こんにちは!元公務員のHiroshiです。
公務員試験受験者は「公務員1本」の方が多数派です。
しかし実は、民間就活を考える公務員志望者も少なくありません。
上記の悩みは本当によくあります…
就活サイトについて書いた記事はネットで色々と見つかります。
しかし「公務員受験者が利用しやすい就活サイト」がまとまった記事はほぼありません。
最初から民間就活を考えている人と公務員志望者では、就活へのアプローチ方法がかなり異なります。
必然的に、公務員試験を受けるor受けていた方が就活するのは超難しい…
そこで本記事では「公務員試験受験者におすすめの就活サイト」を紹介します。
ちなみに僕は、学生時代に民間就活と公務員試験勉強を並行して行った経験があります。
公務員受験者が行うべき就活にも触れているので、ぜひ参考にしてください。
(僕自身の民間就活の失敗・挫折などをふまえています)
公務員試験受験者には、「普通」の民間就活サイトはおすすめしない
公務員受験者には、リクナビやマイナビ等の普通の大手就活サイトはおすすめしません。
これらの就活サイトは掲載企業の数が多いのが強みです。
しかしサポート面では劣る上に、効率的な就活をするのが難しいからです。
大手就活サイトを使った就活について
リクナビやマイナビを使って就活を行う場合、以下の流れになります。
- 就活サイトに登録
- 自分で行きたい業界・企業を探してエントリー
- エントリーした会社の説明会に参加
- 企業にESを提出し、面接を受ける
- 内定
大手就活サイトを使った就活は、自分でリサーチをしながら企業を選ぶ必要があります。
面接やESに関する指導も受けられません。
公務員試験受験者が民間就活をする場合を考えると…
公務員受験者が民間就活は、大きく2つのパターンが考えられます。
「公務員と民間を併願」と「公務員試験に落ちたため、民間に切り替え」です。
この2つの状況を踏まえると、望ましい就活方法は以下でしょう。
- 公務員と民間を併願する場合
→公務員試験の負担が大きいので、効率的な就活を行う - 公務員試験に失敗し、民間に切り替える場合
→民間就活に関する知識が浅い&就活自体も終盤のため、面接やES、企業の紹介などのサポート受けながら就活を行う
公務員試験受験者が民間就活を行う場合、いずれも大手就活サイトは合わないんです。
リクナビやマイナビは掲載企業数も多い分、たくさんの学生に支持されています。
しかしこれらを使った就活は、公務員試験受験者にとっては負担が大きくなります…
しかし、就活の負担が大き過ぎたために途中で併願を挫折しました。
公務員試験受験者におすすめの民間就活の方法
公務員試験受験者には、大手の就活サイトを使った「普通の就活」はNG。
以下のような就活方法がおすすめです。
- 就活エージェント
- 小規模な合同企業説明会(就活イベント)への参加
- スカウト型求人サイトへの登録
くわしく見ていきましょう。
おすすめ就活方法①:就活エージェント
就活エージェントとは、あなたの希望や適性に合った企業を紹介してくれるサービスです。
公務員試験を受けている方は、そもそも企業選びが非常に難しいはず。
- 試験勉強のために業界や企業研究にあてる時間が取れない
- 民間就活に関する知識もない
上記の事情があるためです。
だからこそ、面談でプロの意見を聞きながら企業を探すと、効率的な就活ができます。
また、就活エージェントは企業の紹介をしてくれるだけではありません。
面接やESに関する指導も手厚く行ってくれます。
公務員試験受験者が就活するにあたり、非常にぴったりのサービスです。
必ず利用しましょう。
(後半でおすすめを紹介しています)
おすすめ就活方法②:スカウト型就活サイト
最後に紹介する就活方法が、「スカウト型就活サイト」です。
スカウト型就活サイトとは、企業からあなたにスカウトが送られてくるサービスです。
- プロフィールを登録
- プロフィールに自己PR文などを記載
上記を行うと、あなたに興味を持った企業から声がかかります。
スカウト型就活サイトは、企業を探す手間が省ける上に早く選考が進みます。
相手からスカウトが来ているわけですから、通常課せられる面接やグループディスカッションなどの選考フローをすっ飛ばせるんです。
「魅力的な企業に偶然出会える」可能性も十分にあるでしょう。
スカウト型は、登録して待つだけで就活が進められる圧倒的な手軽さが魅力。
民間就活をする公務員試験受験者は必ず利用しましょう。
