こんにちは!元公務員のHiroshiです。
いつも当ブログをご覧いただき、ありがとうございます。
今回は「公務員試験の筆記に受からない人」をテーマに取り上げます。
- 筆記で落ちてしまった人
- 現在進行形で公務員試験の勉強をしている人
- これから公務員試験の勉強を始める人
上記のすべての人にとって、受からない人の特徴を知ることは非常に重要です。
反面教師にすることで自分の勉強に生かし、合格する可能性が広がるからです。
ちなみに僕は、独学で公務員試験の勉強をし、県庁に首席入庁した元公務員です。
独学でも結果を残したことが、この記事の信頼性の担保になるかなと思います。
※面接で落ちる人の特徴は、以下の記事にてまとめています。
【前提】公務員試験の筆記に受からないのは、頭が悪いからではない
断言しますが、公務員試験の筆記で受からない=頭が悪いわけではありません。
なぜなら、公務員試験に地頭の良さは大して必要ではないから。
確かに公務員試験は、科目数が多くて勉強が大変です。
しかし、問題は大半の場合で5択式ですし、問題レベルもごく基礎的。
問題集を繰り返して、1つ1つ覚え込んでいけば、十分合格レベルに達することができます。
地頭の良さが不可欠な試験ではないので、受からない=頭が悪いとは言えません。
つまり、公務員試験の筆記に受からない人は単純に「努力が足りない」んです。
ただ「努力が足りない」といっても抽象的ですよね。
以下では、公務員試験の筆記に受からない人の特徴をさらに深堀りしていきます。
【公務員試験】筆記に受からない・落ちる人の特徴
公務員試験の筆記で受からない人の特徴は、以下の3つです。
- 勉強時間・勉強量が足りない
- 勉強の方向性・やり方が間違っている
- 筆記試験の前から面接対策を行っている
公務員試験の筆記で受からないのは「努力不足」です。
そして、その努力とは「量」と「質」の2つの面から考えることができます。
特徴①:勉強時間が足りない
まず1つ目が、勉強時間が足りないことです。
勉強時間が足りないのは、少し厳しいですが「論外」ですね。
公務員試験は、問題の難易度自体は高くはありません。
しかし科目数が多いので、合格レベルに達するには量をこなす必要があります。
目安として1,000〜1,500時間(1日4時間を1年間毎日)と言われます。
僕の経験からもかなり的を射た数字ですね。
(ちなみに僕は1,700時間ほど勉強しました)
「その勉強量が足りない=最初から受かる気がない」と個人的に思ってしまいます…
ダラダラやっても意味はない
勉強しているようで身になっていない人も結構いるかと思います。
注意点として、ダラダラ勉強しても意味はないです。
- 勉強の合間にYouTubeをめっちゃ見る
- 勉強中にLINEやTwitterをめっちゃ使う
- モチベーションが上がらず、休憩ばかり
上記の感じだと、机に向かっている時間は長くても意味はありません。
休憩時間にスマホを使うのは別にOK。
しかし勉強時間とのメリハリをつけないと、内容が身につかない=筆記で落ちるでしょう…
集中力が続かない人へ
集中力が続かない方は「勉強しかできない環境」を作るのがおすすめ。
- 予備校や図書館などに行って勉強をする
- スマホを目の届かない場所に置く
- スマホを使えないよう、アプリでロックする
例えば上記なら、勉強以外やることがない→自動的に勉強します。
確かに慣れないうちはきついかもしれません。
しかし人間は習慣の生き物なので、続けるうちに徐々に慣れて普通になります。
特徴②:勉強の方向性・やり方が間違っている
2つ目は勉強の方向性・やり方です。
「努力の質」の問題と言えるでしょう。
公務員試験は科目数がかなり多いです。
しかし、配点が高い重要科目だけを考えると実はそこまで多くありません。
必然的に、まずは「重要科目の問題集を繰り返し解く&復習していく」ことがセオリーになります。
ここで各科目満遍なく対策しようとすると、ほぼ確実に落ちます。
