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公務員の休暇・休職

【診断書の提出でOK】公務員の療養休暇の取り方を解説【うつ病など】

こんにちは!元公務員のHiroshiです。

公務員
公務員
精神的につらいな…でも仕事に行かないと…

公務員は非常にストレスのかかる仕事ということで、メンタルがやられてしまう方も少なくありません。

そんな方のために、「療養休暇」(または病気休暇)という制度が用意されています。

そこで今回は、

  • 公務員の療養休暇とは?
  • 療養休暇の日数や給料
  • 療養休暇の取り方
  • 療養休暇を取るべきタイミング

について書いていきます。

この記事を書いている僕も、2年目のときに抑うつ状態と診断されて3ヶ月の療養休暇をとりました。

僕の経験をふまえて書いていくので、かなり信頼性の高い情報になっています。

「仕事がつらい」と感じている公務員の方の助けになれば幸いです。

公務員の療養休暇(病気休暇)とは?日数や給料、ボーナスを解説

療養休暇(病気休暇)とは公務員の福利厚生の1つで、病気になってしまった職員が利用できる休暇制度のことです。

ちなみに、圧倒的に多いのが「うつ」等のメンタル系の病気になっています。

療養休暇の日数やその間の給料について【ボーナスも出ます】

療養休暇は90日まで取ることができます。

90日には土日祝日なども含まれますので、お休みできる期間は丸々3ヶ月です。

この3ヶ月の間の給料は全額保証(給与+地域手当、住宅手当等)されるので、安心して休むことができます。

※仕事に行っていないので、通勤手当や時間外勤務手当はありません。

 

なお、ボーナスは過去半年間の職務に対する手当なので、たとえ療養休暇期間であってももらえます。

どれくらいもらえるかについては、ボーナスの算定をする期間が各自治体によるため、療養休暇を取得したタイミングによって異なります。

ちなみに僕は11月頭から療養休暇に入ったのですが、タイミングが良かったためか、12月のボーナスは満額出ました。

休む期間が90日を超えると、「休職」に切り替わります。

休職は最大で3年間まで取れますが、休職中にもらえる給料は下がります。

このあたりについては、また別の記事にて書きます。





【うつ病など】公務員の療養休暇の取り方【診断書の提出だけでOK】

療養休暇の取り方は非常に簡単で、精神科医の診断書を課の総務担当に提出すればOKです。

課の人事・労務管理を行なっている上司(総括課長補佐など)がいると思うので、その方に提出すれば適切な処理を行ってくれます。

 

ちなみに僕は、精神科医の診断書をもらった日に総括補佐に連絡をし、次の日に直接提出しに行きました。

本当につらい場合は郵送でも大丈夫です。

ただ、多少なりとも迷惑をかけることや復帰すること等をふまえると、直接提出をしに行って上司の方と話をするのがベターかと思います。

診断書をもらう際の注意点

診断書がもらえるかどうかは、担当の精神科医の方の判断によります。

とはいえ、精神科医の方に症状を話せば、「無理しないで休むように」と言われる可能性が高いでしょうから、診断書をもらうハードルはそこまで高くありません。

実際に僕も、1回目の受診の際には薬をもらって様子を見るという判断になりましたが、2回目の受診で診断書が出されました。

 

ただ注意点として、つらいと思ったら早めに精神科を受診しましょう。

この理由は2つあり、

  1. つらいのを我慢して仕事をしていると、症状がさらに悪化する
  2. 精神科医はなかなか予約が取れない

特に②が大きく、精神科の病院はどこも予約が埋まっており、診てほしいときになかなか診てもらえません。

実際に僕も、抑うつでつらい精神状態の中、あらゆる精神科に電話をかけまくりましたが、数週間〜1ヶ月先まで予約が埋まっていることがザラでした。

Hiroshi
Hiroshi
多くの日本人が精神的につらいんですね

予約が取れないということは、つらい状態でも仕事に行かないといけないということになります。

その間にさらに症状が悪化する可能性もあるでしょう。

そのため、「つらいな…」と思ったら早めに精神科に電話をして、予約をするようにしましょう。





公務員が療養休暇を取るべきタイミングは?

メンタル系の場合、どのくらいつらくなったら療養休暇を取るべきなのでしょうか?

そのタイミングについては、僕は「自分がつらいと感じたら、療養休暇を取るべき」だと考えます。

その理由は以下の3つ。

  • うつの状態で仕事を続けても、さらに症状が悪化するから
  • 症状が悪化すると、社会復帰が難しくなるから
  • 休んだところで行政組織は回っていくから

精神的につらい状態で仕事をしても、パフォーマンスは上がりませんし、また症状はどんどん悪化します。

症状が悪化すると、復帰までに多くの時間を要するようになったり、最悪の場合は社会復帰が難しくなります。再発のリスクも大きくなるでしょう。

つまり、自分自身や自分の家族を守るためにも、無理をしてはいけないのです。

 

公務員
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でも、療養休暇をとったら職場に迷惑がかかる…

こう考える方も多いですよね。僕もそうでした。

しかし、組織は個人に依存しないようにできているものです。
特に行政機関のような大きな組織では尚更でしょう。

1人がいなくなったところで行政組織はうまく回っていく(混乱しても一瞬)ので、仕事のことは気にせず、自分の体調回復を優先すべきです。

 

健康な方でも「仕事に行きなくないな」と思うことはありますが、うつ状態になるとその比ではないくらい仕事に行きたくない気持ちが強くなります。

「これは普通じゃないな」と感じたら、療養休暇を取得するべきだと考えます。

まとめ

今回の記事についてまとめていきます。

  • 公務員の療養休暇(病気休暇)は最大90日まで取れる
  • 療養休暇中も給料が満額保証され、ボーナスももらえる
  • 療養休暇をとるには、精神科医の診断書を課の総務担当に提出すればOK
  • 精神的につらいときには、療養休暇の取得を考えて早めに精神科医を受診する

民間企業に比べてかなり恵まれている公務員の療養休暇。

この制度を悪用する方も少なからずいるため、批判されることも多いですが、職員を守ってくれる制度でもあります。

つらいときには無理をしないで、療養休暇を取得するようにしましょう。

今回は以上になります。ありがとうございました。

 

※療養休暇中の過ごし方は以下の記事をどうぞ!

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