こんにちは!元公務員のHiroshiです。
今日はどの公務員試験でも出題される「憲法」の勉強方法について書いていきます。
憲法は他の科目を学習する上でも土台となる分野なので、しっかりと抑えておくようにしましょう。
【公務員試験】憲法とは
憲法を簡単に言うと、「国や自治体が守るべきルール」のことです。
憲法以外の法律や条例は、一般の人が守らないといけないルールですよね。
例えば、「人を殺してはいけない(刑法)」や、「借りたものは返さないといけない(民法)」といったものが挙げられます。
それに対して、憲法はそういった法律や条例といったルールを作る側である「国」や「自治体」が守らないといけないものになっています。
つまり、あらゆる法律は憲法に違反しないように作られると言う意味で、憲法は他の法律や条例よりも上位に位置する、極めて重要な法規範(最高法規)なのです。
公務員試験で憲法はどれくらい出題されるの?
憲法はどの公務員試験においても専門科目として5問程度出題されます。
専門科目の回答数が全部で40問程度ですから、憲法の配点は全体の1/8程度を占めているということです。非常に大きいですよね。
また、専門科目だけでなく、教養科目の「社会科学」の分野でもよく出題されます。
つまり憲法は、公務員試験を突破する上では欠かせない科目なのです。
公務員試験における憲法の勉強方法
憲法の勉強方法について詳しく解説していきます。
単刀直入に言うと、憲法はいきなり問題演習をしてOKです。
というのも憲法は、中学・高校の授業で触れてきた方も多い科目ですし、また基本的に「理解」よりも「暗記」が求められる科目だから。
「スーパー過去問ゼミ」のような、レジュメ(各テーマのまとめ)と問題演習が一緒になっている参考書を読みつつ、問題を繰り返し解いて1つずつ覚えていくのが効果的です。
初めはなかなか難しいと思うかもしれませんが、憲法はそこまで難解な法律ではないので、「スーパー過去問ゼミ」を何周か解いているうちにどんどんできるようになります。
ちなみに僕は、「スーパー過去問ゼミ」のレジュメ部分の内容を読みながら、ルーズリーフ1ページに書いていき、その後問題演習をするというスタイルをとっていました。
書くことによって頭の中で整理しやすくなりますし、またルーズリーフをバインダーに閉じていくことで復習もしやすくなるのでおすすめです。
なお、今まで憲法にあまり触れてこなかった方(理系の方など)は「いきなり問題を解くのは不安だ…」と思いますよね。
そのような場合は、薄めの本を一冊読んでおいて、「憲法とはどういうものか」について理解を深めておくと、勉強に入りやすくなります。
憲法は昔の判例(裁判での判決)を用いた問題が繰り返し出題されています。
勉強する範囲がさほど広くない割には配点も大きく、非常に勉強しやすい科目かと。
そのため「スーパー過去問ゼミ」を完璧にして試験に臨めば、憲法においてはどの公務員試験でも満点が取れる可能性が高いでしょう。
【公務員試験】憲法は最初に勉強しよう
重要なことなのですが、公務員試験の勉強を始める際には、まず憲法からスタートするようにしましょう。
というのも、前述のように憲法は出題数が多いのに加え、他の法律系科目の土台になるから。
憲法がある程度分かっていないと、他の法律系科目である「行政法」や「民法」の理解が難しくなります。
また、行政法や民法は出題範囲も広いので、このあたりから始めると挫折もしやすいかと思われます。
公務員試験は憲法から勉強をはじめて、他の科目の土台を作るとともに、自分自身を公務員試験の勉強に徐々に慣れさせていくのがおすすめです。
公務員試験・憲法の勉強方法まとめ
最後に、今日の記事をまとめておきます。
- 憲法は出題数も多い重要科目。他の科目の土台にもなるので最初に勉強しよう
- 勉強方法としては、初めから問題演習をしてOK。不安な人は薄めの本を読んで理解を深めておくと効果的。
- 参考書としては、「スーパー過去門ゼミ」がおすすめ
憲法は範囲がさほど広くない割に、出題数が多い「お得科目」です。
また、これまでに触れてきた方も多いので、勉強もしやすいでしょう。
公務員試験突破の第一関門として、憲法をしっかりマスターしましょう!
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あわせて読みたい記事
憲法をはじめとした「専門科目」の対策については、以下の記事にてまとめています。
独学で勉強をする方向けに書いた、独学の勉強・対策法のまとめ記事はこちら(ぶっちゃけこっちでも十分有益です)。
なお、本記事や当ブログの他の記事を読んでみて、「独学は厳しそうだな」と感じた方向けに、予備校比較の記事も用意しています。
予備校か独学かは「ツール」に過ぎず、「公務員試験合格」というゴールは同じ。
独学にこだわりすぎて勉強がうまく進まず、結果として落ちてしまったら本末転倒なので、独学の自信がない方は必ず予備校も視野に入れましょう。