こんにちは!元公務員のHiorshiです。
このようにお悩みの受験生も多いですよね。
そこで今回は、
- 公務員試験の面接で嘘をついたらバレるのか
- 面接試験で嘘をつくことのリスクはどれくらいか
- 面接で話すエピソードがないときの作戦
について書いていきます。
ちなみに、この記事を書いている僕は独学で公務員試験を受験し、
- 県庁:受験者約1000人中首席入庁
- 国家一般職:最終合格(受験者13,000人中500位程度)
- 特別区Ⅰ類:最終合格(受験者12,000人中100位程度)
という結果を残しました。
受験したどの試験の面接も無難にこなしてきたので、この記事の信頼性担保につながるかと思われます。
公務員試験の面接で嘘をついたらバレるのか?

結論からいうと、「その人による」ということになります。
これはどういうことかというと、「嘘に対してどの程度話を作り込めるか」に左右されるからです。
(どんな関係性の話でも同じですが)
例えば、「カンボジアにボランティアに行ったこと」を嘘のエピソードとして話すと仮定します。
こんな感じで答えに詰まってしまうと、面接官にほぼ間違いなく嘘だとバレます。
逆に、カンボジアにボランティアに行ったことが嘘でも、しっかりと話を作り込めると…
カンボジアでは、貧しいながらも笑顔で暮らしている方々、夢を語ってくれる子どもたちがたくさんいました。
その中で、人が幸せに生きるには何が必要かを考え〜私も公務員として、多くの方々が幸せに生きられる社会をつくるための手助けがしたいと思いました。
こんな感じで、聞かれたことに対してしっかりと答えることができれば、面接官に嘘だとバレることはないはずです。
公務員試験の面接で嘘をつくことのリスク

そう考える受験生もいらっしゃるかと思いますが、公務員試験で嘘をつくことにはリスクももちろんあります。
それは、「嘘がバレたらほぼ間違いなく落ちる」ということです。
公務員はご存知の通り、税金からお給料をもらっています。
国民の方々が汗水垂らして働いたお金の一部をもらっているので、何より「信用」が大事ですよね。
信用を得るためには、嘘をつかないことは最低限必要なことです。
そのため、「面接で嘘をつくような人は、公務員になって信用を失墜させる可能性がある」と判断され、不合格にされる可能性が非常に高くなります。
つまり、面接試験で嘘をつくには相応のリスクがあって、
- 掘り下げられてもしっかり答えられるように、回答を完璧に準備する
- どの視点からの質問にも、矛盾しないように答えられる
- 嘘のことでも自信を持ってハキハキ話せる
最低限、この3つができる絶対的な自信がある方のみ、完全な嘘をつくようにしましょう。
これができないと、嘘のエピソードについて深く掘り下げられたときに、どこかでボロが出ます。
公務員試験の面接は「話を盛る」程度がおすすめ
上に書いたことを踏まえると、「嘘をつくことの方が大変」だと思う方が多いでしょう。
嘘のエピソードの内容を決めて、想定される質問をあらゆる角度から考えて、それに対する回答を矛盾のないように準備して…
ここまでやるには大変な労力と想像力が必要になります。
ただ、話を「盛る」程度ならば割と簡単にできます。
例えば僕は、何度か行った「地域の少年団の子どもたちにサッカーを教える」ということを…
- 私は学生時代、地域の子どもたちにサッカーを教えるボランティアをしておりました。
- そのボランティアの中で、「幅広い年代の相手とのコミュニケーションの方法」を特に学びました。
- 小学生相手だと、自分の伝えたいことがなかなか伝わらないことも多かったのですが、子どもたちと対等な目線に立って意見交換を積極的に行うことで、少しずつ自分の思いが伝わるようになりました。
- また、年上のコーチの方々と意見が食い違ったときにも、彼らの意見を決して否定することをぜずに、より建設的な議論ができるようにしました。
という感じに良さげな方向に盛りました。
実際には、子どもたちと一緒にサッカーを楽しんでいた側面が強いですが、ちょっと視点を変えてみるだけで話せるエピソードになりました。
このように考えて焦っている受験生の方もいらっしゃると思いますが、これまでの人生の出来事を思い返してみると、何かしらあるはずです。
本当にささいなことでも、視点を変えるだけでエピソードになり得るので、嘘をつくという作戦に安易に出るのではなく、
- 今までの生活をよく振り返ってみる
- 何かの出来事をいろいろな視点で考えてみる
という方策をとり、エピソードを見つけてみるorひねり出してみましょう。
公務員試験の面接はネガティブチェック(=ダメな受験生をふるい落す)の側面が強いので、ありふれた話で十分です。
ゼロベースで嘘をつくのは、本当に最後の手段にしましょう。
まとめ
今回書いたことをまとめます。
- 公務員試験の面接では、しっかりと作り込まれた嘘はバレない
- 深く掘り下げられた時にボロが出ると、嘘だとバレて落ちる可能性が高くなる
- エピソードがない場合には、今までの出来事を振り返ったり、視点を変えたりしてみて、エピソードをひねり出すのがおすすめ
- 多少持っても何の問題もない
大事なことなので最後に言っておきますが、公務員試験の面接においては、エピソードから考えるのはNG。
まずは自己分析をして自分の長所を明確にし、その長所を面接官に伝えるためにエピソードを出すのがセオリーです。
そのため、まずはエピソードありきではなく、論理矛盾のない自己分析から始めるようにしましょう。
以下の記事にて、無料でできるおすすめの自己分析ツールをご紹介するとともに、自己分析から始める具体的な面接対策を解説しています。

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予備校か独学かは「ツール」に過ぎず、「公務員試験合格」というゴールは同じ。
独学にこだわりすぎて勉強がうまく進まず、結果として落ちてしまったら本末転倒なので、独学の自信がない方は必ず予備校も視野に入れましょう。