こんにちは!元公務員のHiroshiです。
公務員試験対策をするにあたって、予備校に入ろうと考える方も多いですよね。
予備校は数十万円という出費ですし、合格に直結するものであるため、後悔のない選択をしたいはず。
そこで本記事は、大手公務員予備校である「TAC」について解説していきます。
本記事の内容
- TACのコース・料金について
- TACの特徴・メリット(口コミも踏まえて)
- TACのデメリット(口コミも踏まえて)
- TACはどんな人におすすめか
県庁に首席入庁した経歴を持つ僕の視点で丁寧に解説していきます。
公務員の予備校選びに迷っている方はぜひ参考にしてください。
公務員予備校TACの開講コース・料金について
まずは、TACの大卒公務員向けコースについて見ていきます。
総合本科生 (地上・国家一般など) |
352,000円 |
トリプル本科生 (地上・国家一般・国税など) |
385,000円 |
国税専門官本科生 | 346,500円 |
労働基準監督官本科生 | 330,000円 |
TACの大卒向けのコースは非常に種類が豊富。
上にコースを書きましたが、さらに自分で受講する科目が選べたり、大学2年生からみっちり対策ができるコースも用意されています。
また、いずれもコースについても+3万1,000円でWebフォロー(PCやスマホで授業を受けられるサービス)がつきます。
さらに、+10万円ほどで国家総合職に対応した講座を受講できたりもするので、かなりバリエーションの幅は広いですね。
TACに無料の資料請求をすると、かなり分かりやすくコースについて理解できますよ。
公務員予備校TACの特徴・メリット【口コミをふまえて】
TACの特徴メリットは以下の通りです。
それぞれについて順を追って説明していきますね。
圧倒的な合格実績
まず何より、TACには圧倒的な合格実績があります。
2018年度では延べ5,683名の方がTACの公務員講座を受講して合格しています。
もちろん単科講座や模擬試験だけを受講した方は含みません。
また、首都圏・関東圏の合格実績は圧巻です。
- 特別区:747名(合格者2,176名)
→合格者の2.9人に1人がTAC生 - 東京都Ⅰ類B:218名(合格者571名)
→合格者の2.6人に1人がTAC生 - 横浜市:138名(合格者383名)
→合格者の2.8人に1人がTAC生
他の予備校がくわしい合格者数の実績を出していない中、これほどまでの実績を出しているのは本当に素晴らしいですね。
ほぼ間違いなく、公務員予備校の中ではNo.1でしょう。
受講方法が豊富だから、自分に合ったやり方で学習できる
TACは各科目の受講方法が非常に豊富です。
- 教室での生講義
- TAC校舎にあるブースでDVD講義の受講
- 場所も時間を選ばずに学習できるWeb講義
- 講義音声の受講
講座の申し込み時において、上にある講義方法を選んだり、組み合わせたりできるので、自分に合った柔軟な学習ができます。
また、教室講義においては、自分の入学した校舎以外の授業も受講できるので、
- 都合があって授業に出られなかった
- 復習のために授業を再度聞きたい
という場合でも問題ありません。
事前の手続きもなく、気軽に授業を受けられますよ。
担任講師制度などの充実のサポート体制
TACでは各校舎にいる「担任講師」による充実したサポートが受けられます。
- 講義前後にホームルームを実施し、公務員試験の最新情報や勉強する上でのアドバイスをしてくれる
- 学習計画や併願先など、一人一人に応じた個別カウンセリングをしてくれる
- 分からないことはすぐに質問ができる
このような手厚いサポートが受けられるのはやはり校舎型の予備校の強みですね。
また、TACでは「Webホームルーム」という制度があります。
これは、「全国の各校舎にて担任講師が実施しているホームルームをWebで視聴できる」ものです。
TACは各地域ごとに校舎周辺の自治体対策について、ホームルームで詳しく解説しています。
例えば、広島校では広島県や広島市の傾向と対策を、ホームルームで担当講師が話してくれるということですね。
Webホームルームでは、各校舎のホームルームをWebで見られるので、Uターン受験を考えている人にとって非常に有益なんです。
手厚い面接対策
- 面接対策講義・官庁訪問対策講義
- 担任講師による個別指導・面接カードの添削
- 模擬面接(回数無制限)・模擬集団討論
- 受講生どうしで面接官役と受験者役を交互に行う自主ゼミ
- 47都道府県・20政令指定都市・国家公務員などの面接の質問内容・雰囲気などをまとめた、「本試験情報復元シート」が見放題
