こんにちは!元公務員のHiroshiです。
今回は「公務員のクールビズ事情」がテーマです。
- そもそもクールビズって何?期間はいつからいつまで?
- クールビズ期間中って職員はどういう服装をしているのか(男女別・シーン別に解説)
- 公務員試験のときでもクールビズでもいいのか
上のようなトピックで、元公務員のHiroshiが書いていきます。
- クールビズの服装に悩んでいる公務員の方
- 公務員試験の面接の服装に悩んでいる受験生の方
などなど、参考にしていただけたら幸いです。
公務員のクールビズ期間!毎年4月に環境省が発表
クールビズは簡単に言うと、「冷房の温度を28℃に抑えつつ、軽装をすることで夏でも快適に仕事をしよう」という取り組みです。
毎年4月に、環境省がその年のクールビズ期間を発表することになっています。
なお、最近では「5月1日〜9月30日」の5ヶ月がクールビズ期間として定着していますね。
もちろん民間企業の場合は、独自にクールビズ期間を設定していたりしますし、自治体によって一部異なるところもあります。
とはいえ、公務員はほとんどの場合が環境省にならって、上記の5ヶ月をクールビズ期間として軽装を推奨しているかと。
公務員のクールビズ事情!どんな服装をしているか男女別に解説【ポロシャツはOK?】
公務員のクールビズ事情として、職員は実際にどんな服装をしているのかについて解説していきます。
と、その前に。大事なことを言っておかないといけません。
それは、「実質的に通年クールビズ(ノーネクタイ)で良い」ということです。
公務員は通年クールビズ(ノーネクタイ)で良い!?
直接住民の方に対応する部署でもない限り、職員は通年ノーネクタイでOKです。
まぁ出張で外部の方がいる会議に出席したり、役所外の方と関わったりするときは別ですが、役所の中で仕事をしている分にはネクタイなんていらないですからね。
なるべくリラックスした服装でいる方が、仕事の効率が高まるという判断からでしょう。
僕のいた県庁でも、ネクタイ着用の義務はなく、職員各々が常識的に考えて判断するという感じでしたよ。
そのためクールビズ期間外においても、普段からネクタイをつけている職員の方が少数派だった印象です。
そういったことを踏まえると、クールビズ期間は、
- スーツのジャケットを着てこなくてもよい期間
- ポロシャツ・チノパンを着てもよい期間
- 半袖のYシャツを着る時期の目安
このような意味合いでしかなかった感じですね。
男性公務員のクールビズ期間の服装
さて、男性公務員のクールビズ期間の服装は以下のようなイメージです。
- 半袖Yシャツ+スラックス:6割
- ポロシャツ+スラックス(orチノパン):3割
- 長袖Yシャツ+スラックス:1割
基本的には、襟付きのトップスにフルレングスのボトムス(ズボン)を合わせていれば問題ありません。
シャツは白やブルー系の無地か、または軽くストライプが入ったものを着ている方が多かったですね。それ以外の奇抜な感じのシャツを着ている方はごく少数でした。
出典:http://blog.uktsc.com/shinjukuminami/93294
上の写真のようなイメージですね。
ちなみに、シャツのスソを外に出している男性公務員は見たことがありません。
ちなみに上に書いているように、ポロシャツやチノパンといったカジュアルな服装でも全く問題ありません。
若手を中心に、結構多くの男性職員がポロシャツを着用していましたね。
「1年目はポロシャツNG」のような、田舎の中学の部活みたいな暗黙のルールもありませんのでご安心を(笑)。
出典:https://wear.jp/lanvinenbleu05/9377705/
なお、ポロシャツについてはユニクロや無印良品などで売っているような、黒・グレー・ネイビー系のもので済ませている方が多かったです。
一部のおしゃれな職員の中には、ラコステやフレッドペリーといった有名ブランドのポロシャツを着ている方も。
なお1つ注意点としては、「クールビズ期間でもジャケットを着用することがある」ということです。
- 知事や市長に対面して事業に関すること等を説明をするとき
- 知事や市長、部長などが出席する式典・イベントに随行するとき
- 議員対応のとき
このように、明らかに上の身分の方と関わる際にはジャケットを着用します。
まぁ知事や議員は夏でも基本的にジャケットを着ているので、「知事がジャケットを着ているのに、一般職員が軽装は失礼にあたる」という感じです。
このあたりは自治体や組織によるところかと思われますが、突発的に知事や議員の対応をすることもあるため、常にジャケットをロッカーに準備している職員が多かったですね。
女性公務員のクールビズ期間の服装
女性公務員はぶっちゃけクールビズとかは全く関係なく、1年を通して服装は自由です。
女性公務員の場合、「クールビズだからどうこう」ということは一切なく、気温をふまえて服装を調整しています。
襟のついていないトップスを着ている女性も多く、堅苦しさは全くありませんでしたね。
まぁ一応、どんな服装の女性職員が多かったか説明しておくと…
- 半袖ブラウス+スカート
- 半袖ブラウス+ワイドパンツ(ガウチョパンツ等でもOK)
- カーディガン+半袖Tシャツ+スカート(肌寒い時)
という感じ。一般的なオフィスカジュアルと言えるでしょう。
イメージとしていくつか画像をあげておきます。
出典:https://wear.jp/erikodayo28/12811667/
出典:https://wear.jp/visoffice2020/14790915/
ちなみに、白やブルー系のさわやかな色味のトップスに、ブラックやグレー系の落ち着いたボトムスを合わせていた方が多かったです。
あまり派手なものや露出度の高い服を着ていた女性公務員はいませんでした。
ポロシャツを着ている方も少なかったですね。
まぁ特に女性公務員の服装にきまりはありませんが、どんな服を着るかは常識的に考えろということでしょう。
また、知事や議員に対応するときでも普段の服装でOKと、女性公務員は男性にくらべて圧倒的にゆるいですね。
公務員試験でクールビズはOK?
受験案内には「当日はクールビズでお越しください」と書いてあるものの、本当にクールビズで行っていいのかと気になる方もいますよね。
結論をいうと、クールビズで行ってOKです。
というより必ずクールビズにしましょう。
クールビズは自治体が推奨しているんですから、「クールビズで来た受験生はアウト!」なんてことはあり得ません。
また、「クールビズで来るように」と書いてあるのに、「これはワナだ!」と勝手に判断してジャケット+ネクタイで行ったら、「言ったことが守れない受験生」と判断されてマイナスポイントになる可能性もあります。
民間企業だと「服装自由やクールビズ=ワナ」の場合もあるのかもしれませんが、公務員はそういうことは一切ありません。
「クールビズ」と指定されたら、素直にクールビズ(Yシャツ+スラックスのノーネクタイスタイル)で行きましょう。
まとめ
本記事の内容をまとめておきます。
- 環境省が毎年4月にその年のクールビズ期間を発表する
- 男性公務員は「Yシャツ+スラックス」や「ポロシャツ+スラックス(orチノパン)」というスタイルが多い
- 仕事の状況によっては、夏でもジャケットやネクタイを着用することがある
- 女性公務員は1年を通じて服装が自由であるため、クールビズだからといって服装が変わることはない
- 公務員試験にもクールビズで行ってOK
なお、公務員の服装事情については、以下の記事でもくわしく解説しているので、あわせてご覧ください。
今回は以上になります。ありがとうございました。