こんにちは!元公務員のHIroshiです。
上司や同僚と合わないためか、どうしても働きづらさ・生きづらさを感じてしまう…
つらくて辞めたいと思っているけど、人間関係で辞めて後悔しないかな…?
どんな職場でも人間関係で悩んでいる人がいるものですが、公務員も例外ではありません。
今回は、「人間関係が原因で公務員を辞めたいと思っている人」の悩みに答えていきたいと思います。
本記事の内容
- 人間関係は、公務員を退職するのに十分な理由である
- 人間関係に悩んでいる公務員の、退職の判断基準【2パターン】
- 人間関係で退職を考えている公務員は、行動して視野を広げるべき
この記事を書いている僕は、県庁を2年で退職した元公務員です。
元公務員としての視点から書いていきますので、少しでも参考になれば幸いです。
3分ほどでサクッと読めますので、ぜひ最後までお付き合いください。
【辞めたい人へ】人間関係は公務員を退職するのに十分な理由になる
結論、人間関係は公務員を退職する十分な理由になります。
そのため、「公務員の人間関係が合わない…」と悩んでいる人は、辞めたいと思うのなら辞めるべきです。
なぜなら、公務員の人間関係はかなり独特で、かつ将来的にも続いていくことが予想されるから。
公務員独特の人間関係について
一言で言うと、「閉鎖的なムラ社会」とでも言いましょうか。
- 辞める人が少なく、定年まで勤め上げる前提の独特な雰囲気
- 仕事の中で外部との関わりが少なく、同僚との話は他の職員の噂話ばかり
- 職場内での恋愛や結婚が多く、あらゆる人間関係が組織の中で完結する
例えば上記のとおりなのですが、かなり閉じられた環境にいるということですね。
特に県庁や市役所などの地方公務員だと顕著だと思います。
その閉じ込められた環境に適応できる人・適応できない人が当然出てきます。
公務員でいるメリットを考えると、適応できる人にとっては良い職場なのは間違いありません。
しかし適応できない人にとっては、メリット以上に息苦しさや居心地の悪さを感じるのが普通です。
公務員の人間関係は、変えることができない
この「閉鎖的なムラ社会」である公務員の独特で濃い人間関係は、個人が変えようと思って変えられるものではありません。
公務員の仕事の内容や仕組みを考えると、必然的に閉じられた環境になりますし、それは将来的にも続いていくものですので。
「公務員の人間関係の性質」などという、目にも見えない巨大なモノを変えるなんて不可能ですよね。
また、なんとか頑張って適応しようとするのも良いですが、元々の性格からどうしても適応できない人も少なからずいると思います。
独特な人間関係に適応できないと、ご自身の能力を発揮するのは不可能な上、精神的にもつらいはず。
場合によってはストレスから「うつ病」などにかかって、通常の生活を送ることができなくなるかもしれません。
実際に、公務員特有の人間関係が原因でうつ病になってしまう人もよく聞きますし。
それだったら、公務員を退職して自分が生き生きできる環境を見つけた方が、絶対にプラスですよね。
【2パターン】人間関係が原因で公務員を辞めたい人の退職判断基準
「人間関係に悩んでいる人は、公務員を退職すべき」と書きましたが、これは全ての場合に当てはまるわけではありません。
なぜなら、一言で「人間関係に悩んでいる」といっても、考えられるパターンが複数あるから。
大きく分けると以下の2つです。
- 公務員・行政組織特有の人間関係から、公務員を辞めたいと思っている場合
- 特定の上司や同僚との人間関係から、公務員を辞めたいと思っている場合
パターン①独特の人間関係から、公務員を辞めたいと思っている人
このパターンは最初に書いたものと同じなので、辞めたいならば公務員を辞めるべきです。
公務員の閉鎖的な人間関係はこれからも続いていく上、どんなに頑張っても個人が変えることはできませんので。
どんなに安定した身分だとしても、ご自身にとって合わない・適応できない環境にいては自分が潰れてしまうかもしれません。
そうなる前に辞めて、あなたに合う環境や活躍できる場所を見つけるべき。
周りの人からも反対されそうだし…
安定職の代名詞である公務員は、辞めるのがもったいないと考えている人もいるはず。
しかし、全くもったいなくありませんよ。
(その理由などについては以下の記事をどうぞ)
パターン②特定の上司や同僚と合わず、公務員を辞めたいと思っている人
怒鳴られたりするから、もう嫌になった。辞めようか考えている…
人間関係で悩んで辞めたいと思っている公務員の中には、このような方もいるはず。
特定の上司や同僚との人間関係に悩んでいる方に関しては、まだ辞めるべきではありません。
なぜなら、時が経てば、ソリが合わない上司や同僚 or 自分のどちらかが異動になるからです。
今まで人間関係に特に悩まずに仕事を続けてこられたということは、公務員という仕事にある程度適応できている証だと思います。
それなのに、嫌いな人のために自分の人生を望まない方向に変える必要なんてないですよ。
まぁどうしても辛いのであれば、辞めるという選択をするのも否定しませんが、その前に療養休暇(病気休暇)を取得するのがおすすめ。
療養休暇を取れば、ソリの合わない上司にも指導が入るはずですし、異動の際にも留意してもらえますよ。
人間関係に悩んでいる公務員は、行動して視野を広げよう
この記事を読んでいる方の多くは、
「人間関係に悩んで公務員を辞めたいと思っているけど、辞めてからが不安だ…」
という方だと思います。
悩んだ結果として「嫌な人間関係・仕事」と「辞めたあとの不安」で板挟みになり、身動きが取れなくなって追い込まれていくのではないでしょうか?
