こんにちは!元公務員のHiroshiです。
独学で公務員試験の勉強をしている方にとって、不安の種である「面接対策」。
高いお金を払って予備校に通っているライバルたちが予備校で専門的な指導を受けている一方で、独学の場合はどうやって面接対策を行えばよいのかと悩みがちですよね。
でもご安心ください。
本記事でご紹介している方法を実践すれば、独学の方でも十分な面接対策を行うことができます。
なぜなら、僕がこの方法で面接対策をした結果、独学で県庁に首席入庁することができたからです。
特別なやり方は何もなく、お金もテキスト代一冊程度で済みます。
独学で公務員試験の対策をしている全ての方は必見ですよ!
【公務員試験】独学での面接対策は不利なのか?
結論、独学の面接対策は若干大変ですが、決して不利ではありません。
確かに面接対策を考えて予備校に行くメリットはあります。
- 面接対策の講座を受けられる
→面接試験で問われることやマナーが学べる - 予備校独自の自己分析ツールが使える
- 自治体・省庁ごとに情報がまとまっているので、それを見るだけで情報収集が完了する
- 講師による面接カードの添削が受けられる
- 模擬面接が無制限に受けられる
予備校では、あらかじめ充実した面接対策のカリキュラムが組まれているので、非常に楽に面接対策ができます。
割と受け身の性格の人でも安心でしょう。
一方、独学だとこれらをすべて自分でやらないといけないという意味で大変ではあります。
しかし、現代は本や無料のツールを使ったり、自分の頭と足を使ったりすることで、独学でも十分な面接対策を行うことができます。
その意味で、自分でちょっとした工夫さえできれば、独学でも不利になることなく面接試験を進められますよ。
では、独学で公務員試験の面接に挑む場合、どのような方法で対策をしていけば良いのか。
以下では僕が使っていた本やツールをふまえて、独学での面接対策法をお伝えします!
【公務員試験】独学での面接対策方法3ステップ
独学の方が行うべき面接対策は以下の3ステップでOK。
- 無料ツール(グッドポイント診断)を使った自己分析
- 想定問答集づくり&それの読み込み
- 模擬面接
細々としたものは他にもありますが、ざっくり言うとこの3つです。
それでは、順を追って解説しますね。
公務員試験の面接対策はいつから始めるべき?
具体的な対策方法の前に、公務員試験の面接対策はいつから始めるべきかに触れておきましょう。
結論からいうと、筆記試験が終わってからでOKです。
それでも時間的に十分間に合いますし、筆記で落ちたら何にもなりませんからね。
公務員試験は筆記の難易度が高く、ゴッソリ落とされるので、筆記が終わるまではまずは筆記試験に集中してください。
まぁ自己分析を軽くしておく程度ならば、筆記の勉強の気分転換にもなりますし、さほど時間も取られないので良いかもしれませんが。
ステップ①グッドポイント診断を使った自己分析
まず行うべきは「自己分析」です。
自己分析を怠りがちな方も結構多いのですが、ぶっちゃけこれは問題外。
なぜなら、面接とは「自分の長所を面接官にアピールする場所」だからです。
自己分析をしないと、そもそも自分の長所が何なのかが全く分からない状態(もしくは長所を思い込んでいるだけの状態)なので、アピールのしようがありません。
そこで、自分の長所を客観的に分析し、どの長所を面接官に訴求していくかを決めるためにも「自己分析」は欠かせないのです。
もちろん、予備校に通っている人たちは予備校独自のメソッドにて自己分析を進めていますよ。
一方で独学で公務員試験の面接対策を行う方が、自己分析をする際にぜひとも利用したいのが、「グッドポイント診断」です。
グッドポイント診断はリクルートの転職サイト「リクナビNEXT」に登録するだけで行える無料の自己分析ツール。
質問に答えていくだけで、あなたの長所を5つ・コメント付きで教えてくれます。
非常に本格的な診断ができるので、控えめにいって無料レベルを大幅超えたクオリティを誇っていますね。
ちなみに僕も、試験を受けた2016年の夏にグッドポイント診断を面接の自己分析ツールとして使いましたよ。
おかげで自分の長所を客観視でき、その後の面接対策・そして面接本番をスムーズに進めることができました。
このグッドポイント診断で自分の長所を理解し、面接官にアピールすべき長所を決めたら、あとはその長所を裏付けるエピソードを絡めていけば面接カードは完成します。
(面接カードの書き方は以下の記事をどうぞ!)
