こんにちは!元公務員のHiroshiです。
公務員に内定した方や、公務員になろうかなと考えている人にとって、「同期同士の人と仲良くなれるのか」「同期同士のつながりはどの程度か」というのは気になることですよね。
そこで本記事では、
- 公務員は同期同士で仲良くなる機会はあるのか
- 公務員は同期同士でどのような付き合いがあるのか(実態)
- 公務員の同期と仲良くなる方法
について、元県庁職員のHiroshiが書いていきます。
公務員の同期どうしは仲良くなれるの?

結論から言うと、公務員の場合は、同期と仲良くなれる機会がかなりあります。
その理由は、
- 入庁前から懇親会などがある
- 研修で同期と関わる機会がある
- 同期の間での飲み会も多数行われる
という3つ。
それぞれについて深掘りして説明していきます。
公務員の同期とは入庁前から懇親会で関われる
多くの自治体や官公庁では、4月の入庁式の前に内定式兼説明会のようなものが開催されます。
その際には、内定者同士の懇親会があわせて行われたり、懇親会が終わってから2次会が開催されることが通例です。
仲が良くなった人とはLINEを交換したりする場合も多いですし、この内定式のつながりをもとに、イケイケの人が同期のLINEグループをつくります。
つまり、入庁する前から同期の友達を作ることが可能ということですね。
公務員は研修で同期とかかわる機会が多い
1年目の公務員は新規採用職員研修があるので、その際に同期とかかわる機会が多いですね。
研修のやり方は自治体による(合宿or日帰り)のですが、一定期間以上(トータルで2週間程度)は必ず行われます。
また、その研修はマナー研修やグループディスカッション的なものが多く、嫌でも同期と話すことになるので、それを機に仲良くなれるかと。
さらに、公務員の場合は1年目のみならず、2年目や3年目にも同期と行う研修があります。
1年目の後半の研修や、2年目・3年目の研修の際には、もう仲の良い友達に会える機会という感覚でいる人も多いので、
という感じの人が大半だった印象です。
同期と参加する研修の制度が整っているため、それを気に仲良くなれる可能性が高いですね。
同期同士の飲み会も頻繁に行われる
公務員は、同期同士での飲み会も頻繁に行われます。
難関といわれる公務員試験をともに突破した「仲間」という意識が強いためか、不思議な連帯感で結ばれている印象でしたね。
定期的に同期の全体LINEで飲み会の開催案内がきたり、知り合いの同期から飲みに誘われたりします。
僕も同期同士の飲み会に参加したことがありますが、年齢も近く、同じ年に入庁したこともあり、「同僚」というより「友達」に近い雰囲気で飲んでいました。
なお、この同期同士の飲み会は1年目のうちだけではないようです。
入庁10年目を超えるような上司に話を聞いた感じだと、結婚して家庭を持っている人が多くなってきても、同期での飲み会を定期的に開催しているとのこと。
公務員はやめる人も少なく、また広範囲の転勤も少なめなので、同期とのつながりはかなり強いですね。
公務員の同期との付き合いの実態は?【恋愛・結婚・プライベートなど】

上では、公務員は同期どうしで仲良くなれる機会が多いと書きました。
でも、それはあくまで「機会が多い」だけの話。
実際には同期どうしでどんな付き合いをしているのかについて、僕の体験や先輩から聞いた話をもとに書いていきます。
同期と一緒に昼食を食べる公務員はかなりいる
同期と一緒に昼食をとる方は非常に多いですね。
同期とは同じ課にはならない場合が基本的には多いのですが、昼休みに食堂などで待ち合わせをして、一緒にごはんを食べる感じです。
特に若手職員の間では同期と昼食をとっている方が多い印象。
ちなみに僕も、入庁して数ヶ月は同期と一緒にご飯を食べていました。
同期どうしで恋愛・結婚する公務員も多い
公務員どうしの結婚が多いのは聞いたことがあるかもしれませんが、その中でも「同期どうし」で結婚する方が結構多いですね。
僕のいた県庁の中でももちろん、公務員になった大学時代の友人(国家公務員ですが)も同期どうしで結婚しました。
やはり、同期なのでかかわる機会も多く、また同じ職場だと悩みを共有したり、仕事への理解をしてもらえるというのが大きいのでしょうね。
これから公務員になる方は、「将来の伴侶がいるかもしれない」と考えて、いろいろ見極めても良いかもしれません。
公務員の同期どうしで遊びに行く人も多い
同期とプライベートでも遊びに行っている方も多いですね。
夏フェスに行ったり、バーベキューやキャンプをしたりという感じ。
同期は仕事がきっかけで生まれた人間関係ですが、それが普通の友達になったパターンです。
同じ年に入庁した=年齢も近いということもあり、一緒に遊びに行く友達になる可能性も十分ありますね。
まぁ僕の場合は、プライベートまで同期と一緒にいたいとは一切思わなかったのですが。。
公務員の同期と仲良くなる方法

