こんにちは!元公務員のHiroshiです。
「公務員」は、安定のイメージが根強い職業。
にもかかわらず、将来に漠然とした不安がある公務員は意外と多いです。
ただ県庁を退職してしばらく経って、公務員時代の不安の正体が分かってきました。
本記事の内容
- 【前提】公務員の安定は多分この先も続く
- 安定している公務員が、将来に不安を抱く3つの理由
- 将来が不安な公務員へ
僕は新卒で県庁に入庁しましたが、今では退職してフリーでIT系の仕事をしています。
YouTubeで公務員系の動画も投稿していて、登録者が1.2万人ほどになりました。
この記事で漠然とした不安の正体・理由が分かり、より明るい未来につながるはず。
3分ほどで読めるのでぜひ最後までお付き合いください。
【前提】公務員の将来は暗い?←安定は多分続く

最近は「公務員はオワコン」的なことを言う人も多いです。
- AIに仕事を奪われて、公務員の仕事はなくなる
- 人口減少などで公務員は将来的にリストラされる
特にビジネス系のインフルエンサーの方が上記を言っている印象。
しかし、普通に考えて公務員の安定は続くはずです。
- AI等が公務員の仕事に導入されるのは、おそらく超遅い
- 公務員の身分は法律で守られている
- その法律の案を作るのは公務員。議員も役人を的に回したくないはず
理由は色々ありますが、主に上記の3点。
業務効率化・税収減で職員数は減るでしょうが、その場合も採用数抑制がセオリーです。
ビジネス系インフルエンサーは役所のことを知らないので、あまり感化されない方が良いかなと、、
確かに人口・税収が減る以上、待遇面は今より悪くなるかもしれません。
しかしそれでも財源が税金なので、普通の民間に比べたら圧倒的に安定するでしょう。
関連:【将来性】公務員は本当にオワコンなのか?←民間も同じでしょ
安定した公務員が、将来に不安を抱く理由【特に若手】

公務員の安定は、今もこれからも続いていく可能性が高いです。
にもかかわらず、将来に漠然とした不安を覚える公務員は意外にも多い…
- やりがいのない仕事への違和感
- 組織への依存度が極めて高く、専門性が身につかない
- 「人生これで良いのかな」感が強い
僕の経験をもとにすると、その理由・要素は上記の3点です。
①:やりがいのない仕事への違和感
公務員の業務では、自分のやった仕事の価値が非常に分かりにくいです。
- 議員や上ばかりを見る
- 文書の「てにをは」や言い回しを決めるのに延々と議論
- 組織内部での調整
行政運営の上では、もちろん回り回って大事な仕事なんだと思います。
でも「自分の仕事が何の役に立っているのか」が分かりづらいのは否めません。
必然的に、やりがいを感じるのは難しいです。
何かを変えたいと思っても、前例踏襲の組織風土では煙たがられます。
その上、何をするにも上に説明・納得してもらう必要があります。
そしてアクションを起こして結果を出しても給料は変わりません。
「変えようとするコスト」と「報酬」が見合わないので、最も楽な現状維持に流れがちです。
自分でやりがいを見つけようにも、モチベーションの面で厳しい。
上記から必然的に「自分の仕事はこのままで良いのかな?」と違和感が生まれます。
この違和感が「何十年も公務員を続けること」への不安につながります…
②:組織への依存度が高く、専門性が身につかない
公務員は3年程度のスパンで異動があるのが特徴です。
専門知識・スキルは身につかず、業務はマニュアル化されています。
仕事で身につくのは、文章を書く技能くらい。
市場で評価されるスキルは身につかず、副業も禁止です。
組織依存度が極めて高く、年齢を重ねるごとに公務員を続けざるを得なくなります。
確かに公務員は安定した職業です。
しかし、万が一に備えられない・年を経るごとに身動きが取れなくなるのは事実。
公務員を続ける=公務員以外の選択肢・可能性を自分で潰すことです。
特に意識の高い人ほど悩みやすいと感じます。
特に若手の公務員は「何もできない人材になる」ことに不安を感じる人が多い印象。
「辞められなくなる」のは、公務員のデメリットの1つですね。
③:「人生これでいいのかな」感が強い
公務員を続けていると「人生これでいいのかな」と悩みます。
- 安定した給料・信用度も高くて不自由のない生活ができる
- でも仕事は面白くないし、やりたいことでもない
総じて「日々の消耗を犠牲に安定を得ている」気がしてモヤモヤするんですよね。
その現状に、なんとなく「人生これでいいのかな」と悩みます。
ただ、待遇は良い・やりたいことも特にないので、辞めるには至りません。
でも心のモヤモヤは常に残り、将来への漠然とした不安につながります。
この先数十年公務員を続ける=自分が上司のようになるイメージがつかないことも。
総じて「金銭は安定しているけど精神は安定していない」状態に陥りがちです。
将来が不安な公務員へ←新しい行動をしよう