TACは面接指導も非常に手厚いですね。
個別面接のみならず集団討論や官庁訪問にも対応していますし、プロの講師からのフィードバッグが得られるので、万全の対策を行うことができます。
特に圧巻なのが、「本試験情報復元シート」。
志望先の面接試験に関する情報が網羅的に見られるので、的を射た対策をするのにもってこいです。
口コミからも非常に好評がうかがえ、現に90%以上のTAC受講生が本試験情報復元シートに対して「良かった」と答えています。
公務員予備校TACのデメリット【口コミをふまえて】
圧倒的な合格実績と充実のサポート体制があるTACですが、デメリットもあります。
僕がTACに対して抱いたデメリットは以下の通りです。
講師の質にバラつきがある
TACの講師はレベルが高いと評判ですが、やはり多少なりとも質の差はありますし、自分との相性もあります。
そのため、「講師の質の差」はややデメリットかなと。
ただ、以下のような工夫をすることで、そのデメリットは払拭できるでしょう。
- 他の教室でクオリティの高い人気講師の講義を受ける
- DVDやWebで受講する
人気講師の授業は席が埋まるのも早いとTACに通っていた知人から聞いたことがあるので、早めに行って席を確保するなどの対策は必要ですね。
TAC直営校が近くにない方には向かない
TACの直営校舎は、東京圏や大阪圏といった都市圏のほか、札幌・仙台・名古屋・広島・福岡といった政令指定都市にあります。
このあたりにお住まいの方は良いのですが、これ以外の場所に住んでいる方にとっては正直なところTACはあまり向きません。
というのも、TACの手厚いサポートのほとんどは直営校舎でしか受けられないから。
近くにTAC直営校舎がないということは、通信での受講になる可能性が高いでしょう。
もちろん通信生でも直営校舎に出向けば、模擬面接や復元シートの閲覧などのサポートが受けられますが、近くに校舎がないとなかなか厳しいですよね。
それでいて、校舎に通うコースよりも価格が高く設定されているので、TAC直営校舎が近くにない地域にお住まいの方がTACを選ぶメリットはあまりないかと。
それならば、同じ通信でもより安い金額で受講できるクレアール等の方が、地方の受験生には向いていますね。
(クレアールの紹介記事はこちらです)
まとめ。TACがおすすめなのはこんな人!
- 東京・大阪などの都市圏に住んでいる公務員志望者
- 国家総合職も受験したい方
- Uターンして公務員になろうと考えている方
- 面接の配点が大きい県庁などを受験する方
TACがおすすめな人を書きましたが、「迷ったらTAC」と言えるくらい非常におすすめですね。
実績も非常に出ていますし、サポート体制も充実しているので、選んで間違いはないかと思われます。
特に、東京や大阪などの都市圏にお住まいの方にとっては、色々な教室を利用できるメリットが大きいでしょう。
逆にTACが向かないのは、TAC直営校舎がない地域にお住まいの方くらいですかね。
TAC直営校舎に定期的に通えない限り、TACのメリット・特徴を享受するのは難しいので、他の予備校を検討するのがおすすめです。
公務員試験の予備校選びはとりあえず資料請求をしよう
公務員の予備校選びは、とりあえず資料請求をしてみることをおすすめします。
Webページでも情報は載っていますが、資料の方がより見やすく、端的にまとまっているので、予備校の雰囲気がつかみやすいですよ。
どの予備校も受講生を集めるために、徹底して資料を作り込んでいるので、予備校ごとの色や特徴が出やすいですしね。
また、資料の方がくわしく情報が載っていますし、自分の目で資料を見ないと分からないこともありますからね。
「資料請求した方は10%OFF!」のように割引しているところも多いです。
資料請求はもちろん無料。
また、TACの場合は3回も無料で講義を受けることができます。
予約不要でふらっと授業を聞けて、相談会にも参加できるので、気軽に雰囲気を味わったり、公務員試験対策のアドバイスをもらえたりします。
資料には各校舎ごとに無料講義の日程も載っているので、TACが少しでも気になる方はぜひ資料請求をしてみてくださいね。
もちろんしつこい勧誘などは一切ないのでご安心を(笑)。
公務員試験の予備校においては、いろいろな予備校の特徴や資料を比較しつつ、あなたに合ったところを選ぶのがおすすめ。
以下の記事にて、大手の公務員予備校5社をメリット・デメリット・特徴の観点から徹底比較しています。
なお、「公務員に転職したい!」という社会人の方は、まずは以下の記事でご紹介している無料パンフレットを取り寄せてみましょう。