本サイトのコンテンツには、広告が含まれております。

公務員試験tips

公務員試験に失敗する人の5つの特徴【失敗したらどうすべき?】

こんにちは!元公務員のHiroshiです。

今日は「公務員試験に失敗する人の特徴」をテーマに取り上げます。

公務員試験というと、「難関」というイメージを持たれている方もいるかと思いますが、失敗する人にはそれなりに共通点があるものです。

本記事では、筆記・面接の2つに分けて公務員試験に失敗する人の特徴を紐解いていきたいと思います。

さらに、公務員試験に失敗してしまった人はどうすべきかという点についても、踏み込んでいきますね。

 

なお、この記事を書いている僕は独学で県庁に首席入庁・国家一般職と特別区には上位合格など、公務員試験においては一定の成果を上げました。

そのあたりがこの記事の信頼性担保になるかなと思います。

【筆記編】公務員試験に失敗する人の特徴

【筆記編】公務員試験に失敗する人の特徴

まずは筆記試験で失敗する人の特徴からです。

①勉強量が足りない

そもそも「量」が足りない人は失敗します。

公務員試験の問題のレベル自体は基礎的なので決して難しくありませんが、科目数が専門・教養合わせて30科目ほどと非常に多いです。

しかも、問題の大半は「暗記」で対応する類のもの。

それだけに、合格には1,000〜1,500時間ほどの学習が必要になると言われています。

要は、「1,000時間の勉強できない=筆記で失敗」ということです。

Hiroshi
Hiroshi
ちなみに僕は1,500時間以上やったので、この時間数は結構的を射ているかと思います

 

公務員試験の負担が大きいのは周知の事実ですから、量が足りないのは論外ですね。

また、自分では量をこなしているように思っていても、ちゃんと集中していない時間が多い人は当然落ちます。

  • 予備校に行っても、周りの人と喋ってばかりの人
  • ダラダラ勉強しがちで、集中していない人
  • 友達とカフェ等でしゃべりながら勉強している人

上記のように、「勉強しているつもりになっているだけの人」は非常に危険ですよ。

 

筆記試験は量をこなす(=問題集を繰り返す)ことができれば普通に合格できる一方、量が足りないと高い確率で落ちる試験です。

とにかく「量」をこなすことは必須なので、まずは勉強量ですね。

②勉強の方向性が間違っている

勉強の方向性が間違っている人は、量をこなしても失敗する可能性が高いです。

公務員試験においては勉強量が最も大事ではあるものの、範囲が非常に広いので全てマスターするのは不可能ですし、配点も科目によってバラバラです。

となると、重要度や試験日から逆算してスケジュールを立てつつ、戦略的に勉強を進めていく必要があります。

 

この方向性・スケジュールが誤っていると、量をこなしても失敗しがちですね。

予備校に通えば、予備校のカリキュラムに従えばよいのですが、独学の人の場合は、自分で戦略やスケジュールを立てないといけません。

となると、どうしてもプロ目線の予備校よりも、方向性を誤ってしまう可能性が高いです。

 

なお、独学で公務員試験に挑戦する人向けに僕の方で学習ロードマップ(note)を作成しています。

独学で県庁に首席入庁した僕の経験から、「いつ何をすべきか」に重点をあてているので、勉強する上でかなり参考になるかと。

方向性や指針を間違えると、勉強量をこなしても落ちますので、「公務員試験に失敗したくない」という方はどうぞ。

独学で公務員試験に合格するためのロードマップ

【面接編】公務員試験に失敗する人の特徴

【面接編】公務員試験に失敗する人の特徴

続いて面接で失敗する人の特徴についてです。

①基本的なマナーがなっていない人(身だしなみ等)

まず「基本的なマナーがなっていない人」は面接で失敗します。

具体的には以下のような人です。

  • 身だしなみが整っていない
    →髪がボサボサ・スーツがヨレヨレ・だらしない服装
  • ふざけた態度
    →言葉遣いが汚い・ノックしない・姿勢が悪い
  • めっちゃ暗い

要は「第一印象」ですね。

面接の基本的なマナーができていない人は、おのずと第一印象が悪くなります。

 

面接官は「この受験生と一緒に働きたいと思うか」で面接の点数や合否を決めていくもの。

面接なんてせいぜい20分くらいですから、第一印象が悪いと「この受験生とは一緒に働きたくない」と面接官も当然思いますよね。

 

第一印象は非常に重要な一方、基本的なマナーを意識するだけで良くすることができるので、これが原因で失敗するのはあまりにももったいないです。

②コミュニケーション能力が低い人

コミュニケーション能力が低い人も、面接で失敗します。

ただ、公務員試験には高いコミュ力が求められているというわけではありません。

  1. 相手の目を見て、笑顔ではきはきと話す
  2. 相手ときちんと「会話」をする
  3. 論理的に矛盾のないことを話す

このくらいでOKです。

決して難しいものではないのですが、公務員試験の受験者にはこれができない人が意外と多い印象なんですよね…

 

