こんにちは!元公務員のHiroshiです。
公務員になりたいと思うんだけど、どうやって対策をすればいいんだろう?
何らかの理由から、高校や大学を卒業後にフリーターをやっている方の中には、「公務員になりたい」という方も多いと思われます。
しかし、「フリーターは不利になるのか」「公務員になるには何から始めればいいのか」と悩んでしまいがちです。
そこで今回は、「フリーターから公務員を目指すにあたって知るべきこと・やるべきこと」をまるっと解説します。
ちなみにこの記事を書いている僕は、県庁に首席入庁した経歴を持つ元公務員です。
この記事を読めば、フリーターから公務員になる方法が分かり、今より1歩も2歩も前進します。
3分ほどで読めるので、ぜひ最後までお付き合いください。
フリーターから公務員になるのは可能?
結論、フリーターの方でも問題なく公務員になれます。
既卒のフリーターだからといって、特に差別されるとかもありません。
なぜなら、公務員試験は点数の高い順に合格していく公平な試験だから。
たとえフリーターの方でも、筆記試験と面接試験で高得点を取ることができれば、普通に合格しますよ。
フリーターは公務員試験で不利になる?
なんだかんだで、フリーターだと面接の点数が低くなって、結果的に落ちるんじゃないかな…
上記のような疑問を持つ方もいると思います。
しかし、「フリーター」という事実・職歴によって、直接的に不利にはなりません。
もちろん面接の際に経歴は見られますが、すべては「ちゃんと説明できるか」にかかっています。
例えば、「なぜ公務員になろうと思ったか」を突っ込まれたと仮定します。
これでは明らかにNGです。
面接官としてもやる気・情熱が感じられないのは明白なので、必然的に面接の点数は低くなります。
(もちろん本音としてはアリですし、むしろ立派な理由だと思います。でも面接官の心象はよくないという話です)
しかし一方で、以下の場合だと全く異なります。
この出来事をきっかけに、△△をやりたいと思い、公務員ならばそれが実現できるので、志望しました。
こんな感じならOK。
フリーターでの経験が志望動機につながっているので、面接官としても納得しやすく、心象も良くなります。
つまり、フリーターから公務員になろうと思った動機を、面接官に論理的に説明できれば全く問題ありません。
「フリーターとしての経験が受験にリンクしている」という理屈を作れればOK
もちろん、仮に本音は「安定」だったとしても問題なし。
試験の本番までにちゃんと説明できるようにすれば、不利になることはなく、普通に受かります。
その他にもフリーターから公務員になった方は結構知っています。
注意:経験者採用枠はNG
注意点として、フリーターから公務員を目指す場合、経験者採用枠はやめた方がいいです。
公務員試験の区分について
- 一般枠:新卒の大学生と同じ試験。試験の負担が大きい
- 経験者採用枠:社会人専用の枠。試験の負担が軽い
公務員試験には上の2つの採用枠があります。
ただ経験者採用枠は、周りがバリバリ働いてきた人ばかりなので、フリーターから挑戦するのは厳しすぎます…
また人事としても、経験者採用枠では、民間で実績のある即戦力の優秀な人材を採用したいと思っています。
(経験者採用はそのための枠ですし、倍率も超高いです…)
採用人数としても、圧倒的に一般枠の方が多い場合が大半。
周りのレベル・採用人数などを考えると、一般枠の方が圧倒的にハードルが低いです。
分の悪い勝負をしても玉砕する可能性が高いので、一般枠での試験を目指してください。
【フリーターから公務員を目指す】まずは情報収集を行うべし
フリーターから公務員を目指すにあたっては、まずは情報収集から始めてください。
そもそもですが、何も知らない状態から勉強を始めることはできません。
- どこを受けるのか?(←受けられる試験は何か)
- 試験の科目や配点は?