自己分析は面接における基本中の基本。
予備校生が講師の指導のもとで綿密な自己分析をしている中、独学のあなたが自己分析を怠れば非常に高い確率で予備校生に負けます。
無料でできるので、独学の方は何よりもまず最初にグッドポイント診断を行なってください。
ステップ②想定問答集作り&それの読み込み
自己分析をして自分のアピールする長所が決まり、面接カードも書けたら、次は想定問答集作りです。
具体的には、本番で想定される質問・頻出の質問に対して、自分がどう答えるかを考えてまとめていきます。
代表的なところだと、「どうして国でなく県なのか?」や「学生時代に頑張ったことは?」等ですね。
1冊でいいので面接対策本を購入し、そこに載っている想定される質問の例を見て、それぞれの質問に対して自分ならどう答えるかをまとめていきましょう。
面接本には、面接における基本的なマナーや面接官が見ているポイントなども書いてあるので、よく読んでおきましょうね。
なお、想定問答集を作る際には「面接本に載っている質問に対する答え」のみならず、「自分の面接カードから予想される質問」に対する答えも考えておきましょうね。
「あらかじめ答えを用意するのはナンセンス」なんて言うサイトや本もたまに目にしますが、こういったものは完全に無視しましょう。
想定問答集は面接をスムーズに進める上での「戦略」。
実際に面接では回答を考える時間は長くて5秒くらいしかないので、想定問答集を作っていないと、高い確率でボロボロになります。
そうならないためにも、想定される質問に対してはあらかじめ答えを考えておき、それをよく読み込んでおきましょう。
ステップ③模擬面接(大学の就職課やハローワーク)
ここまではあくまで面接対策の「準備」。
実際に面接力を上げていくためには「模擬面接」が欠かせません。
いくら本を読み込んで面接の知識をつけても、また想定問答集作りを頑張っても、それを本番で使うためには「実践」が不可欠。
その「実践」を通じて面接力を高めるための場が模擬面接なのです。
この模擬面接は、予備校に通っている方は予備校で無制限に行なってくれることが多いようですが、独学の場合でも「大学の就職課」や「ハローワーク」で対応してくれます。
「独学での面接対策が厳しい」という意見は「模擬面接が受けられない」ことが理由の大半ですが、自分の工夫と知恵次第でなんとでもなりますよ。
大学の就職課やハローワークには回数制限もクソもない(多分そんな概念がない)ので、実質無制限ですね。しかも無料です。
ちなみに僕も、大学の就職課にて5回ほど模擬面接を行なってもらいました。
このように考える方もいるかと思われますが、あまり心配する必要はありません。
大学の就職課などにもそれなりのノウハウはありますし、民間だろうと公務員だろうと面接の本質は変わらないので。
ちなみに、フィードバッグも含めて僕はちゃんと指導してもらえましたよ。
確かに予備校の方が公務員試験に特化した面接対策ができるのでしょうが、ぶっちゃけ公務員試験の面接なんて民間企業に比べたら圧倒的にゆるいです。
特別な面接対策が必要というわけではないので、大学の就職課やハローワークを利用した独学の面接対策で十分対応できます。
独学での面接対策に関するまとめ【公務員試験】
本記事の内容をまとめておきます。
- 公務員試験においては、面接対策を考えて予備校に通う人が多いが、本や無料ツールを使えば、独学でも十分に面接対策ができる
- 面接対策は3ステップで、「グッドポイント診断を使った自己分析」「想定問答集作り&それの読み込み」「模擬面接」でOK
本記事で書いたように、公務員試験の面接対策は独学でも十分に可能。
そのためにも、まず行うべきは「自己分析」です。
前述のとおり、自己分析をしっかりと行わない限り合格することはほぼ無理なので。
最初の1ステップとして、無料のグッドポイント診断から始めてみてください!