重要科目に割くべき時間・労力をあまり重要でない科目に割いているからですね。
配点や過去に自分が勉強してきた科目を参考に、捨て科目を作りつつ勉強してください。
また、できる問題・科目ばかり勉強してしまうのもあるあるですね。
得意科目を解いていると、なんとなく気持ちが良いのは分かります。
しかし筆記試験を突破するには、解けない問題を解けるようにする・できる問題を増やすことが不可欠です。
得意科目ばかり勉強していては、できる問題が増えることは絶対にありません。
苦手な部分にしっかり目を向けることが非常に重要になります。
公務員試験対策に充てられる時間は限られています。
- どうすれば効率的に得点を伸ばせるか
- 点数を伸ばすために必要な勉強は何か
上記の2点から自分なりに戦略を考えないと、質の高い勉強はできません。
質を無視して闇雲に勉強しても、結果を出すのは難しいでしょう…
特徴③:1次試験前に2次の面接対策をしている
割とよく言われますが、1次試験の前から面接の対策をすべきではありません。
なぜなら、筆記で落ちたら面接も何もないから。
筆記試験前に面接の対策をする=筆記試験の勉強をする時間が減ります。
筆記試験対策は、まずは「量」が超大事です。
勉強時間が減ったら、こなせる量・問題が減ります。
量が少なくなる以上、筆記落ちの可能性が高まることに直結します。
面接を見据えて筆記で落ちたら、マジで本末転倒ですよね…
また、公務員試験の面接は倍率が2倍くらいしかありません。
必然的にネガティブチェックに近くなり、面接のハードルはさほど高くありません。
筆記が終わってから面接までに数週間〜1ヶ月ほど時間があり、その期間で十分面接対策は間に合います。
僕も最後の筆記試験(県庁)が終わってから面接対策を始めましたが、問題なくすべて受かりました。
総じて公務員試験の最優先事項は筆記なので、面接はとりあえず二の次でOK。
自己分析を軽くするくらいなら、気分転換になって良いのかもしれません。
しかし、ガッツリした面接対策を筆記試験前から行うのは本当にやめるべきです。
とにかく筆記の勉強をして、まずは1次試験を突破することを目指してください。
受からない人の特徴から考える、公務員試験の勉強法
公務員試験の筆記に落ちる人の特徴を書きました。
大事なのは、上記を反面教師に勉強することです。
いま勉強中の人へ
いま勉強している方は、とにかく勉強の「量」と「質」にこだわりましょう。
公務員試験に合格するためには、地頭の良さなんて必要ありません。
地道に努力を継続し、かつ正しい方向性や戦略で勉強できれば、筆記試験は普通に突破できます。
受からない=努力の量か質のどちらか、または両方が足りていないと言えます。
合格するためにも、量と質の両方を意識して勉強してください。
これから勉強を始めるor再挑戦する人へ
行うべきことは、勉強の量と質を高める環境作りです。
- 勉強の量を増やす
→学習環境を整える - 勉強の質を高める
→情報収集・自分の得意不得意をもとに戦略やスケジュールの策定
精神論ではなく、論理的に環境を整えることで、無理なく勉強が続けられます。
そして両立な環境で勉強を継続すれば、自ずと結果が出るはずです。
なお学習環境の部分は、予備校に行けば自動的に整います。
自習室や講義などの勉強に集中しやすい場所が得られる上、プロが合格への道筋(スケジュール・戦略面)を示してくれるからです。
確かにお金はかかりますが、合格すれば初年度で回収できる金額。
(逆に独学にこだわって落ちたら、1年もの時間・1年分の年収を失います)
学習習慣・スケジュール策定に少しでも自信がない方は、ぜひ検討してみてください。
独学を選ぶ予定の方は、環境作りを自力で行う必要があります。
勉強量の部分は完全に自分次第です。
戦略・質の面に関しては、以下の記事で独学勉強法をまとめています。
正しい方向性で勉強する上で、参考にしていただけたら幸いです。