特に大事なのが、「正しい会話」です。

要は「相手に聞かれたことに対して正しく回答すること」ですね。

例えば、なにか質問されたときに、いきなり「理由」を話したら会話として成立しないですよね。

会話においては「結論→理由→具体例」などの流れがありますが、この流れを無視すると途端に分かりづらく、そして意図を汲み取っていない印象を持たれます。

「聞かれたことに対して回答する」というのが会話の基本ですが、この基本ができないと、やはり面接においては失敗する可能性が高くなりますね。

 

このミスを避けるためには、論理矛盾のない徹底した自己分析模擬面接が欠かせません。

以下の記事にて面接対策について書いているので、興味のある方はどうぞ。

公務員試験の面接は怖くない!面接のヒミツと対策法を完全解説【独学OK】公務員試験の面接対策が知りたいですか?本記事では、県庁に首席入庁をした筆者が、公務員試験の面接対策をする上での知っておきたいヒミツと対策法を完全に網羅してお届けしています。面接でよくある疑問にもお答えしているので、公務員試験受験者は必見です。...

③筆記がギリギリ合格の人

基本的なマナーも整えて、かつ面接官としっかりコミュニケーションが取れたのに、面接試験で失敗する(落ちる)人も一定数います。

それは筆記試験でギリギリ合格だった可能性が高いです。

 

多くの場合、公務員試験は筆記と面接の合計点で合否が決まるので、筆記試験がギリギリ合格だと、必然的に面接でも失敗しやすくなります。

 

また、公務員試験の面接って実はそこまで差がつきません。

公務員試験を受ける人って、「俺がこの県を変えてやる!」という野心に燃えている人や学生時代からビジネスをしていた人なんて本当に少ないわけです。

安定しているし、公務員にでもなろうかな。
地元で働くなら公務員かな。親にもすすめられたし。

みたいな人が多数派でしょう。

この記事を読んでいるあなたもそうなのではなにでしょうか?(僕もそうでした)

 

そんな似たような人たちが、予備校で似たような面接指導を受けているのですから、差がつきにくいことは明白ですよね。

前述した「マナーができていない」「コミュニケーション能力不足」などの要因がある人は確実に落ちますが、たとえマナーやコミュ力が十分でも、差がつきにくい構造になっている以上は、筆記の点数が低くてギリギリ合格だと面接突破は難しいということです。

 

そのため、いくら面接の方が配点が大きいとはいっても、筆記試験ではなるべく高得点を取った方が良いのは言うまでもありません。

(個人的に、面接の配点が大きいのは「勉強はできるけどヤバめの人を排除するため」という理由が大きい気がしています)




公務員試験に失敗した人はどうするべきか?

公務員試験に失敗した人はどうするべきか?

これから公務員試験を受ける人は、本記事や僕のロードマップを参考にしたりして、失敗しないように勉強に励んでください。

ここからは、実際に公務員試験に失敗してしまった場合にはどうすべきかという話を軽くしておきます。

 

結論、浪人せずに民間就活を始めるべきです。

というのも、さらに1年勉強するには「公務員になりたい」という強い志がないとモチベーション的にきついから。

強い志があれば浪人してもOKだと思いますが、そもそも強い志がある人であれば、万全な対策をして合格できているとも感じます。

また、モチベーションが低い人が公務員浪人をしたところで、また同じことを繰り返し、泥沼にはまる可能性も十分あるでしょう。

「末路」や「人生終了」など、ネット上にあるいろいろな情報に心を惑わされることもあり得ますし。

それならば、一度視野を広げてみて、民間就活をしてみた方がよほど賢明です。

 

就活をして良い企業に出会えたら最高ですし、逆に就活をして企業を見る中で「公務員になりたい」と強く思えることだってあります。

そうなると、浪人したとしても勉強のモチベーションが上がりますし、志望動機も強く固まるので、他の受験生よりも面接で有利にもなるでしょう。

つまり、公務員試験に失敗して就活をしてみることには、マイナスなことが1つもないんです。

 

以下の記事に、公務員試験に失敗した人におすすめの就活サイト・就活エージェント(いずれも無料)をまとめています。

ここで動かないことには何も変わりませんが、ここで動けば「失敗」が「失敗」ではなくなりますよ。

まずは面談だけでもどうぞ。

【無料】公務員試験受験者におすすめの民間就活サイト5選【併願・並行OK】本記事では、公務員と民間を併願する方、公務員試験に落ちたために民間就活を開始する方向けに、公務員試験受験者におすすめの民間就活サイトを5つご紹介しています。就活方法なども踏まえて元公務員が解説しているので、必見です!...