こんにちは!元公務員のHiroshiです。
直前期にやるべき勉強って何だろう?
本当に合格できるか不安だから、なんとか直前期に点数を伸ばしたい…
直前期には、最後の追い込みの時期。
ここでの勉強が合格を左右すると言っても過言ではないので、受験生にとってかなりのプレッシャーがかかる時期です。
今回は、そんな直前期の勉強についてまるっとまとめました。
本記事の内容
- 直前期の勉強としてやるべきこと
- 直前期に絶対にやってはいけないこと
- 直前期の勉強に関するQ&A
この記事を書いている僕は、県庁に独学で首席入庁した経歴を持つ元公務員です。
僕自身の経験から書いていくので、ぜひ参考にしていただけたらと思います。
3分ほどで読めるので、最後までお付き合いください。
(動画でも話しているので、あわせてどうぞ!)
【前提】公務員試験の直前期っていつから?←二か月前
そもそも「直前期はいつからか」という話。
これについては色々な意見があると思いますが、最初の試験の2ヶ月前を目安に考えます。
正直、2ヶ月前からを直前期とした明確な理由はありません。
ただ、「直前期の勉強」と区切った場合に、1ヶ月前だと短すぎ、3ヶ月前だと長すぎるので、2ヶ月前がちょうど良いんですよね。
大卒区分の場合だと、年度が変わるタイミングなので分かりやすいですし。
公務員試験の直前期にやるべき勉強方法について
直前期に重点的にやるべき勉強は、以下の3つです。
- 時事
- これまでの復習
- 直前予想問題・過去問で力試し
①:時事
まず行うべきが、「時事」です。
時事は公務員試験における超重要科目。
教養試験の「時事」という科目だけでなく、専門・教養のあらゆる科目で複合的に絡められて多数出題されます。
そのため、直前期には時事をしっかり詰め込んで、本番で点数を稼げるようにしましょう。
※時事の重要性については動画でもお話ししています。
勉強方法としては、以下の2つを繰り返し行えばOKです。
- 「速攻の時事」でのインプット
- 「速攻の時事・実践トレーニング編」でのアウトプット
直前期に時事をやらなかったら、本番で詰みます。そして落ちます。
逆に時事をしっかり勉強すれば、点数がグンと伸びるので、合格に近づけるはず。
時事は超重要な科目なので、直前期に特に力を入れて勉強してください。
②:これまでの復習・確認
2つ目が「これまでの復習」です。
今までにも、スー過去等の参考書で問題演習をしてきたかと思います。
その中で、できなかった問題・理解が不十分だった分野を中心に、復習を徹底的に繰り返しましょう。
ここでのポイントが「理解が不十分なところ」に絞ることです。
直前期の前の段階でできる問題・理解している分野は、勉強しても、逆に勉強しなくても本番で解けます。
そのため、直前期に貴重な時間を割いて勉強をする意味がありません。
点数を上げるには、「できない問題をできるようにすること」が必須。
なので、ご自身ができない問題・苦手にしている分野を1つ1つ潰していき、自分ができる問題を増やしていきましょう。
③:直前予想問題・過去問集で力試し
3つ目が「問題集で力試し」です。
予想問題や過去問が収録された問題集を購入して、これまでの勉強が身についているか力試しをしましょう。
直前期にあえて初見の問題を解くことで、より実践に近い問題演習ができます。
そして、間違った問題や迷った問題に関しては、チェックをつけて解説や参考書で確認しつつ、自分でノートやルーズリーフにまとめましょう。
ノート等に書き留めた部分は、あなたの「苦手な分野」です。
そして、問題集を1冊解き終えた頃には、あなたの苦手な分野だけがまとめられた「オリジナルの参考書」ができあがります。
先ほども言ったように、点数を上げるためには「できないをできるに変えること」が必須。
苦手な分野だけが載ったノートがあれば、効率的に復習ができるので、直前期に見直す参考書として超使えます。
なお、直前期の力試しには「過去問500」がおすすめ。
過去問500には、過去問から頻出度の高い良問が厳選されて収録されています。
直前期の最終チェック・力試しに最適です。
なお、過去問500に載っている問題は、どれも重要な問題。
そのため、間違えた問題等についてはチェックをつけておき、チェックのある問題は何度も解いてしっかり押さえておきましょう。
また、過去問500のほか、受験ジャーナルにも直前期の予想問題が収録されています。
受験ジャーナルは情報収集にも使えるので、かなりおすすめです。
公務員試験の直前期に絶対やってはいけない勉強。これだけはNG!