安定している公務員も、長い人生を考えると不安に感じることが多いです。
僕も公務員時代、いつも将来への不安を抱いていた気がします。
ただ僕の経験上言えるのは、不安なのは「何もしていないから」です。
何もしていないと、起こってもいないのに物事をネガティブに考えがち。
視野も広がらないので、自分の可能性を自分で閉ざしてしまいます。
一方、何かしていればネガティブになる暇なんてないです。
加えていろいろな可能性が見えるので、新しく行動を始めて損はありません。
①:転職活動
将来に漠然と不安があるなら、転職活動をするのも1つです。
- 公務員意外にどんな仕事があるのか
- 自分の興味を持てそうな仕事はあるか
- より自分に合った仕事はあるか
「他の可能性」を知ることができるので、かなり有意義です。
なお、別に転職活動したからといって、必ずしも転職する必要はありません。
仮に内定をもらっても辞退することは可能ですし、他の可能性・自分の価値や想定年収を知るのは、かなり視野が広がるはず。
実際「転職活動して内定を得たけど公務員を続ける選択をした」人も結構います。
転職活動することで、公務員の仕事の魅力に気づける可能性もありますよ。
【無料】おすすめの転職サイト
最大手のリクルート系がおすすめ。
- リクナビNEXT:転職サイト
→情報収集におすすめ。特に勧誘などはない - リクルートエージェント:転職エージェント
→面談・企業紹介などのサポート。
ライトに始めるなら転職サイト、ガッツリ行うなら転職エージェントですね。
悶々と悩む時間は何も生まず、自分で動いた方が明らかに生産的ですよ。
②:スキルアップの勉強
スキルアップの勉強を始めるのもおすすめ。
専門性を高めることもできる上、通常業務にも生かせるからです。
例えば、マーケティングスキルがあれば転職・独立の可能性も出ます。
通常業務でも、事業立案・イベント集客などで生かせるでしょう。
将来的な選択肢だけではなく、今より視野が広がるはずです。
働きながら自主的にスキルアップの勉強をするのは、確かに大変です。
しかし新しいことを学ぶのは楽しく、ネガティブなことを考える暇がなくなります。
公務員は守られた身分なので、安定した待遇を享受しながら学べます。
リスクを減らしつつ新しい挑戦ができるのは大きなメリットです。
将来が不安な人ほど、勉強して不安を解消させてください。
※おすすめスキル等は以下の記事で解説しています。
関連:【2021年】公務員が行うべきスキルアップとは【将来が不安な人向け】
公務員が将来に不安を抱く理由と対処法のまとめ

安定の代名詞的な公務員も、実は将来に漠然とした不安を抱えているはず。
待遇に不満はなくて社会的信頼も高いから、おそらく安定した人生は送れる。
でも「本当に人生これで良いのか」と悩みがちです。
僕も同じだったので、気持ちは本当に分かります…
精神的に安定しないと、なかなか悩みは尽きません。
でも、周りや環境が変わることはあり得ません。
不安を解消するには、自分で新しく行動することが不可欠です。
- 転職活動を少し始めてみる
- スキルアップの勉強をやってみる
身構えず気軽な気持ちで何か始めると、それがきっかけで色々変わるかもしれませんよ。
安定を得ながら挑戦して「公務員」の身分を生かすのがおすすめ。
とにかく、漠然と悩む・悶々と考えるのはマジで時間の無駄です。
思い立ったが吉日なので、少しだけ一歩を踏み出してみましょう。
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