こんにちは!元公務員のHiroshiです。
このように気になる方もいらっしゃるでしょう。
この記事では、そんな疑問にお答えするために
- 自治体・年齢別の年収・給料(月給)・ボーナス
- 地方公務員がもらえる退職金
- 地方公務員の生涯賃金
について、元県庁職員のHiroshiがまとめていきます。
この記事を読めば、地方公務員がどれくらいのお金をもらっているのかが完璧に分かりますので、公務員の給料が気になるという方はぜひ参考にしてください。
地方公務員の年収・給料・ボーナスまとめ【自治体・年齢ごと】
以下では、各年代の地方公務員(一般行政職)の年収・給料・ボーナスについて、「都道府県庁」「政令指定都市」「特別区」「市」「町村役場」の自治体タイプごとでまとめています。
なお各数値に関しましては、総務省から発表されている平成29年地方公務員給与の実態調査結果をもとに、以下のように算出いたしました。
- 年収:月給 × 12
- 月給:基本給 + 諸手当
- ボーナス:基本給 × 4
以下でご紹介する金額については、高卒・短大卒・大卒といった試験区分をすべて含めた金額になりますので、高卒の方は表記の金額よりも若干少なめ、大卒の方は若干多めになります。
20代地方公務員の年収・給料・ボーナス
年収 | 月給 | ボーナス | |
都道府県庁 | 約405万円 | 262,859円 | 約90万円 |
政令市 | 約439万円 | 283,169円 | 約98万円 |
特別区 | 約450万円 | 291,588円 | 約100万円 |
市役所 | 約400万円 | 261,684円 | 約86万円 |
町村役場 | 約357万円 | 228,780円 | 約82万円 |
※24歳〜27歳のデータを記載
20代の年収は、おおむね400万円台といったところ。
なお、公務員は20代のうちは役職に差がつかないため、基本的にはみんな横並びで昇給していきます。
20代地方公務員のさらに詳しい年収や給料などについては、以下の記事にまとめておりますので、参考にしてみてください。
30代地方公務員の年収・給料・ボーナス
年収 | 月給 | ボーナス | |
都道府県庁 | 約532万円 | 345,534円 | 約117万円 |
政令市 | 約563万円 | 368,038円 | 約121万円 |
特別区 | 約579万円 | 375,495円 | 約128万円 |
市役所 | 約511万円 | 333,723円 | 約111万円 |
町村役場 | 約457万円 | 295,349円 | 約103万円 |
※32歳〜35歳のデータを記載
30代地方公務員の年収は、500万円台といったところ。
ちなみに地方公務員は、30歳になると450万円〜500万円程度の年収になります。
30代は20代に比べて出世にも若干差がついてくる時期なので、同期の中でも年収にややバラつきが出てきます。
30代地方公務員のさらに詳しいデータについては、以下にまとめているので、こちらもあわせて読んでみてください。
40代地方公務員の年収・給料・ボーナス
年収 | 月給 | ボーナス | |
都道府県庁 | 約714万円 | 462,056円 | 約160万円 |
政令市 | 約749万円 | 488,890円 | 約162万円 |
特別区 | 約774万円 | 498,724円 | 約176万円 |
市役所 | 約690万円 | 448,920円 | 約152万円 |
町村役場 | 約639万円 | 409,192円 | 約148万円 |
※44歳〜47歳のデータを記載
40代地方公務員の年収は、700万円以上になります。
なお、地方公務員が40歳になると、年収600万円台後半〜700万円程度になるケースが多いです。
40代地方公務員の詳しい年収・給料などについては、以下の記事でまとめていますので、ぜひご覧ください。
50代地方公務員の年収・給料・ボーナス
年収 | 月給 | ボーナス | |
都道府県庁 | 約770万円 | 496,512円 | 約174万円 |
政令市 | 約824万円 | 536,518円 | 約180万円 |
特別区 | 約837万円 | 534,737円 | 約192万円 |
市役所 | 約756万円 | 485,280円 | 約174万円 |
町村役場 | 約695万円 | 442,212円 | 約164万円 |
※52歳〜55歳のデータを記載
50代の地方公務員は、年収は700万円台後半〜800万円程度になります。
地方公務員が50歳になると、年収は750万円を超えてくるケースが多いです。
また、50代まで年齢が上がると、出世にも明確な差がつきます。
幹部と言われる「部長級」にまで登り詰めた職員の年収は1,000万円を超えてきますが、仕事にやる気のない職員は年収700万円程度で定年を迎えることに。
50代地方公務員のさらに詳しい年収データなどについては、以下の記事を参照してください。
地方公務員の退職金は?(定年退職の場合)
地方公務員の方が定年まで勤め上げた場合には、どれくらい退職金がもらえるのでしょうか?
退職金の金額 | |
都道府県 | 2,285万9,000円 |
政令市 | 2,375万9,000円 |
特別区 | 2,372万8,000円 |
市役所 | 2,233万9,000円 |
町村役場 | 1,970万5,000円 |
地方公務員が定年まで勤め上げると、平均して2,200万円程度の退職金がもらえます。
地方公務員の生涯賃金は?
地方公務員の生涯賃金についてまとめます。
なお、新卒で公務員になり、定年まで勤め上げた場合を想定して算出しています。
※23歳〜60歳までを積み上げ、最後に退職金と合計しました。
生涯賃金 | 給与所得 | 退職金 | |
都道府県 | 約2億6,205万円 | 約2億3,919万円 | 約2,286万円 |
政令市 | 約2億7,809万円 | 約2億5,433万円 | 約2,376万円 |
特別区 | 約2億8,384万円 | 約2億6,011万円 | 約2,373万円 |
市役所 | 約2億5,533万円 | 約2億3,299万円 | 約2,234万円 |
町村役場 | 約2億3,154万円 | 約2億1,183万円 | 約1,971万円 |
地方公務員の生涯賃金は、だいたい2億6,000万円以上はもらえる計算になります。
なお、あくまで現在の数値からの推計になり、今後の社会情勢の変化や税収の増減などによって上下しますので、あくまで参考程度ですね。
地方公務員の年収が魅力!公務員になりたい!と思った方へ
地方公務員の年収について書きましたが、ここまで読んで「公務員になりたい!」と思った方は、ぜひ以下の記事を参考にしてください。
公務員試験の勉強法・予備校の選び方についてまとめた記事
公務員試験を受験するにあたっては、まず独学で勉強するか、予備校に通うかを決めないといけません。
以下の記事を参考に、ご自身に合った方を選んでください。
社会人から公務員に転職したい方はまずはこちら
社会人の方が公務員に転職しようと考えた場合、以下の記事で紹介しているガイドブック(無料)は必読です。
まとめ
今回の記事の内容についてまとめておきます。
- 地方公務員の年収は年功序列で伸びていく
- 地方公務員が定年まで勤めたときにもらえる退職金は、だいたい2,200万円前後になる
- 公務員の生涯賃金は、約2億6,000万円
「地方公務員がどれくらいお金がもらえるのか」を気になっている方の参考になれば幸いです。
なお、「国家公務員の年収もあわせて知りたい」という方は、以下の記事を参考にしてください。
今回は以上になります。ありがとうございました。
行政職公務員(国家・地方)の給料に関する完全まとめはこちら