逆に、直前期に絶対にやってはいけない勉強があります。
それは…
新しいことに手を出すこと
です。
直前期には「新しいこと」に手を出してはいけない
ここでいう新しいこととは、主に以下の2つ。
- 新しい参考書に手を出す(力試しの問題集以外)
- 勉強していなかった科目に新しく手を出す(例:捨てていた自然科学)
なぜ新しい科目に手を出してはいけないのかというと、直前期は時間がなく、確実にやり切れないからです。
やり切れない=参考書に載っていることが身につかないので、結果として無駄になります。
また、新しいことに手を出すと、これまでの復習にあてる時間が少なくなります。
復習の時間が少なくなると、知識の抜けや苦手を克服できず、点数がどんどん下がります。
そして結果として、落ちます。
直前期には、新たな勉強をするよりも、今まで勉強したことを確実に点数に結びつける努力をした方が明らかに効果的です。
また、新たなものに手を出すと…
こんなんじゃ公務員試験に受からないよ…
となり、メンタル的にもダメージになる可能性があります。
不安が大きくなると、最後の追い込みの時期なのに勉強が手につかなくなることも。
公務員試験においては、別に捨て科目があっても全く問題ありません。
なので、今までやってきたことを得点に結びつけることを意識して、復習中心の勉強をしてください。
公務員試験の直前期の勉強に関するQ&A
公務員試験の直前期の勉強については、以下のような疑問・質問が想定されます。
- 直前期はどれくらいの時間を勉強にあてるべき?息抜きは?
- 焦りが生まれてしまう。どうすればよいか
- 直前期の勉強のコツ
質問①:直前期はどれくらい勉強するべき?息抜きは?
結論、勉強にあてられる時間はすべて勉強するべきです。
時間に直すと、8時間〜10時間くらいですね。
時間が全てではないですが、やはり量をこなすことは非常に重要。
特に公務員試験は暗記で対応できる類の試験なので、直前期はとにかく勉強をして、頭に詰め込むべきです。
また息抜きについても、1日オフとかは甘すぎます。
1日開けるとリズムが乱れますし、直前期の時間がない中で1日休むのは、損失がかなり大きいです。
(どうしても勉強が手に付かない時は仕方ないかもですが、基本は休みなしです)
というより、別に息抜きで勉強しない日を作る必要ないですよね。
息抜きって、休憩でコーヒーを飲んだり、お風呂にゆっくり浸かるだけでもできるので。
合格したいなら、あまり自分を甘やかさない方が良いですよ。
逆に本気で勉強すれば、自信を持って本番に臨めるはずですので。
僕の直前期の勉強スケジュール公開
参考までに、僕の直前期の勉強スケジュールを載せておきます。
10時〜12時 | 時事や論文の参考書を読む |
13時〜20時 | 問題演習・復習 |
23時〜24時 | 時事や論文の参考書を読む |
こんな感じですね。
僕は朝と夜に単純な暗記が必要になるものを行い、その間の時間に問題演習など、ノートを使って行う勉強をしていました。
時間にすると、合計で8〜10時間ほどですね。
これくらいであれば、適度に息抜きしながらでも勉強できるはずです(大学生なら)。
質問②:焦りが生まれてしまう。どうしたら良いか?
焦りの対処法はただ1つ。
勉強することです。
焦りは、合格できるかどうか分からない「不安」から生まれます。
それに対処するには、とにかく勉強をしてできる問題を増やしていくしかありません。
また、勉強に没頭していれば、焦りの感情はいつの間にか消えているはず。
もちろん勉強を終えたときには焦るかもしれませんが、それは仕方なし。
とにかく勉強をして、できる手応えを掴むことしか焦りを解決する方法はないので、自分にムチを打って頑張りましょう。
質問③:直前期の勉強のコツは?←特に文章理解・数的処理
コツとしては、時間を測って解くことですね。
時間を測って解くことで、より実践に近いシチュエーションで演習ができます(特に初見)。
特に文章理解や数的処理などは時間がシビアなので、「1問3分」などと決めて、必ず時間を測って解くべき。
それを避けるためにも、直前期には時間を測って解きましょう。
公務員試験の直前期の勉強に関するまとめ
公務員試験の直前期の勉強について書きました。
何度もいいますが、直前期は本当に大事です。
ここで頑張れば、たとえ模試の結果が微妙でも、合格に滑り込めます。
しかし、直前期にサボったり、間違った勉強をすると、一気に不合格に転落します。
なので、受験生のみなさんには、最後の最後まで諦めず&気を抜かず、しっかり勉強に励んでもらいたいと思います。
直前期に「もうできない!」というくらい努力ができれば、きっと合格できるはずです。