こんにちは!元公務員のHiroshiです。
今日は、公務員試験における「時事」の勉強法についてお教えします!
時事は公務員試験を突破する上で非常に重要な科目になりますので、しっかりと対策するようにしましょう。
公務員試験の「時事」とは
公務員試験における「時事」とは、最近起きた社会的・経済的な出来事を問う科目のことです。
具体的には、日本政府の政策や選挙の結果、日本や主要国の予算状況などですね。
なお、試験の前年の出来事から出題されることがほとんどですが、貿易問題や環境問題など、流れが重視される出来事については数年前の出来事が絡められる場合もあります。
公務員試験における時事の出題数は?
教養試験の中で「時事」という科目があり、各公務員試験において出題されています。
- 国家総合職:約3問(全30問)
- 国家一般職:約3問(全40問)
- 東京都Ⅰ類:6問(全40問回答)
- 特別区Ⅰ類:4問(48問中40問回答)
- 地方上級:4〜6問
※国家総合職・国家一般職は推定
※地方上級は地域によってバラつきがある
教養試験だけでも出題される問題数が多いのが分かりますね。
ちなみに、この出題数は「時事」という科目の出題数です。
しかし、「時事」という科目で出題されるほかに、時事は専門試験の民法(最新の判例)や行政系科目(社会政策など) にも絡められる科目です。
また、教養の自然科学分野の化学で、時事的要素のノーベル賞受賞者も出題されることがあります。
つまり、時事は様々な科目においても複合的に絡められるという意味で、超重要科目なのです。
時事の勉強をしっかりやらないと、教養試験の点数が取れないだけじゃなく、専門試験にも響く可能性が大いにあるので、時事は手を抜かずにしっかりと対策しましょう。
公務員試験「時事」の勉強法
非常に重要な科目である時事。
対策をしっかりする必要があるのですが、勉強法はいたってシンプルです。
- 「速攻の時事」でインプット
- 「速攻の時事 実践トレーニング編」で理解を深める&問題に慣れる
- 模試を受けて足りない知識を補完する
「速攻の時事」でインプット
時事の勉強は「速攻の時事」という参考書を使えばOK。
「速攻の時事」は公務員試験での出題が予想される時事的な事項を、10テーマに分けて解説してくれている参考書です。
これをとにかく読み込んで覚えれば、時事の問題に必要な知識はだいたい入ります。
何周も何周も、試験の当日まで繰り返し読みましょう。
なお、「時事の勉強は新聞を読むこと」と言っているようなサイトや予備校もあるかと思いますが、個人的に全く不要かと。
新聞を読むと教養が身につきますし、多少なりとも時事の役には立つかもしれませんが、新聞を毎日読むのは時間のロスが大きいです。
新聞を読むならば、速攻の時事を何周も読んで、これを完璧にするのが合格への近道です。
ちなみに僕は、新聞は一切読んでいませんでしたが、本番では時事はほぼできましたし、県庁の筆記では9割ほどの得点を叩き出しました。
「速攻の時事 実践トレーニング編」で問題に慣れる
「速攻の時事」で時事のインプットができたなと思ったら、今度は「速攻の時事 実践トレーニング編」をやります。
実践トレーニング編は、「速攻の時事」に準拠した参考書兼問題集。
過去の出題傾向にならった問題が多数のっているので、時事の問題がどのような感じで出題されるのかが分かります。
知識をインプットするだけだと問題を解けるようになるのは難しいので、こちらの実践トレーニング編も繰り返し解いていきましょう。
この2冊をしっかりとマスターできれば、時事の力はかなりついているので、本番でも高得点が期待できます。
模試を受けて足りない知識を補う
上の2つでも時事については十分な力がついているのですが、この2冊でもカバーしきれない問題が出題されることも予想できます。
そのため、LECなどの大手予備校が開催している模試を積極的に受験しましょう。
当然、模試にも時事の問題が多数出題されます。
自分が受けた模試の中で、速攻の時事に載っていなかった事項があったときには、それもしっかり押さえておけば、安心して本番に望むことができます。
時事ができれば公務員試験を有利に進められる
僕自身、公務員試験を独学で勉強してきて思うことは、
「時事が得意だと公務員試験がかなり楽になる」
ということ。
僕は自然科学分野(物理・化学など)は全部捨て、行政系科目や労働法はサラッと勉強しただけだったのですが、高得点で筆記を突破できました。
教養の自然科学でも時事の知識で解ける問題がありましたし、専門の社会政策や労働法でも時事で解ける問題が出題されたためです。
時事を重視する傾向は今後も続いていくと思われますので、時事は絶対に手を抜かないようにしてください。
公務員試験は、「憲法」「行政法」「民法」「経済原論(ミクロ・マクロ)」「数的処理」の5つが主要五科目と言われますが、時事はこれに並ぶくらい大事だと個人的に思います。
時事を勉強できるのは速攻の時事が発売されてから(1月くらい)なので、年が明けたらガチで取り組みましょう。
まとめ
公務員試験における時事の勉強法についてまとめておきます。
- 時事は様々な科目と絡めて出題される超重要科目。
- 時事ができれば公務員試験が有利に進められるが、逆にできないと非常に厳しい
- 時事の勉強法は「速攻の時事」でインプット、「速攻の時事 実践トレーニング編」でアウトプットが基本
- 模試をたくさん受けて、速攻の時事に載っていないところも押さえると完璧
- 時事の勉強において、新聞を読む必要はない
今回は以上になります。ありがとうございました。
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→時期別にやるべき内容を記載
このnoteのミソは、時系列でやることを記載しているところ。
「どの時期に何をすればよいのか」を詳細に紹介しているので、独学での対策をする上では非常に参考になるかと。
なお、このロードマップは県庁に独学で合格した僕の体験から書いているので、他のサイト等とは説得力が違うと自負しています。
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有料noteのほか、公務員試験に関する情報は当ブログでも多数発信しています。
時事を含む「教養科目」の勉強法については、以下の記事にてくわしくまとめています。
独学で勉強をする方向けに書いた、勉強・対策法のまとめ記事はこちら(ぶっちゃけこっちでも十分有益です)。
なお、本記事や当ブログの他の記事を読んでみて、「独学は厳しそうだな」と感じた方向けに、予備校比較の記事も用意しています。
予備校か独学かは「ツール」に過ぎず、「公務員試験合格」というゴールは同じ。
独学にこだわりすぎて勉強がうまく進まず、結果として落ちてしまったら本末転倒なので、独学の自信がない方は必ず予備校も視野に入れましょう。