- どんな問題が出るのか
- 各公務員試験のスケジュール
最低限このあたりの全体像を押さえていく必要があります。
自分の時間を無駄にしないためにも、まずは情報収集から始めましょう。
無料のハンドブックで完結する
上記の情報収集ですが、「社会人のための公務員転職ハンドブック」がおすすめです。
これは、大手公務員予備校のクレアールが無料で出しているガイドブックです。
社会人(フリーター含む)が、公務員を目指す際に知るべき情報が網羅的に記載されています。
紙も良質で、間違いなく有料級のクオリティです。
実際にフリーターから公務員になった人の合格体験記もあるので、かなり参考になるはず。
無料でもらえますが、数量限定なので要注意。
なくなる前にサクッと取り寄せておきましょう。
数量限定でいつなくなるか分かりません
※ガイドブックについては、公務員になりたい社会人が知るべきこと【無料ガイドブックで解決】でより詳しく解説しています。
フリーターから公務員を目指す際の勉強方法
公務員試験は筆記試験が肝なので、とにかく勉強をして点数を取れるようにすることが大事です。
公務員試験の勉強方法としては、予備校と独学があります。
独学でも受かりますが、余裕があれば予備校に行くべきです。
フリーターの方が公務員予備校に行くべき理由
理由はシンプル。
予備校に行った方が挫折しづらく、効率的に勉強できるからです。
予備校のメリット
- 用意されたカリキュラムや教材にしたがって勉強すればOK
→参考書を選ぶ時間を排除 - 自習室や授業などの「勉強する環境」が与えられる
→学習習慣がなくても安心 - 自分が受ける自治体・試験に関する最新情報が得られる
- 勉強スケジュールや質問対応などの個別サポート
→悩んだときでも安心 - 面接対策も充実している←最重要
上記のとおり、予備校に行けば、充実したサポートを受けながら勉強できるんです。
また、フリーターの方の場合だと「面接対策の充実」も大きなポイント。
前述のように、フリーターの方はご自身の職歴を論理的に説明をする必要があります。
予備校では、職歴を突っ込まれた時の対処法も当然一緒に考えてくれます。
面接に臨む上でかなり安心かと。
20〜40万円と、確かにお金はかかりますが、合格へのツールと考えれば費用対効果は良いです。
また中にはクレアールのように、費用を抑えた予備校もあります。
公務員予備校については、公務員予備校の徹底比較。あなたのおすすめはココ!【費用・特徴・選び方】で詳しく書いています。
参考の1つとして、ぜひご覧ください。
独学で公務員試験を目指すフリーターの方へ
費用の問題などで、独学で公務員試験を目指すフリーターの方もいると思います。
勉強を粘り強く続けるのは大前提として、独学では「戦略」が超重要です。
間違った方向で努力をしても、成果はなかなか出せません。
なお、戦略を立てる上では「スケジュール」や「問題集選び」等が肝の部分です。
特に「いつまでに何をやるか」を本番から逆算して、計画的に学習を進めていく必要があります。
独学での勉強は、公務員試験は独学で合格できる!【勉強法・スケジュールを解説】で詳しく解説しているので、ぜひご覧ください。
「フリーターから公務員」に関するまとめ
公務員試験では、フリーターという「事実」で不利になる・差別されることはありません。
職歴についてちゃんと説明できれば問題ないので、不安に思う必要はないですよ。
何度もいうように、公務員試験は非常に公平な試験です。
ちゃんと勉強をして筆記に通り、面接も無難にこなせれば、それで合格圏内に到達できます。
もちろん、一定の努力は必須なので楽ではありませんし、公務員以外の道もあるでしょう。
しかし「このままじゃいけない」と思っているフリーターの方が、公務員を目指す価値は十分あります。
本記事を読んで、「公務員になりたい」と少しでも思った方は、まずは情報収集から始めてください。
ちいさな一歩を踏み出した人から、未来は明るく変わっていきますよ。
※数量限定でいつなくなるか分かりません
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