こんにちは!元公務員のHiroshiです。
公務員になろうかなと考えている方の中には、旅行が趣味の方もいますよね。
そんな方にとって、「公務員は海外旅行に行けるのか」また「海外旅行に行く際に条件はあるのか」は気になるところ。
そこで本記事では、
- 公務員は海外旅行に行けるのか
- 公務員が海外旅行に行く際には申請が必要なのか
について、元県庁職員のHiroshiが解説していきます。
県庁時代のことをもとに書いていくので、ぜひ参考にしてみてください。
公務員は海外旅行に行けるの?
結論からいうと、公務員は海外旅行に行けます。
全然行けます。年に1回くらいなら余裕です。
僕も県庁時代には海外旅行に行っていましたし、後輩や同期、先輩の中にも海外旅行に行っていた人は多かったですね。
公務員は休暇制度が充実。休みもが取りやすいから海外旅行にも行ける!
公務員が海外旅行に行ける最大の理由は、「休みが取りやすいから」です。
ご存知の通り、公務員は土日祝日はお休みですし、有給休暇の取得数も民間企業より多いです。
(公務員の有給事情については以下の記事を参考にしてください。)
部署にもよりますが、基本的には有給の取得を推奨している雰囲気なので、繁忙期以外の金曜日や月曜日に有給を取得すれば、土日と合わせて3〜4連休は簡単にとれます。
3〜4連休あれば、近場のアジア諸国ならば行けますよね。
夏季休暇で公務員は海外旅行に安く行ける
また、公務員はお盆休みがない代わりに「夏季休暇」を取得することができます。
夏季休暇は7月〜9月に5日間取れるものなのですが、7月〜9月は議会も予算要求もないため場合が多いため、基本的にはそこまで忙しくありません。
仕事がそこまで忙しくない時期であるのに加え、夏季休暇は全員が5日間取得することになっているので、有給よりもさらに取得しやすい雰囲気。
通常の有給だと連休はなかなか取りづらい場合もありますが、夏季休暇はある程度続けて休んでも大丈夫な感じなので、これを利用して海外旅行に行く方は結構いますね。
(もちろん自分の仕事のスケジュールにもよりますが)
また、お盆休みの時期は旅行代金が跳ね上がりますが、公務員はお盆休みを外して夏季休暇を取得できるので、海外旅行を安く楽しむこともできます。
お盆期間は世間が休んでいるので、公務員の仕事も結構ヒマです。
上の役職の方も休んでおり、気兼ねなく定時に帰れるためお盆にはあえて出勤し、夏季休暇を他の時期にズラして海外旅行に行くのがおすすめですね。
公務員は結婚休暇も充実。新婚旅行もたっぷり楽しめる
公務員は結婚休暇が5日間取れます。
ちなみに、結婚休暇は5日間連続で取得することになっているので、
週末の2日+結婚休暇5日+週末の2日=9連休
も取れるんです。
9連休もあれば、ヨーロッパでもアメリカでも好きなところにハネムーンに行けます。
実際にほぼ100%の職員が結婚休暇を取得しており、新婚旅行を楽しんでいます。
公務員は海外旅行でどこに行ってる?
僕の県庁時代の経験や聞いた話を踏まえて、公務員が海外旅行でどんな国に行っているかを書いていきます。
新婚旅行を除くと…
- 韓国や台湾、香港といった東アジア
- タイやベトナム、カンボジアといった東南アジア
など、近場の国々が多いですね。
公務員は休みが取りやすいとはいっても、現実的には長くて5連休くらい(土日合わせて)になります。
いくら仕事が忙しくない時期とはいっても、少なからず他の職員に仕事を任せて行くわけですからね。
ただ、ごく稀に休暇制度をすべて駆使して15連休ほど取得する猛者がいます。
僕が県庁1年目に同じ課だった職員(40歳くらい)は、9月の半ばあたりから
夏季休暇5日間+有給10日間+土日祝5日間=15連休
という、規格外に長い連休を取得して南米を旅行していました。
権利として与えられた休暇を利用しているだけなので、制度上はなにも問題ありませんからね(笑)。
ただ、ここまでできてしまう方はあまりいないので、あくまで参考程度です。
(周りは少なからずブーブー言っています笑)
公務員が海外旅行に行く際には届出や許可が必要?
公務員が海外旅行をする際、申請して許可をもらう必要がある場合が多いのですが、ぶっちゃけ形骸化しています。
昨年、僕も海外旅行に行く前には上司に言ったのですが…
という感じでした(笑)。
申請を処理するのも面倒なのでしょうね。
まぁ省庁や自治体、部署にもよるかとは思いますが、申請書についてはそこまで気にする必要はないかと。
僕のように、申請自体いらないと言われる場合もあるでしょうし、申請書を出して許可されないということはありません。
上司に無断で行くのはよくないですが、一応「海外に行く」と上司に伝え、そこで申請書を出すよう言われたら、申請書を記入して提出すればOKですね。
テンプレもあるでしょうし、書く内容自体も行き先や期間などの簡単なものだけです。
公務員の海外旅行に関するまとめ
本記事の内容をまとめます。
- 公務員は休暇制度が充実しており、連休も取れるため海外旅行に行きやすい
- 特に夏季休暇では、旅行代金が高いお盆の時期を外して海外旅行に行ける
- 公務員が海外旅行に行く際には申請が必要だが、形骸化しているため、自治体や部署によって申請書の提出が不要
公務員は、海外旅行が好きな人には特におすすめの仕事。
休みがとれるのに加え、給料的にも海外旅行に行ける程度の金額はもらえますので。
本記事は以上になります。ありがとうございました。