それって基本的には「視野の狭さ」が原因なんですよね。
「公務員は潰しが効かない」や「公務員以外にできる仕事はない」といったある種の思い込みです。
もう少し視野を広げてみて、転職などを考えてみてください。
自分にとって興味のある仕事や、在宅で人間関係に縛られずに働ける仕事なんていくらでもありますよ。
世の中には公務員よりもあなたに合っている仕事なんて無数にあるので、視野が狭いのはもったいないです。
行動して視野を広げるべき
視野を広げるためにはどうすべきかというと、「行動」しかありません。
具体的には、転職サイトを眺めたり、転職エージェントに登録して話を聞いてみるのがおすすめ。
転職サイトとは、求人を見て自分で応募するタイプのもの。登録するだけで気軽に情報収集ができます。
一方で転職エージェントは、担当者が個別でついて面談を行い、転職先の紹介や面接指導などの手厚いサポートが受けられるのが特徴です。
【無料】おすすめの転職サイト・転職エージェント
- リクナビNEXT:超大手転職サイト。グッドポイント診断で質の高い自己分析ができる
- doda:求人数・サポート体制などの水準が全体的に高い転職エージェント
- マイナビエージェント:定番のマイナビ。IT系に特に強いのが特徴(IT系は公務員から転職しやすい)
いずれも評判が良くて無料で利用できます。
気軽に情報収集をしたい人は転職サイト、ガッツリ転職活動したい人は転職エージェントがおすすめですね。
転職サイトや転職エージェントを利用すれば、公務員とは全く異なる業界のことが少しずつ分かりますし、興味のある仕事が見つかる可能性も十分あります。
となると、「自分は公務員しかできないのでは?」といった視野の狭さからくる思い込みも解消され、余裕ができて人間関係に悩んでいた気持ちも楽になるはずです。
行動にはプラスしかないので、この機会にぜひ。
まとめ
公務員の人間関係は「閉鎖的なムラ社会」なので、それに適応できない人がいても何ら不思議ではありません。
実際に僕も、流動性のない独特な人間関係に適応できたとは言い難いですし。
そのため、組織内での人間関係が原因で辞めたいと思うのであれば、公務員を辞めるべきです。
公務員に縛られて、適応できない環境で嫌々働くよりも、自分が生き生きできる環境を見つけた方がよほど幸せですからね。
そのためにも、転職活動などの「行動」をして視野を広げてみましょう。
なお、行動を始めるのは公務員の身分を持った「今」が最適。
なぜなら、勢いで辞めてしまうと収入がゼロになるから。
せっかく人間関係のストレスから解放されても、お金の面で大きなストレスを抱えるので、メンタル的にかなり不安的になるはずです。
公務員としてお金をもらいつつ、転職活動などの行動をしてみることで、お金の不安を抱えずに視野を広げることができます。
(身分があればOKなので、どうしても辛い人は病気休暇を取得しても良いと思います)
働きながらの行動は少しつらいですが、転職サイトを見ることなら昼休みでもできますし、転職エージェントの面談も有給を取ってサクッと行けますよ。
このままページを閉じても、人間関係に悩みながら嫌な仕事を続ける可能性が非常に高いと思われます。
いずれも登録は5分くらいなので、公務員の閉鎖的な人間関係から逃れるために、ほんの少し勇気を出して行動してみましょう。
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