こんにちは!元公務員のHiroshiです。
これから公務員試験の勉強を始める方の中には、「公務員試験 勉強」等のワードでググってみる方も多いでしょう。
でも、ググってみたところで出てくるのは以下のような情報。
- 「公務員試験は倍率の高い難関試験。予備校に行って特別な勉強をしないといけない」
- 「公務員試験の科目数は膨大で、それらを満遍なく対策しないといけない」
- 「公務員試験の勉強では、科目ごとに傾向と対策を分析して学習をする必要がある」
こんな情報を見ると、勉強を始める前から萎えますよね。
でもご安心ください。
普通にググって出てくるような情報が完全に嘘っぱちとは言いませんが、大半がテクニックや各論に寄りすぎています。
公務員試験の勉強の本質はめちゃくちゃシンプルで、なにも特別な勉強法は必要ありません。
独学でももちろん合格できます。
本記事では、公務員試験に合格するための勉強法の本質について元県庁職員の僕が解説していきます!
なお、この記事の信頼性の担保として僕の公務員試験での実績をご紹介しておきます。
- 県庁:首席入庁(受験者約1,000人)
- 特別区:上位合格(12,000人中100位程度)
- 国家一般職:上位合格(13,000人中500位程度)
すべて完全独学で挑みましたが、ご覧のようにどの公務員試験でも上位で合格しました。
本記事では、このような実績を残した僕が考える「公務員試験の勉強法の本質」を紹介していますので、ぜひご覧ください。
公務員試験勉強における超シンプルな本質
公務員試験に合格するための勉強法の本質は、次の2行に集約されます。
- 重要事項に焦点を当てること
- とにかく繰り返すこと
確かに、公務員試験は科目数が多く(地方上級・国家一般職で30科目ほど)、合格するのはそれなりに難しいでしょう。
ただ、勉強の本質は驚くほどシンプルで、特別なことは何もありません。
というのも、公務員試験なんて所詮はただの就職試験だからです。
筆記・面接ともに合格点を取ればいいだけなので、重要事項に焦点を絞り、集中して何度も繰り返すことが全て。
本質にしたがって勉強を進めていけば、自ずとできる問題が増えていき、合格に近づいていきます。
公務員試験は倍率を気にする必要もない
公務員試験において、倍率は全く気にする必要ありません。特に筆記の倍率なんて見る価値もありません。
言葉は悪いですが、ぶっちゃけ雑魚が大量に受けているだけですからね。
受験料が無料であるため、「全然勉強していないけれどとりあえず受けてみよう」という方も少なくありません。
そのため、実質的な倍率はもっと低いところにあるんです。
確かに公務員試験の場合は範囲が広いので、簡単に受かる試験ではありませんが、本質に従った方法で勉強を続けていけば、間違いなく合格ラインに達します。
1次試験(筆記)での公務員試験の勉強法
筆記試験の勉強においては、科目ごとに問題集を1冊決めて、それを徹底的に繰り返し解くことが全てです。
- 問題集を解いて解説を読み込む。間違えたところ・疑問が残ったところにはチェックを入れて特に入念に。
- ①を繰り返して1冊が完璧になるまでとにかく解く。
問題集には重要事項がまとまっているので、1冊を完璧にすれば本番でもかなりの高得点が期待できます。
特に、どの公務員試験でも重要度の高い憲法・民法・行政法・ミクロ経済学・マクロ経済学・数的処理については、上で書いた流れを徹底させて、1冊を抜け目なく対策してください。
それ以外の科目については、ご自身が受験する試験科目の配点などをふまえて、勉強量を調整したり捨てたりしましょう。
なお、色々な問題集に手を出すのは絶対にNGです。
あれこれ手を出すと、1つの問題集にかけられる時間が分散するために知識が定着しませんし、お金も無駄になります。
1つの科目に対して1冊の問題集を決めて、それを徹底的に繰り返し解くことが、最も知識が定着する勉強法であり、合格までの近道です。
(以下の記事にて、僕が使ったおすすめの参考書・問題集を紹介しています)
2次試験(面接)での公務員試験の勉強法
面接の対策も非常にシンプル。
