こんにちは!元公務員のHiroshiです。
突然ですが、あなたは選挙に行っていますか?
行くor行かないは人によって異なるでしょう。
ちなみに、僕は絶対に選挙には行きません。
ただ、僕はもともと行政職の公務員として働いており、選挙で選ばれる議員の方と仕事の中での関わりが多かった立場です。
にもかかわらず、なぜ僕が選挙に絶対に行かないのか。
今回は「元公務員の僕が選挙に行かない理由」について書いていきます。
前提:もともと僕は選挙に行っていた【行かない理由の前に】

前提として、僕は選挙権を得た20歳のころ(2014年)から社会人1年目(2017年)までは選挙に行っていました。
地方選挙・国政選挙問わず、一度もサボったことはありませんでしたね。
なぜなら、選挙に行くことは当たり前であり、選挙に行かない人間が政治に対してあれこれ言う資格はないと思っていたからです。
当時、周りの友人たちは選挙に行かない人が多数派でしたので、政治に対する関心は割と高い方だったかと。
これから僕が選挙に行かなくなった理由についてお話ししますが、もともとは選挙に行っていたことを前提にしていただけたらと思います。
元公務員の僕が、絶対に選挙に行かない理由

元々は選挙に行っていた僕は、公務員2年目の2018年から選挙に行かなくなりました。
公務員として働いていたにもかかわらず、なぜ僕が選挙に行かないのか。
それは「民主主義の実態を知り、議員なんて不要なのではないかと思ったから」です。
選挙というのは、基本的に住民の代表である「議員」を決めるものです。
そして議員の仕事というのは、「民意」を反映させることですよね。
その「民意」を反映させる場として存在するのが「議会」です。
つまり、議会は議員にとって、自らの仕事を全うする上で大事な場のわけですよ。
しかし、この議会は、議員が民意を代弁する場にはなっていません。
僕は、議会の実態、つまり民主主義によって選ばれた「議員」の仕事のリアルな部分について知り、「選挙で選ばれた議員なんていらないじゃん」と思いました。
そして、「自分がいらないと思う人達に票を投じたくない」と感じ、僕は選挙に行かなくなったんです。
議会は全て茶番
- どのようなことを質問する予定なのかについて、議会事務局から担当課へ回ってくる
- 担当課と議員の間での勉強会(質問内容や答弁者を誰にするかについてのすり合わせ等を行う)
- 正式な質問内容が担当課へ回ってくる
- 課の担当職員と上司が答弁書と参考資料を作成
- 答弁者(知事や部長)に答弁の内容をレクチャー。OKが出たら答弁書の中身を質問する議員へ
- 議会本番(答弁者も質問者も事前に内容が分かった状態)
このように、議会はすべて事前にストーリーが決まっている茶番です。
茶番劇を作るだけの人に対して、1,000万円とか2,000万円の報酬を出しているわけですよ。
②の段階のときに、「お前なに言ってんの?」みたいな的外れな内容の質問をしようとすることも多々ありますし、公務員の方で質問内容を考えてあげることもしばしば。
行政側に質問を考えさせるなんて、「民意の代弁」という職務を放棄しているようなものですよね。
しかも、日本の場合は公務員側が優秀なので、大半の議員は行政側が出した条例案や予算案を右から左に受け流すように承認します(事前の根回しが完璧なのもありますが)。
こんなのぶっちゃけ誰でもできます。
民主主義の本流であるイギリスのように、行政側と議員側の接触が禁じられているのであれば、議会制民主主義には大きな意義があるでしょう。
ただ、現状の日本の議会制民主主義においては、一緒に茶番劇を繰り広げているだけ。
議会に関する仕事をするようになった2年目の夏あたりから、「マジで大半の議員は不要だな」って感じました。

議員はリスペクトのかけらもない。仕事を増やすだけの存在
また、議員は横柄な態度をとる人が多すぎる上、公務員の仕事を増やすだけの存在であることも、僕が議員なんていらない&議員を選ぶ選挙に行かなくなった理由の1つ。
議員というのは住民に選ばれているので、基本的に身分が上の人であることは間違いありません。
でも、議員だから一般人よりも偉いとかは本来ないはず。
まぁ実質的には議員は偉いのですが、議員自らが「自分は議員だから偉い」ということを態度に出すのは違いますよね。
でも議員は基本的にめちゃくちゃ横柄です。
意味不明な事業のアイディアを出し、それが採用されないと謎に怒ったり、公務員に対しても急に仕事を振ってきたりするわけですよ。
偉い人(議員)が何か言うと、採用にせよ不採用にせよ、議員を納得させるための根拠を提示する必要があります。
そしてその根拠を示すためにも、かなりの時間を割いて資料を作るんですね。
まぁその議員の意見が的を射ているものであれば良いのですが、全く的外れであることも少なくありません。
となると、議員は単純に「仕事を増やすだけの存在」に過ぎなくなるんです。
「議員がいない(or少ない)方が、公務員は大事な仕事に集中できるし、また残業代や議員に与える報酬も減らせるから、住民にも利益がある」
こう何回思ったかわかりません(笑)。
つまり僕の中で、民主主義(=選挙)は、余計な仕事を増やすだけで何もしない議員を生み出すものと定義されました。
僕は行政の側に入って、この民主主義のリアルを知ったからこそ、選挙に行かなくなったんです。
僕が選挙に行かない理由に関するまとめ

議会のくだらなさ・民主主義への絶望を身をもって体感したことが、僕が選挙に行かない理由です。
選挙に行かない理由としてはだいぶイレギュラーですね(笑)。
まぁ選挙には行った方が良いと思いますが、正直まだ行く気になれないんですよね。
選挙に行くということは、自分が「いらない」と思っている議員を選ぶことですし、ぶっちゃけ投票場に行く時間ももったいないですからね。
「議員を徹底的に削減する!」というマニフェストを掲げる議員がいたら、投票に行こうかなとも思いますが(笑)。