【無料】公務員試験受験者におすすめの民間就活サイト5選
公務員試験受験者が利用すべき、就活サイト(サービス)は上の4つです。
ちなみに全て無料で利用できます。
それぞれについて、どんなサービスか解説していきますね。
現在はコロナウィルスの影響が心配されますが、各就活エージェント等はWebでの相談を受け付けています。
オフィスに出向くことなく指導や面談に対応してくれるので、安心して就活ができますよ。
【就活エージェント】キャリアチケット
まずおすすめなのが、「キャリアチケット」という就活エージェントです。
キャリアチケットは、経験豊富なアドバイザーが専任でついてくれます。
カウンセリングから内定獲得、さらに内定後のフォローまでトータルでサポート。
また、紹介先の企業数が多い上にブラック企業を排除しているのもポイントです。
紹介先の企業は首都圏だけですが、カウンセリングは全国で受けられます。
民間就活を行いたい公務員試験受験者は、ぜひ気軽に利用してみてください。
【就活エージェント】ジョブスプリング
ジョブスプリングは、面談結果とAIマッチングから企業を紹介してくれるのが強みです。
あなたに本当に合った企業を厳選して紹介してくれる上、もちろん個別で面接・ESのサポートが受けられます。
事実、ジョブスプリングが紹介する企業は3〜4社程度。
「あなたが活躍できる」会社に絞っており、丁寧に支援してくれます。
利用した学生の満足度も非常に高くなっていますよ。
デメリットは求人が首都圏中心で、東京にしか拠点がない点です。
ただ、関東圏にお住いの方はぜひ利用しておきたいところです。
【スカウト型就活サイト】キミスカ
キミスカは、登録しておくだけで企業からのスカウトが届く、逆求人型の就活サイト。
スカウトされた場合、ESやSPI等を課されないことが多く、効率的な就活ができます。
また、キミスカは就活コンサルタントからのサポートが無料で受けられるんです。
面接対策や自分に合う企業の見つけ方などについて、専門家からの個別サポートが受けられるのは非常に心強いですよね。
「逆求人サイト」でありながら、サポートが手厚いのは魅力です…
自分で企業を探す手間が省ける上に、早期内定も期待できる「キミスカ」。
効率的な就活が必要な「公務員と民間を併願する方」は、ぜひ登録しておきましょう。
【スカウト型求人サイト】OfferBox
最後にご紹介するのが、スカウト型求人サイトのOfferBoxです。
OfferBoxは就活生の4人に1人が使うなど信頼のおけるサービス。
企業数(1万社)・就活生(18万人以上)ともに最大級のスカウト型求人サイトです。
このOfferBoxは、企業から本気の求人が届くのがメリットです。
というのも、企業が学生に送るスカウトの数に上限があるから。
送れるスカウト数が決まっているので、企業側も当然本気度が高いです。
学生にとっても採用活動がスムーズに進みます。
就活がより効率的に行えるのは間違いありません。
さらに、公務員試験の面接対策にもなる適性診断(AnalyzeU+)を受けられます。
効率的な就活ができる上に、公務員試験対策にも相乗効果がある。
民間との併願を考えている公務員志望者にぴったりですよね。
大学3年生でも登録ができるので、早め早めの行動も可能です。
公務員と民間を併願予定の方は、就活も試験勉強も早めに行うことが必要です。
ぜひ大学3年のうちから登録しておきましょう。
公務員試験受験者向け・民間就活サイトの比較【併願・並行】
上記のとおり、公務員試験受験者にとって使いやすい就活サイトをご紹介しました。
ただ「どれを選べばよいか分からない」方もいるはず。
以下にて、それぞれのサポート内容等を比較していきます。
キャリアチケットとジョブスプリングの比較
面談・イベントの場所 | 求人のある企業の場所 | |
キャリアチケット | 東京・大阪・横浜・福岡・仙台・名古屋・京都 | 東京近郊・関西圏・愛知・福岡 |
ジョブスプリング | 東京(神保町) | 関東圏 |
ご自身のお住まいや就職希望先に合わせて選ぶのが良いでしょう。
評判や口コミの良いサービスでも、利用コストが大きいと厳しいので…
当然ですが、都内にお住まいの方が最も選択肢は広いです。
ただ、地方の方でもキャリアチケットは使いやすいですよ。
一番大事なのは「相性」
どんなサービスでも同じですが、最も大事なのは「相性」です。
自分が良いと思えないサービスを利用したら、モチベーションは上がりません。