- 自己分析を繰り返し、自分の長所・面接でアピールするポイントを徹底的に考える
- とにかく模擬面接を繰り返す
この2つだけです。
特に重要なのは、実践である「模擬面接」。
模擬面接とフィードバックを繰り返すことで、「どうしたら自分の長所をうまく伝えられるか」「面接官に『一緒に働きたい』と思わせるにはどうすれば良いか」を徹底的に考えます。
その過程で面接力がどんどんブラッシュアップされますし、面接にも慣れていくので、結果的に面接試験を突破しやすくなるのです。
ちなみに僕は独学でしたが、大学の就職課にて5回ほど模擬面接を行なってもらいました。
ハローワークでも面接を見てもらえるようですし、予備校の講師に模擬面接を見てもらったり、友人どうしで面接をし合ったりしても良いでしょう。
とにかく「実践」を通じて、どんどん面接力を高めることがカギですよ。
面接対策は1次試験が終わってから取り組む
また、面接対策は1次試験(筆記)が終わってからで十分です。
上に書いた試験勉強の本質の1つが「重要事項に焦点を当てること」。
筆記で落ちたら何にもならないので、1次試験前の重要事項は「筆記試験の対策」だけです。
そのため、筆記試験が終わるまではシンプルに筆記だけに集中しましょう。
公務員試験の勉強は予備校に買うべき?独学でも合格できる?
結論、どっちでもOKです。
というのも、予備校だろうと独学だろうと勉強の本質(=重要事項に焦点を絞り、徹底的に繰り返すこと)は同じだから。
つまり、予備校か独学かは単に「ツール」の違いでしかないのです。
予備校は「環境」が手に入る
予備校はお金がかかる(20万円〜40万円程度)分、「環境」が手に入るのがメリット。
- 勉強せざるを得ない
- 指定されたカリキュラムに沿って勉強すればOK
- 問題集やテキストが指定されているので、それらを選ぶ手間が省ける
- 面接や集団討論などの講座も用意されている
もちろん、予備校に通ったからといって必ず公務員試験に合格できるわけではないので、本質に沿って自分で勉強をしないといけません。
ただ、予備校には勉強を進めていく上での「環境」が整っているため、シンプルに公務員試験対策だけに集中できるんです。
その意味で、「何をして良いのかわからない」「勉強以外のことに労力を使いたくない」という方は、予備校を選ぶべきでしょう。
以下の記事にて公務員予備校を比較しているので、ぜひ参考にしてください。
独学でも問題なく受かる
一方で、独学ならば自分のやり方で勉強ができます。
予備校のカリキュラムや授業、テキスト等に縛られることがないので、自分で戦略を立てつつ、自分のペースを守って勉強できるのがメリット。高額なお金もかかりませんしね。
しかし、独学だと予備校のような「環境」は手に入らないので、自分で自分を律しながら勉強を進めていくことが必要になります。
ただ、自力でしっかりと勉強を継続できれば、独学でも問題なく合格できますよ。
現に僕は本質(=重要事項に焦点を絞り、徹底的に繰り返す)を抑えた勉強を1年ほど継続した結果、完全独学で合格しましたので。
独学で公務員試験に臨もうと思っている方は、以下の記事を参考にしてください。
独学で県庁に首席入庁を果たした、僕の勉強法のより具体的なノウハウが詰まっています(本質は本記事で紹介したものと同じですが)。
公務員試験の勉強法に関するまとめ
何度も書いているようですが、公務員試験勉強の本質は、「重要事項に的を絞り、とにかく繰り返すこと」に尽きます。
僕もトータルで1,500時間ほど勉強したので確かにラクではありません。
ただ、このシンプルな本質さえ意識して勉強を継続すれば、間違いなく合格することができるので、何も難しく考える必要なんて無いんです。
公務員試験には特別な勉強法は不要。
本記事では、本質論・総論を中心としたマインドをご紹介しましたが、当ブログには科目ごとの勉強法・スケジュール設定・おすすめの参考書などもご紹介しています。
「公務員試験対策」のカテゴリーに記事を用意しているので、あわせてご覧ください。
今回は以上になります。ありがとうございました。