上に書いたことをとりあえずまとめておくと…
- 公務員は同期とかかわる機会が多いので、同期どうしで仲良くなりやすい
- 実際に同期とかなり仲を深めている方も多く、プライベートでも遊んだり、結婚まで至る場合も多い
という感じ。
でも僕は、仲の良い同期がほとんどいませんでした。
(同じ課・部の先輩とは仲は良かったですが)
僕は同期が200名くらい(全職種で)いたのですが、普通にタメ口で話ができた同期が5人くらい。
これから公務員になる方向けに、同期と仲良くなれなかった僕の体験や失敗をふまえて、公務員の同期と仲良くなる方法をお教えします。
公務員になったら同期と仲良くしたい!という方はぜひ参考にしてください。
自分から話しかける
まずは自分からとにかく話しかけることが大事です。
受け身だと同期と仲良くなることは難しいので。
自分から話しかけて、とにかく自分という人間を知ってもらいましょう。
僕は「知らない人と話すの面倒だな」と思っていて、研修のときもひとりで過ごしていたら、同期と仲良くなる機会を逃しました。
同期のいる研修や懇親会の際には、積極的に同期に話しかけるのがおすすめです。
ウェルカムな雰囲気を出す
自分から話しかけるのとともに、相手が話しかけやすい雰囲気を出すことも大事。
音楽を聞いていたり、本を読んでいたりする人には話しかけづらいですし、ムスッとした表情の人には近寄りがたいですよね。
自然な微笑みで、ウェルカムなオーラを出しましょう。
ちなみに僕は、自分のペースで過ごしたいという思いから、同期と一緒の研修の休憩時間にはいつも一人で読書をしていたりしました。
さらに、宿泊研修の際の夜の自由時間には、周りの同期がお酒を飲んだりして盛り上がっている中、会場のホテルのロビーでブログを書いていたほど。
いま考えると、周りと仲良くしようとしていない人間が、同期と仲良くなれるわけがありません。
話しかけやすい雰囲気を出して、同期といろいろと話すのがおすすめです。
積極的に飲み会などに行く
なんだかんだ、一緒にお酒を飲んで楽しく話せば仲良くなれます。
僕も一緒にお酒を飲みに行った同期とは、それなりに話して仲良くなれたので。
同期といえども、最初のうちは緊張してしまうもの。
お酒の力を借りて、仲良くなってしまうのが手っ取り早いです。
同期どうしの飲み会は入庁直後には頻繁に開催されますし、時間が経っても数ヶ月に一回は行われます。
同期と仲良くなりたいなら、積極的に参加をして同期と交流をはかるのがおすすめです。
公務員の同期との付き合いに関するまとめ
本記事の内容をまとめます。
- 公務員は同期どうしが交流しやすい環境にあり、同期と仲良くなる機会が多い
- 同期とプライベートで遊んだり、結婚まで至るケースもある
- 同期と仲良くなるには、積極的に話したり、飲み会に参加したりするのが大事
「公務員の同期ってどういう関係なんだろう?」と考えている方の参考になれば幸いです。
今回は以上になります。ありがとうございました。
以下のnoteでは、僕の2年間の公務員経験から「受験前・入庁前に知っておきたい、公務員のリアルと未来」を書いています。
公務員になる方・公務員を考えている方が知らないと確実に後悔することを詰め込んでいるので、気になる方はぜひどうぞ。