併願でも、ちゃんと「こちらが第一志望です」とは伝えるようにしましょう。
合格しても来てくれない人は受からせたいと思えませんし、面接の場で「第一志望です」という建前も言えない人は評価が低くなるでしょう。
まとめ。公務員試験受験者は効率的な就活をすべき

公務員試験の勉強を民間就活を併願して行う場合、公務員試験に失敗して民間に切り替える場合のいずれにしても、効率的な就活が必要になります。
- 公務員と民間を併願する場合
→公務員試験の勉強の時間的・労力的負担が大きい - 公務員試験に失敗し、民間に切り替える場合
→就活に関する知識が浅い上、就活自体も終盤
以上をふまえると、公務員試験受験者が民間就活を行う場合には、自分に合った企業を狙い撃ちしつつ、負担を減らすためにプロのサポートを受けることが必須。
これができないと就活も失敗しやすくなるでしょうし、公務員試験と並行して就活を行う場合には、公務員の方が疎かになって筆記で落ちる可能性も高くなります。
本記事でご紹介した就活サイトは、公務員試験受験者でも効率的に就活ができるものです。
併願を考えている方は必ず利用するようにしてください。
※就活エージェントの面談やイベントは、基本的に早い物順で予約が埋まりますので、お早めに登録しましょう。
本記事で紹介した就活サイト(すべて無料)
- キャリアチケット
:ブラック企業を排除した就活エージェント
- ジョブスプリング
:満足度95%。ぴったりの企業が探せる就活エージェント
- MeetsCompany
:座談会形式の就活イベント。全国で年間800回も開催
- キミスカ
:スカウト型就活サイト。登録するだけで企業からのスカウトメッセージが届く&就活指導も充実
- OfferBox
:最大規模のスカウト型求人サイト。企業から本気のオファーが届く。大学3年から登録OK