当然成果を出すのは難しいですよね。
そして、その「相性」はあなた自身が実際に利用しないと絶対に分かりません。
他の人にとって良いサービスが、必ずしもあなたに合う保証はありません。
逆もまた然りです。
関東在住の方など色々な選択肢がある方は、複数利用してみてください。
そして、ご自身が最も良いと思えるサービスを使うのがおすすめです。
どちらも無料で利用できて、リスクは特にありませんので。
OfferBox と キミスカの比較
掲載企業数 | 求人先の地域 | |
OfferBox | 1万社以上 | 全国 (関東と関西が多め) |
キミスカ | 非公表 | 全国 |
スカウト型求人サイトの2つを比較しました。
いずれも有名なサービスで信頼性が置けますし、スカウト型は基本は放置でOK。
両方登録しておくのがおすすめです。
とりあえず両方に登録して、気になったスカウトに対応してみましょう。
可能性が広がる上に効率的な就活ができますよ。
公務員と民間の併願に関してよくある質問【疑問はここで解決】
公務員と民間を併願する方が気になるであろう質問は、以下の2つ。
- 公務員志望者が民間を併願する先の業界
- 民間と併願していることは隠した方が良いか
僕自身の経験・僕の知り合いの公務員の話をもとに回答していきます。
質問①:公務員志望者が民間を併願する先の業界は?
結論、バラバラです。
好きな業界・興味のある業界を受けていますね。
IT系から金融、不動産やインフラなど、人によって違います。
ただ公務員試験との志望動機の兼ね合い・作りやすさの点では、おすすめは以下です。
- 独立行政法人や公益社団法人など
- 金融業界(銀行や信用金庫)
- インフラ業界
①は公務員と似た感じなので分かりやすいですよね。
金融とインフラ業界は、行政と仕事の目的自体は一緒(地域の活性化・住民の役に立つ)。
行う手段・視点が違うだけです。
業務における関連性も高く、実際に行政と一緒に仕事をすることもたくさんあります。
目的が同じなので志望動機も作りやすく、併願はしやすい業界かなと思います。
質問②:公務員と民間を併願していることは隠すべき?
これはかなり難しい問題で、考えが分かれるところ。
なお、僕の意見にはなりますが…
「民間の面接では隠すべき、公務員の面接では(内定があれば)言うべき」
です。
民間の面接で公務員との併願を隠すべき理由
シンプルに落とされる可能性が増すからです。
大半の会社は、「公務員試験に受かったら自社には来てくれない」と考えます。
そんなことで落とされたらかなり悲しいので、嘘を言っておきましょう。
公務員の面接で民間との併願を言うべき理由
これは逆に「民間の内定がある」と言った方が評価が上がると僕は考えています。
公務員試験の面接では、公務員試験に絞っている人が多いからです。
当然、民間からの内定があったらそれで差別化ができますよね。
試験官としては上のように考えるのが自然だと思いませんか?
もちろん併願した理由を突っ込まれたときには適切に答える必要はあります。
ただそれさえできれば問題なく、ほぼ必ずプラスです。
(その理由も金融やインフラなら作りやすい)
「第一志望」はしっかり伝えるべき
どの面接であれ、ちゃんと「こちらが第一志望です」とは伝えましょう。
(違う自治体との併願・民間との併願ともに)
面接官目線では、合格しても来てくれない人を受からせたいと思えません。
また「第一志望です」という建前も言えない人は、評価が低くなるでしょう。
まとめ。公務員試験受験者は効率的な就活をすべき
公務員と民間を併願するにせよ、民間に切り替えるにせよ、効率的な就活は不可欠。
- 公務員と民間を併願する場合
→公務員試験の勉強の時間的・労力的負担が大きい - 公務員試験に失敗し、民間に切り替える場合
→就活に関する知識が浅い上、就活自体も終盤
必然的に、自分に合った企業を狙い撃ち+サポートを受けて負担を減らすことが必須です。
これができないと、民間就活はまず失敗しやすくなります。
公務員と並行して就活する場合は、公務員の方が疎かになって筆記で落ちる可能性も高くなります。
本記事で紹介した就活サイトは、公務員試験受験者でも効率的に就活ができるものです。
併願を考えている方は必ず利用するようにしてください。
※就活エージェントの面談やイベントは基本的に早い物順で予約が埋まるので、早めに登録しましょう。
本記事で紹介した就活サイト(すべて無料)